WINO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 07:00 UTC 版)
バンド名の由来
吉村潤(Vo)が「アルコール中毒、ワイン中毒」という意味を持つ英単語「wino」に惹かれ、「中毒性のある音楽を持ったバンド」という意味で名づけた[4]。バンド名を「ウィーノ」と誤読されることが多く、CD店でも「う」のコーナーに置かれていることがままある。
音楽性
80年代半ば~90年代のUKロックシーン、特にマッドチェスターの影響を大いに受けた太いグルーヴを持ったサウンドが特徴[5]。その流れを汲むブリットポップの親しみやすいメロディーが混在しているのも特徴的。
吉村(Vo)自身は影響の受けたアーティストについて「ラーズやキャストを聞きまくっていた」と告白している。また(似ていると言われる)ザ・ストーン・ローゼズやオアシスについては「(似ていると言っても)原体験ではないですからね」と決して熱狂的な影響を受けているわけではないことをほのめかした[6]。
デビュー当初、外資系レコード店などの強力なプッシュから見てもわかるとおり、同世代の海外バンドへの憧憬とルーツを悪びれもせず半ば確信犯的に前面に押し出したバンドのサウンドスタイル[7]は、ダンス・ミュージックとしての機能性を持ったフロア対応型のロックバンドがあまりいなかったということもあり[8]、インディーズ時代からの音楽業界の注目度は高く[9]、当時の日本のロックファンには歓迎を持って受け入れられた。ところがその一方で主にイギリスのシーンなど海外のロックを好む日本のリスナーからは、彼らの音楽的ルーツがオアシスやザ・ストーン・ローゼズ、ザ・シャーラタンズやプライマル・スクリームなどといった、当時イギリスで流行していた現役の人気バンドを容易に想起せしめるものであったため、その部分に特化して彼らを特に批判的な目で見るようになっていった[10]。
音作り
基本的に吉村が歌とギターでテープを持ってくる。それをみんなでスタジオで聴いてその場で音を出しながら決めていく[11]。
- ^ a b “WINOが突如再始動、22年ぶりにライブ出演”. 音楽ナタリー (2024年1月12日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ indiesmusic.com閲覧
- ^ bounce.com デイリーニュース2008-10-03閲覧 このアルバムはサスペンス小説のように物語調で自伝的に綴られる歌詞と、ブルース、オールディーズ、60~70年代ロック、90年代のUSオルタナなどを混ぜ合わせて抽出したようなバンド・サウンドが独特の世界観を展開している
- ^ バンド名の由来辞典[1]、HMV販促パンフレット1999年1月インタビュー閲覧
- ^ オリコンスタイル/アーティストプロフより
- ^ HMV販促パンフレット1999年1月インタビュー閲覧
- ^ オリコンスタイル/アーティストプロフを援用
- ^ ロッキング・オン・ジャパンNo.215 2002年1月号P217記事閲覧
- ^ aloha festival'99(11/9@赤坂ブリッツ)テレビ放送時WINO紹介テロップより
- ^ ロッキング・オン・ジャパンNo.215 2002年1月号P217「オアシスだ、シャーラタンズだ、という議論以上に、彼らの特異性にこそ目をむけるべき」を援用
- ^ バンド・スコア WINO Useless Music シンコー・ミュージック 1999年(平成11年)7月27日発行P4久永、外川ギターパート閲覧
- ^ テレビブロス2002年11月9日号P105「ジャンケンは後出しで」閲覧 内容はサザエさんのオープニングテーマについてとそれに関連してサザエカレーについて、また読者からの質問コーナーでは歌詞に出てくるドラ猫に関連してか猫舌について触れられている
- ^ フジテレビ『FACTORY』出演時トーク部分参照
- ^ 外川慎一郎(Toguar)fan site閲覧
- ^ NHK-BS2 『BEAT MOTION』トーク部分閲覧
- ^ スペースシャワーTVのテレビラジオ「TALK LOUD」より
- ^ “J-POPサッカー応援歌コンピ『Football Music Album YELL』登場!”. CDJournal (2006年5月9日). 2024年1月29日閲覧。
- ^ “WINO / THE ACTION(ALL I REALLY WANT TO DO) [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “ハンター×ハンター(1)”. テレビドラマデータベース. 2023年6月16日閲覧。
- ^ “WINO / 太陽は夜も輝く [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “WINO / Go Straight Song! [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “WINO / LOVE IS HERE [廃盤]”. CDJournal. 2024年1月29日閲覧。
- ^ “POWER PLAY”. FM大阪. 2024年1月29日閲覧。
固有名詞の分類
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