Sony Tablet S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 17:28 UTC 版)
概要
2011年4月26日に東京都内で開催された発表会で、『S1』として初公開[3]。2011年9月1日に、市販モデルの『Sony Tablet S』が公開された[4]。
ディスプレイはソニー独自の技術を搭載したTruBlack(トゥルーブラック)ディスプレイ9.4型WXGA(1280×800)の静電容量式のフルタッチパネルが搭載されている[5]。また本体の片側に厚みを持たせた「偏重心デザイン」を採用し、持った際に軽く感じられるよう工夫されている[6]。
本製品はWi-Fiモデルが2機種、Wi-Fi+3Gモデルが1機種発売され[5]、Wi-Fi+3GモデルはNTTドコモが取り扱うことになっているが、NTTドコモブランドではなくSONYブランドとして発売される[7]。
本体を乗せたときにフォトスタンドとして使える様になる専用のクレードルや、Bluetooth対応のQWERTYキーボード、専用キャリングケースなどがオプションとして発売されている[8]。
カメラは511万画素のCMOSセンサー、Xperiaなどの携帯電話用に開発された「裏面照射技術」である「Exmor R for mobile」が搭載されており、表面照射型に比べ高感度、低ノイズを実現しており、暗闇でもフラッシュなしで撮影が可能となっている[6]。
DLNA機能が搭載されており、Wi-FiやHDMIなどで接続したテレビに、本端末に保存している写真や動画などを映し出したり、音楽をワイヤレススピーカーに出力することが可能となっている[9]。
センサーには3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサーが搭載されている[6]。
Wi-FiにおいてはIEEE802.11b/g/nに対応している[6]。
2012年5月24日には、日本でのAndroid 4.0.3へのアップデートを開始[10]。ソニー独自の仕様拡張でスモールアプリに対応した[11]。
Wi-Fi+3G対応モデル
Wi-Fi+3GモデルはFOMAハイスピードに対応しており、ダウンリンク14Mbps/アップリンク5.7Mbpsが利用可能となっている。その際はNTTドコモのインターネット接続サービスである、spモードかmopera Uを利用し、定額データプランなどを利用することとなる。spモードに契約した場合、iモードメールと同様に、@docomo.ne.jpドメインのメールをプッシュ型で利用することが可能となる。またGPRS通信にも対応しているため、WORLD WINGを契約することで海外でも利用が可能となっている。
Wi-Fi+3Gモデルの機能
主な対応サービス | |||
---|---|---|---|
タッチパネル/加速度センサー | Bluetooth | ||
WiFi IEEE802.11b/g/n | |||
GPS | spモード/Eメール/ |
デコメール/デコメ絵文字/ |
|
デジタルオーディオプレーヤー(WMA)(MP3他) | GSM/3Gローミング(WORLD WING) | フルブラウザ/Flash Player 10.3 | |
Androidマーケット/ドコモマーケット | Gmail/Google Talk/YouTube/Picasa | バーコードリーダ/ |
コンテンツ
Sony Tablet Pと同様に、PlayStation Certifiedを利用することができ、初代PlayStationのゲームを利用することが可能となっている。また みんなのGOLF2がプリインストールされている。
ソニーのオンラインブックストアのReader Storeにも対応しており、ソニー・リーダーなどで閲覧可能な電子書籍の購入などが可能となる。
Sony Entertainment Network(ソニーエンタテインメントネットワーク)ではVideo Unlimited(ビデオ・アンリミテッド)で、映画やテレビ番組をダウンロードが可能となっている。
Xperiaなどと同様、PCとの同期にはMedia Goが対応しており、動画や音楽、Pod Cast配信を取り込むことが可能となっている。
- ^ 主な仕様 | Sシリーズ | Xperia(TM) Tablet | ソニー - SONY
- ^ 【IFA 2012】ソニー、NFC対応Xperiaや4K BRAVIAを披露-無線LAN搭載のNEX、新HMD。"Kando"を世界に - AV Watch 2012年 8月 30日AV Watch
- ^ “ソニー、Androidタブレット2製品を発表”. ケータイWatch. (2011年4月26日)
- ^ “ソニー、Androidタブレット2シリーズ4製品を発表”. ケータイWatch. (2011年9月1日)
- ^ a b “持ちやすさや携帯のしやすさを追求した独自のデザインを採用 サクサクとした快適な操作感でネットワークサービスやアプリケーションを楽しめる Android™搭載タブレット端末“Sony Tablet”2機種 発売”. SONY. (2011年9月1日)
- ^ a b c d “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 1
- ^ “Sony TabletTM SおよびSony TabletTM Pの取り扱いを開始”. NTTドコモ. (2011年9月1日)
- ^ “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 3
- ^ “ソニーが“Sony Tablet”の詳細を発表――9月17日より順次発売”. ITmedia. (2011年9月1日). p. 2
- ^ “Sony TabletのAndroid 4.0バージョンアップ、5月24日に開始”. ケータイWatch. (2012年5月18日)
- ^ “Android 4.0.3搭載の「Sony Tablet」で“スモールアプリ”を試す”. ITmedia. (2012年3月27日). p. 1
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