TLC戦 TLC戦の概要

TLC戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/18 08:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

現在、WWEのPPVのタイトルとして使用されている。

概要

テーブルマッチを得意とするダッドリー・ボーイズ、ラダー上からの危険な技のハイフライムーブを得意とするハーディー・ボーイズ、イスを使ってのダブル攻撃を得意とするエッジクリスチャンのタッグ王座をめぐる抗争のデスマッチ形式として始められた。 このデスマッチ形式を考え出したのは、当時コミッショナーを務めていたハードコアの帝王ミック・フォーリーである。

試合に際して、リング内外に凶器が設置され、試合中に自由に使うことができるようになっている。特に、机と椅子は攻撃で利用した際に破壊されることが多く、あらかじめ多くの机や椅子が用意される。対戦相手を机の上に横たえて、机めかげてムーンサルトプレスやスワントーンダイブなどの飛び技を繰り出し、机まで破壊される光景が試合のハイライトの1つである。

2002年にWWEのTV番組、RAWで行われたTLC戦(参加者 : クリス・ジェリコクリスチャンジェフ・ハーディーロブ・ヴァン・ダムババレイ・ダッドリースパイク・ダッドリーケイン)は、1993年から始まったロウの10年間における最高の試合として、2003年のロウ10周年記念番組にて「最高の試合賞」に賞された。(この試合でケインはハリケーン(現グレゴリー・ヘルムズ)と組んで対戦予定だったが、直前にハリケーンはトリプルHリック・フレアーに襲われて出場不能となり、ケインだけ相棒がいない状態で戦った)

2006年には、エッジと、リック・フレアーがこの形式で初めてWWE王座戦を行った。

また、TNAではフル・メタル・メイヘムFull Metal Mayhem)という、TLC戦から派生した試合形式が存在する。

日本では主にDDT大日本プロレスで採用されている。ユニオンプロレスでは机の代わりにハンマー(Tonkachi)が使用される。大日本では2014年5月5日横浜文化体育館でのBJW認定デスマッチヘビー級選手権試合にて蛍光灯を300本追加された上で行われている。全日本プロレスでも2012年3月4日後楽園ホールでのTEAMビチッと! vs. GET WILDがTLC戦として行われた。

歴代試合結果(WWE)

WWFタッグ選手権試合
エッジクリスチャン(c) vs ハーディー・ボーイズマット・ハーディージェフ・ハーディー) vs ダッドリー・ボーイズババ・レイ・ダッドリーディーボン・ダッドリー
(エッジ&クリスチャンがWWFタッグ王座を防衛)
WWFタッグ選手権試合
●ダッドリー・ボーイズ(c) vs エッジ&クリスチャン○ vs ハーディー・ボーイズ
(エッジ&クリスチャンはダッドリー・ボーイズからWWFタッグ王座を奪取)
WWFタッグ選手権試合
クリス・ベノワクリス・ジェリコ(c) vs エッジ&クリスチャン vs ハーディー・ボーイズ vs ダッドリー・ボーイズ
(クリス・ベノワ&クリス・ジェリコはWWFタッグ王座を防衛)
WWEタッグ選手権試合
ケインザ・ハリケーン(c) vs クリス・ジェリコ&クリスチャン vs ババ・レイ・ダッドリー&スパイク・ダッドリー vs ロブ・ヴァン・ダム&ジェフ・ハーディー
(ケイン&ザ・ハリケーンがWWEタッグ王座を防衛)
WWE王座選手権試合
○エッジ(c) vs リック・フレアー
(エッジがWWE王座を防衛)
WWE王座選手権試合
●エッジ(c) vs ジョン・シナ
(ジョン・シナがWWE王座を奪取)
WWE・世界ヘビー級王座決定戦
○エッジ vs ジ・アンダーテイカー
(エッジが勝利し、空位となっていた世界ヘビー級王座を手に入れる)
WWE・世界ヘビー級選手権試合
●ジェフ・ハーディー(c) vs CMパンク
(ジェフ防衛に失敗、CMパンクが世界ヘビー級王座を奪取) 
WWE・統一タッグ選手権試合
●クリス・ジェリコ&ビッグ・ショー(c) vs D-ジェネレーションX(ショーン・マイケルズ&トリプルH)○
(D-ジェネレーションXが統一タッグ王座を奪取)
WWE王座選手権試合
ザ・ミズ(w / アレックス・ライリー)(c) vs ジェリー "ザ・キング" ローラー
(ミズがWWE王座を防衛)
WWE・世界ヘビー級選手権試合
ケイン(c) vs レイ・ミステリオ vs アルベルト・デル・リオ vs エッジ○
(エッジが世界ヘビー級王座を奪取)
WWE王座選手権試合
○CMパンク(c) vs アルベルト・デル・リオ vs ザ・ミズ
(パンクがWWE王座を防衛)
ザ・シールドセス・ロリンズ&ディーン・アンブローズ&ロマン・レインズ) vs チーム・ヘル・ノー(ケイン&ダニエル・ブライアン)&ライバック
(TLC戦では初のピンフォール&ギブ・アップ決着方式が採用された)
WWE王座選手権試合
○CMパンク(c) vs ライバック●
(CMパンクがWWE王座を防衛)
WWE王座&世界ヘビー級王座統一戦
○ランディ・オートン vs ジョン・シナ●
(オートンが王座を統一)
ブレイ・ワイアット vs ディーン・アンブローズ●
WWE王座選手権試合
シェイマス(c) vs ロマン・レインズ●
(シェイマスがWWE王座を防衛)
WWE世界王座選手権試合
AJスタイルズ(c) vs ディーン・アンブローズ●
(AJスタイルズがWWE世界王座を防衛)
3対5 ハンディキャップ戦
カート・アングル&ディーン・アンブローズ&セス・ロリンズ vs ケイン&シェイマス&セザーロ&ブラウン・ストローマン&ザ・ミズ●
ブラウン・ストローマン vs バロン・コービン
3WAY WWE・スマックダウン女子選手権試合
ベッキー・リンチ(c) vs シャーロット・フレアー vs アスカ
(ベッキーが王座防衛に失敗)
○キング・コービン vs ロマン・レインズ●
WWE女子タッグ選手権試合
○カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)(c) vs ベッキー・リンチ&シャーロット●

関連項目




「TLC戦」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「TLC戦」の関連用語

TLC戦のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



TLC戦のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTLC戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS