『WHAT WAR MEANS』の出版とフィッチの渡米とは? わかりやすく解説

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『WHAT WAR MEANS』の出版とフィッチの渡米

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/20 13:50 UTC 版)

ハロルド・J・ティンパーリ」の記事における「『WHAT WAR MEANS』の出版とフィッチの渡米」の解説

ティンパーリ南京城内の安全区委員会メンバーであったジョージ・アシュモア・フィッチマイナー・シール・ベイツからの報告安全区委員会文書、その他各地日本軍暴行に関する報告記事などをまとめ、『What War Means: The Japanese Terror in China戦争とは何か-中国における日本暴虐)』を編集する。 なお、出版にあたって南京安全区国際委員会委員あり金大学(現:南京大学教授であったマイナー・シール・ベイツへの書簡1938年2月4日付)においてティンパーリ次のように書いている。 ジョージ・フィッチ持参したマギー南京安全区国際委員会委員ジョン・マギー)のすばらしフィルム一見してから、妙案考えてます。ジョージ直ちアメリカ帰ってもらい、ワシントン国務省役人上院議員などにこの話をするよう進言しました効果てきめんです。中国人への同情喚起されて、(中略ハル国務長官からは会見申し込まれるだろうし、(ルーズベルト大統領とも会う事になるかもしれません。(中略)行くとすれば早いほうが望ましいので、飛行機になると思います資金の手配はしているところです。 まもなくフィッチ渡米し政府関係者面会し以後7ヶ月ものあい全米各地講演会開いた北村稔ティンパーリフリーランス記者として厳しい生活をしていたと思われている話があることを元にフィッチ米国行き飛行機代の資金源国民党ではないか考えている。 ティンパーリは、1938年4月初めに上海からロンドン向い7月ヴィクター・ゴランツ書店英語版)から『What War Means: The Japanese Terror in China』を刊行したヴィクター・ゴランツイギリスSF・ファンタジー・ミステリー主体とする出版社経営者で、彼自身社会主義者であった一方で当時ソ連フィンランド侵攻批判するなど硬骨漢であることで知られイギリス代表的な左翼知識人であったティンパーリの『WHAT WAR MEANS』はレフト・ブッククラブ(LEFT BOOK CLUB,左翼叢書)という叢書ひとつとして刊行された。同叢書からはエドガー・スノー中国の赤い星』やアグネス・スメドレー中国抵抗する』なども刊行されている。また『WHAT WAR MEANS』は刊行同時に中国語訳出版された(由楊明訳『外人目睹中之日軍暴行漢口民国出版社1938年7月)。刊行後ティンパーリ米国旅行した後、マンチェスター・ガーディアン紙やASIA誌を辞し1939年3月頃、重慶入った1939年4月?)から1943年3月まで、ティンパーリ中国国民党中央宣伝部顧問となる。その後1943年から1945年まで連合国(のInformation Office勤務

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