マルテンサイトとは?

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Weblio 辞書辞書・百科事典鉄鋼用語マルテンサイトの解説 

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マルテンサイト 5 [martensite]

鋼を赤熱状態から急冷して得られる非常に細密組織、またはその組織をつくる板状またはレンズ状の微小結晶炭素過飽和に固溶しており、きわめて硬い

焼き入れ


鉄鋼用語

吉崎メッキ化工所吉崎メッキ化工所

マルテンサイト

martensite
元のオーステナイトと同じ化学組成をもつ体心正方晶又は体心立方晶準安定固溶体(α'又はαM略記)。
備考オーステナイト急冷した場合に、Ms点以下の温度拡散を伴わずに変態して生じる。オーステナイト塑性変形によって生じることもある。


材料用語

材料屋.com材料屋.com

マルテンサイト

マルテンサイトは、C(炭素)を過飽和に固溶した体心立方構造の鉄。
面心立方構造オーステナイト急冷すると、Fe(鉄)原子移動できず、結晶系 だけが低温安定フェライト体心立方構造)に近いものに変わり、 歪んだ形で硬化したものである


ウィキペディア

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マルテンサイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2009/11/01 10:44 UTC 版)

マルテンサイト(martensite, α'鋼)は、Fe-C系炭素鋼を、安定なオーステナイトから急冷する事によって得られる組織。ドイツの冶金学者アドルフ・マルテンス(Adolf Martens)が発見したため、この名称がある。

刀の作成段階で見られる焼入れなどは、鋼をこの組織へと変態させる作業の事である。組織構成は、オーステナイトが炭素を固溶したままの状態で体心正方格子を取る構成で、炭素を含有する鉄合金では組織は非常に硬くて脆い層組織である。しかし工業的には高靱性が要求されることから、できた炭素含有鉄合金を焼き戻しすることで焼戻しマルテンサイトにして使用する。

炭素鋼は727℃以上の高温ではオーステナイト(面心立方格子)が安定な組織である、常温ではフェライト(体心立方格子)とセメンタイトの層状組織であるパーライトが安定な組織である。 また、オーステナイトへの炭素の固溶限は、フェライトのそれより高く、安定なフェライトへ変態するには結晶中から炭素を移動させなければならず、移動のための拡散が伴わなければならない(拡散変態)。 しかし、拡散が十分に起こらない速さで冷却することにより炭素が体心立方格子の一軸を引き伸ばし、そこへ炭素が進入した結晶構造となり準安定な状態となる(無拡散変態)。 この変態によって歪んだ結晶となるため、焼入れを行うと多くの場合変形を伴う。

また、さらに常温でオーステナイトの状態の鉄に応力を加えることによりマルテンサイトを生じることもある。これを応力誘起マルテンサイトとよぶ。マルテンサイト系の形状記憶合金はこの変態を利用したものである。

マルテンスが19世紀末に発見した組織であるが、実用上はすでに人工的に利用されていた鋼の組織で、一時期マルテンサイトであることが鋼の定義でもあった。日本でもすでに日本刀などの刃先に形成されていたものを科学的に再認識したものである。

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