THE 功夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/21 06:52 UTC 版)
ジャンル | 横スクロールアクション |
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対応機種 |
PCエンジン (PCE) 対応機種一覧
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開発元 | ハドソン |
発売元 |
ハドソン NEC-HE |
音楽 | 井上大介[2] |
人数 | 1人 |
メディア | 2メガビットHuCARD[3] |
発売日 |
1987年11月21日 1989年 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 |
型式: HC62001 TGX020008 |
拳法家である王(ワン)が暗黒大帝「星厳呉」に乗っ取られた中国功夫界を救うため、様々な拳法の使い手を倒していく内容となっている。3つのシーンに分割されたステージ4つをクリアすると、1周クリアとなり、エンディングの後に2周目がスタートする。全3周[4]。敵キャラクターには小動物や飛んでくる小道具といったものから、「イー」「リャン」「サン」といった戦闘員も登場する。
本作はPCエンジンのローンチタイトルとして発売される予定であったが、発売直前にバグが発見され発売が延期となった。そのため実際の発売時期はPCエンジン発売から約1か月後になったが、パッケージのボリュームナンバーは当初の「Vol.1」のままとなっている[5]。
2004年に携帯電話ゲームとして配信された他、バーチャルコンソール対応ソフトとして2007年にWii、2013年にニンテンドー3DS、2014年にWii Uにてそれぞれ配信された他、2010年にはPlayStation 3およびPlayStation Portable用ソフトとしてゲームアーカイブスにて配信された。その他にもいくつかのゲーム機やネットサービスでゲームデータ配信(もしくはプリインストール)されている(詳細は#移植版を参照)。
ゲーム内容
システム
7個分の画面からなる道中(「ノーマル面」)の他に、「対決面」「ボーナス面」が存在する[6]。
王には「パワー」の概念があり、敵キャラクターに触れるなどしてダメージを受けるごとに1つずつ減少するが、烏龍茶や特定の敵キャラクターを攻撃することで回復させられる。パワーゲージは10個までしか表示されず、1~10個の場合は銀色で表示、11個以上ある場合は金色で表示される。
ステージ最後の対決面をクリアした後にボーナスステージが存在する(ステージ4を除く)。タイミング良くボタンを押すことでヌンチャクを操り、壺を割って得点を得るステージ。カーソルが「MAX」に近いほど割る力が強くなり高得点が得られるが、「MIN」に近いとヌンチャクが体に当たり終了となる(ミスにはならない)。「MAX」で割るとボーナス点の他に体力回復(パワー残量により1~10個分)が付く。
パワーが0になると残機が一つ減り、残機が0になるとゲームオーバーとなってしまう。
技
- 通常技
- 正面づき(立ちパンチ)
- 下段づき(しゃがみパンチ)
- 正面蹴り
- 飛び蹴り
- 斜め飛び蹴り
- 必殺技
- デカパンチ - ボスから攻撃を2発喰らった後のパンチ攻撃。大きな拳で殴る技で、パワー3つ分の威力がある。
- 百烈拳 - ボスから攻撃を3発喰らった後のパンチ攻撃。パンチの連打で、パワー4つ分以上(ボスとの間合いで変動)の威力がある。
ストーリー
中国の功夫は、今危機を迎えていた。邪悪な暗黒大帝が中国功夫最大の城「洛陽閣」(ルーヤンカク)を乗っ取ったのである。
正義に燃える「王」(ワン)は悪を倒すべく洛陽閣へ向かった。
- ^ THE功夫についてのメモの続き – Colorful Pieces of Game
- ^ 岩崎啓眞の発言(笹川敏幸の発言の引用)より[1]。
- ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、13頁。
- ^ 3周すると「GIVE UP!」と表示されて終了となる。
- ^ PCエンジン その1 | 高橋名人オフィシャルブログ「16連射のつぶやき」Powered by Ameba
- ^ 取扱説明書より。
- ^ 太田亮三 (2004年6月7日). “ハドソンがiモードでPCエンジンソフト配信、第1弾は「THE 功夫」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
- ^ “ハドソン、「PC Engine」のゲームをiアプリに移植” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年6月8日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “懐かしの名作が携帯で遊べる「PCエンジンコーナー」開設!第1弾は『THE功夫』” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2004年6月8日). 2020年3月5日閲覧。
- ^ “『マリオストーリー』など注目作続々 Wiiのバーチャルコンソール最新ラインアップをお届け!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2007年5月25日). 2019年12月28日閲覧。
- ^ GAME Watch編集部 (2010年1月21日). “ダイジェスト・ニュース” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年12月28日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2013年12月18日). “『THE 功夫』3DSバーチャルコンソールで配信決定 ― PCエンジンのローンチタイトル、巨大なキャラでカンフーアクション” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年12月28日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2014年4月23日). “Wii Uバーチャルコンソール4月30日配信タイトル ― 『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』らGBAソフト6本と『R-TYPE』らPCEソフト2本” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年12月28日閲覧。
- ^ a b 「PCエンジンソフト完全カタログ 1987年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、30頁。ISBN 9784866362670。
- 1 THE 功夫とは
- 2 THE 功夫の概要
- 3 敵キャラクター
- 4 移植版
- 5 評価
固有名詞の分類
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