グフフライトタイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:42 UTC 版)
『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。名称は公式HPでは「グフフライトタイプ」と表記されるが、「グフ・フライトタイプ」と中黒が入る資料もある。デザインはカトキハジメ。 MS-07H-4のコンセプトを引き継いだ機体で、MS飛行試験型として8番目の改良型としてH-8の型式番号を持つ。バックパックおよび腰部のスラスターはより強力なものに変更されており、脚部には出力向上のためにエアインテークを4基備えて大型化した熱核ジェットエンジンを有する。また、バックパックとスカートアーマーには姿勢制御翼が備えられている。飛行型グフの最終型として安定した性能を発揮するが、グフはドダイYSとの連携運用を踏まえていたため、この機体の生産数は少数にとどまる。 劇中での活躍 『第08MS小隊』第11話に2機が登場し、アプサラスIIIの護衛として出撃する。アプサラスIIIの稼動を見届けてザンジバル級機動巡洋艦「ケルゲレン」に帰投した。だが、大気圏離脱中のケルゲレンがジム・スナイパーに狙撃され、その際に1機がケルゲレンと共に爆散する。脱出した1機も中破しており、ジム・スナイパーに撃墜された。また、小説版ではノリス・パッカードがグフカスタムではなく当機に搭乗し、フライトタイプ2機を率いて連邦軍司令部を奇襲するも、シロー・アマダのガンダムEz8に撃破された。その際、ヒート・サーベルをビッグ・トレーに投げつけ、旗艦の撃破には成功した(なお、イーサン・ライヤー司令官は、交戦中にビッグ・トレーを脱出していた)。 ショートフィルム『三次元との戦い』にも1機登場。パイロットはジューコフ。最終決戦の地に向かう為、川に架かる橋を渡ろうとする08小隊を橋の先でマゼラトップ砲を装備したザクIIと共に待ち伏せ、襲撃する。橋の下の水上をホバーで滑走し、橋の上を飛び越えるように滑空しながら75mmガトリング砲で攻撃し、シローのEz8を翻弄するもガトリング弾はEz8の装甲に阻まれ、互いに決定打を与えられずにいる。 戦況を打開すべく、ミケル・ニノリッチがテリー・サンダースjr協力のもと、橋の上から飛び降り宙吊りになりながら橋の下にいるフライトタイプの動きをシローに伝えた事で動きを見切られ、橋の下から飛び出した際に100mmマシンガンによる攻撃を受け、ガトリング砲を破壊される。その後、フライトタイプはヒート・サーベルを取り出して接近戦を挑み、ビーム・サーベルを構えて立ち向かってくるEz8に対してヒート・サーベルで攻撃、右肩の破壊に成功するも、ビーム・サーベルでコクピットを貫かれ撃破される。 備考 実質的に07H-4型のリファインデザインであり、設定上もYMS-07A型ベースではなく07B-3型ベースでありながら、コクピット周辺にYMS-07A型の特徴が残っている。その理由については、07B-3型との差別化を強調したいというアニメスタッフ側の意向が反映されたものだという。従来の設定とのつじつまが合わないことと、模型化した際にパーツの流用への不便さを理由にカトキは反対したが、バンダイ側の模型設計スタッフによる「模型化に支障なし」との声もあり、アニメスタッフの意向を優先させる結果となった。
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