にえ

デジタル大辞泉

に‐え〔‐ヱ〕【二会】

読み方：にえ

京都の天台宗円宗寺の法華会(ほっけえ)と、同じく法勝寺の大乗会の二つの法会。また、円宗寺の法華会と最勝会の二つの法会。

にえ【^▽沸／^×錵】

読み方：にえ

日本刀の刃と地肌との境に現れる、銀砂をまいたように輝いて見えるもの。→匂い4

にえ【煮え】

読み方：にえ

煮えること。「鍋の—が遅い」「生(なま)—」

にえ〔にへ〕【^×贄／^▽牲】

読み方：にえ

１ 神に供えるささげ物。また、天子に献上する魚や鳥などの食物。その年の新穀などを奉るのにもいう。

２ 進物。贈り物。会見のときの礼物。

「かの歌女もし我心に協(かな)わば、我はこれを—にせん」〈鴎外訳・即興詩人〉

３ あることをするために払われる物や労力。犠牲。いけにえ。

「で、まだかまだかと、美しい—のみを迫る」〈鏡花・白鷺〉

日本語活用形辞書

煮え

読み方：にえ

ア行下一段活用の動詞「煮える」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

煮える  » 「煮える」の意味を調べる

用例

腸が煮えくり返る、芋の煮えたも御存じない、煮え湯を飲まされる、業が煮える

煮え

読み方：にえ

【文語】ヤ行下二段活用の動詞「煮ゆ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

煮ゆ  » 「煮ゆ」の意味を調べる

用例

腸が煮えくり返る、芋の煮えたも御存じない、煮え湯を飲まされる、業が煮える

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文語活用形辞書

煮え

読み方：にえ

ヤ行下二段活用の動詞「煮ゆ」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。
「煮ゆ」の口語形としては、ヤ行下一段活用の動詞「煮える」が対応する。

口語形

煮える » 「煮える」の意味を調べる

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世界宗教用語大事典

にえ 【二会】

京都の円宗寺で行われた法華会と最勝会。天台三会の二つ。

にえ 【贄・牲】

①古く早稲を刈って神に供え、感謝の意を表して食べる行事。②朝廷または神に奉る土地の産物、とくに食用に供する魚・鳥など。貢物。供物。③会見の時の礼物。贈物。進物。これらのために鳥などをとる鷹狩を贄狩といい、奉る使者を贄使といい、その品を納める舎殿を贄殿という。→ 大贄

刀剣用語解説集

沸・匂い（にえ・におい）

焼入れによって生じた刃文を拡大すると、砂を蒔いたような大きな粒子の組織と、霞がかったような小さな粒子を確認することができる。科学的には両者ともにマルテンサイトと称され、同じ性質の組織だが刀剣界では、この大きな粒子を沸、霞状のものを匂と称し、刃文全体が沸主調のものを沸出来、匂いによって構成されているものを匂い出来と称する。焼入れの前に施す土置きや焼入れの条件によっても出来方が異なる。

JMnedict

贄

姓	読み方
贄	にえ

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

にえ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 08:32 UTC 版)

名詞:煮

にえ【煮え】

1. にえること。^[1]
   • にえが通る／にえ（が）足りない／なまにえ

名詞:贄

にえ【贄、歴史的仮名遣:にへ】

1. 神（後世には仏も含む）や朝廷への供え物。
   • にへは贄（ニヘ）で、動物質に限らず、植物性の食ひ物にも通じる。神と天子とに限つて言ふ語。贄すは、早稲の初穂を飯にして献る事。（折口信夫 『まれびとの歴史』）
2. 贈り物、進物。

関連語

• いけにえ

名詞:錵

にえ【錵・沸】

1. 焼きによって、刀の肌に現れる雲などに似た種類の文様。

漢字辞典

贄

贄	画数：18 音読み：シ 訓読み：にえ ピンイン：zhi4 ハングル：지 対応する英語：offering, sacrifice

錵

錵	画数：15 音読み：カ 訓読み：にえ ピンイン：hua1 ハングル：화 対応する英語：holmium, pattern on sword blade

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「にえ」の例文・使い方・用例・文例

• 少年は，子猫にえさをやるよう友達に頼んだ
• 針にえさを付ける
• かごの鳥にえさをやる
• その非難は私の心をナイフのようにえぐった
• その老人は毎日鳥にえさをやりに公園に行く
• 彼女は笑うとほおにえくぼができる
• 鳥がどのようにひなにえさをやるかを観察した
• 神にいけにえをささげる
• 神へのいけにえとして子羊を殺す
• 彼らは神に子牛をいけにえとしてささげた
• セノート、つまり石灰岩の深い穴は、かつてマヤ族によっていけにえの場所として使われていた。
• 親鳥が雛にえさをあたえている。
• ジョンは猫にえさをあげていますか？
• 彼女は熱心に小鳥にえさをやった。
• 彼女は小鳥にえさをやりながら、よくそこに座っている。
• 彼は友人を見送りにえきまでいった。
• 彼はウサギとりのわなにえさをつけた。
• 動物にえさを与えるな。
• 私は釣り針にえさを付けた。
• 私は１日２回犬にえさをやる。