WINO WINOの概要

WINO

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 07:00 UTC 版)

WINO
別名 ボグ・マイトルスター
出身地 日本
ジャンル ロック
活動期間 1995年 - 2002年
2024年 -
レーベル SPEEDSTAR RECORDS
メンバー

主に90年代のUKロック、そのムーヴメントであるブリットポップに影響を受け、日本のUKロックファン層を中心に支持された。アニメ「HUNTER×HUNTER」のオープニングテーマ「太陽は夜も輝く」がスマッシュヒットするも、その後の契約関係でメジャーでの活動が困難となり、4thアルバム『EVERLAST』リリースに伴う全国ツアー終了後の2002年11月に解散。2024年2月に再始動[1]

概要

明治学院大学在学中、高校時代からの友人であった吉村(Vo)、外川(G)に、上京してきた久永(G)を加え、1995年(平成7年)9月ボグ・マイトルスターとして結成、そこに同大学の川添(B)、黒沼(Dr)が加入し、1996年(平成8年)3月に現在のWINO(ワイノ)と改名。同年インディーズ・コンピレーションアルバム『RETURN OF GUITAR LIGHTNING HORROR SMILIN'』(Gods Pop Records)をズボンズLucy Van Peltペンギンノイズ等と参加しリリース。その後インディーズからのリリースを経て、1998年(平成10年)9月、マキシシングル「Devils Own[mix No.4]」でデビュー。1999年(平成11年)2月、外資系レコード店を中心に強力なタイアップの下、満を持して1stアルバム『Useless Music』をリリース。その年の夏にはフジロックフェスティバルに出演、暮れには2ndアルバム『WINO』をリリースした。そのリリースに伴ったツアーのセミファイナル(2000年(平成12年)3月14日)では赤坂ブリッツでワンマンライブを行い成功を収めるなど(その模様はNHK-BS2の『新・真夜中の王国』にて放送された)、デビュー後1年半は特に精力的な活動を行った。その後2001年(平成13年)5月にバンドにとって最高のヒットシングルとなった「太陽は夜も輝く」を含む3rdアルバム『Dirge.no9』を発表。ほどなくして2002年(平成14年)8月に4thアルバム『EVERLAST』を発表したが、それに伴う2回目のツアーHERE COMES THAT FEELING!終了後の11月22日、ライブ“Club Snoozer”への出演を最後に自身の所属事務所であるアロハ・プロダクションのホームページ上において解散を発表した。ファンクラブはFC WINO。

メンバー

  • 吉村潤(Vocal/1975年(昭和50年)10月19日生まれ) イギリス/オランダ育ち.A型
    • バンドの楽曲の約8割を作詞作曲する。幼少時に父親の仕事の関係で3歳までイギリスロンドン郊外、その後13歳までオランダロッテルダムで暮らす。
    • 髪型をよく変え、アルバム、ライブ、イベントごとなど、常に新しい髪形を試みることでも知られている。
    • バンド活動中においては唯一の既婚者で一児(長女)の父親でもある。4thアルバムの収録曲「Chelsea Girl」はその娘に捧げられた。
    • 現在は国内とハワイを拠点に自身のソロプロジェクト『JUN』においてポップなエレクトロサウンドをベースに音楽活動を継続している。
    • 2016年、ハワイにサーフカルチャーを中心としたアートギャラリー「Polu Gallery」を設立した。
  • 久永直行(Guitar/1975年(昭和50年)4月2日生まれ)岡山県出身.O型
    • リードギター担当。
    • オダギリジョーとともに高校時代バンドを組んでいた。
    • 使用ギター…1stでは友人に借りたオービル・レスポール・カスタム
    • 使用アンプ…マッチレス
    • 解散後、Gold77のメンバーとして活動する傍ら、2006年(平成18年)からはインディー・レーベル「CITY RECORDS」を自身で起ち上げ、数組のアーティストの音源(「THE HIGH STREETS」/「EERECTIONN」/「LISTEN TO THE SILENCE」)をリリース。現在はレーベル運営やシンガー・ソングライターとしての活動を開始する一方、THE HIGH STREETSやバンド・オダギリジョーのギタリストとして作曲を担当。またプロデューサーとしての活動も開始している[2]
    • 2008年(平成20年)10月22日に自身初のソロ・アルバム『黒猫殺人事件(上)』をリリース。このアルバムは(上)(中)(下)と続く3部作の第1弾で、古くからの友人であるオダギリジョーやUMU(FREAKYFROG/ex. BEAT CRUSADERS)なども参加している。[3]
    • 愛称 チョッコー
  • 外川慎一郎(Guitar/1975年(昭和50年)4月28日生まれ)東京都出身.A型
    • リズムギター担当。
    • 使用ギター…1stではフェンダークラプトン・モデル、レスポール・デラックス
    • 使用アンプ…VOX AC30
    • 現在はソロプロジェクトTOGUAR(のちThe Creeplands)として音楽活動を続ける一方、THE HIGH STREETSのベーシストとしての活動もスタートしている。
  • 川添宏之(Bass/1975年(昭和50年)11月23日生まれ) 横浜市出身.B型
  • 黒沼征孝(Drums/1975年(昭和50年)4月15日生まれ) 横浜育ち.A型
    • 愛称 ジョー
    • 2006年(平成18年)9月から外川(G)のプロジェクトThe Creeplandsのドラムスとして加入。

  1. ^ a b WINOが突如再始動、22年ぶりにライブ出演”. 音楽ナタリー (2024年1月12日). 2024年1月29日閲覧。
  2. ^ indiesmusic.com閲覧
  3. ^ bounce.com デイリーニュース2008-10-03閲覧 このアルバムはサスペンス小説のように物語調で自伝的に綴られる歌詞と、ブルース、オールディーズ、60~70年代ロック、90年代のUSオルタナなどを混ぜ合わせて抽出したようなバンド・サウンドが独特の世界観を展開している
  4. ^ バンド名の由来辞典[1]、HMV販促パンフレット1999年1月インタビュー閲覧
  5. ^ オリコンスタイル/アーティストプロフより
  6. ^ HMV販促パンフレット1999年1月インタビュー閲覧
  7. ^ オリコンスタイル/アーティストプロフを援用
  8. ^ ロッキング・オン・ジャパンNo.215 2002年1月号P217記事閲覧
  9. ^ aloha festival'99(11/9@赤坂ブリッツ)テレビ放送時WINO紹介テロップより
  10. ^ ロッキング・オン・ジャパンNo.215 2002年1月号P217「オアシスだ、シャーラタンズだ、という議論以上に、彼らの特異性にこそ目をむけるべき」を援用
  11. ^ バンド・スコア WINO Useless Music シンコー・ミュージック 1999年(平成11年)7月27日発行P4久永、外川ギターパート閲覧
  12. ^ テレビブロス2002年11月9日号P105「ジャンケンは後出しで」閲覧 内容はサザエさんのオープニングテーマについてとそれに関連してサザエカレーについて、また読者からの質問コーナーでは歌詞に出てくるドラ猫に関連してか猫舌について触れられている
  13. ^ フジテレビ『FACTORY』出演時トーク部分参照
  14. ^ 外川慎一郎(Toguar)fan site閲覧
  15. ^ NHK-BS2BEAT MOTION』トーク部分閲覧
  16. ^ スペースシャワーTVのテレビラジオ「TALK LOUD」より
  17. ^ J-POPサッカー応援歌コンピ『Football Music Album YELL』登場!”. CDJournal (2006年5月9日). 2024年1月29日閲覧。
  18. ^ WINO / THE ACTION(ALL I REALLY WANT TO DO) [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
  19. ^ ハンター×ハンター(1)”. テレビドラマデータベース. 2023年6月16日閲覧。
  20. ^ WINO / 太陽は夜も輝く [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
  21. ^ WINO / Go Straight Song! [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
  22. ^ WINO / LOVE IS HERE [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
  23. ^ POWER PLAY”. FM大阪. 2024年1月29日閲覧。






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