雀魂 -じゃんたま- 反響

雀魂 -じゃんたま-

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/23 23:40 UTC 版)

反響

本作は中国国内向けにPCブラウザ用ゲームとしてサービス開始されるや否や、一躍人気タイトルとなった[21]。 Yostarの代表取締役社長・李衡達はヒットの要因が複数あるとしたうえで、ゲーム内のチャット機能やスタンプ機能が中国のSNS環境と相性が良かったことや、キャラクターの魅力などが評判を呼び、口コミ効果で人気が広がったと、日本のウェブサイト「NEXT MARKETING 」が2020年に行ったインタビューの中で説明している[21]

また、日本国内においてもプロアマ問わず様々な人々がプレイしていることに加え、ユーザー同士の対戦や企業間対抗戦などの盛り上がりを見せている[22]。IGNの丹祐希代は、その理由として、大会戦によってユーザー主催の大会を開くハードルが下がったことに加え、バーチャルYouTuberによる実況動画などの施策が功を奏したと推測している[22]。その一方、丹は、チュートリアル機能が実戦形式ではないため、プレイ前にはある程度麻雀の知識を備えておいた方が楽しめると述べている[22]

ゲーム実況での人気も根強い。配信技研の調査によれば、2022年1月に『雀魂』は動画サイトで2352時間ライブ配信され、それらがユーザーによって約1億2900万分視聴された[23]。これは、日本語で発信されているゲームカテゴリでは13番目に高い[23]

テレビアニメ

2022年4月から6月まで『じゃんたま PONG☆』が毎日放送TBS系列スーパーアニメイズム』枠"おしり"ほかにて放送[24][25]

放送前の3月29日には、伊東ライフちゃん天開司多井隆晴が出演するWEB限定の特別話がYouTubeにて公開された[26]

スタッフ

  • 原作・企画・制作協力 - CATFOOD STUDIO[25]
  • 監督・シリーズ構成・脚本 - 森井ケンシロウ[25]
  • 助監督 - 中西基樹[25]
  • アニメーションキャラクターデザイン - 衣谷ソーシ[25]
  • 美術監督 - 筒井典子[25]
  • 音響監督 - 濱野高年[25]
  • 音楽 - 森慎太郎[25]
  • プロデューサー - 熊ジェット、裴衍杰
  • アニメーションプロデューサー - 青木泰寛
  • アニメーション制作 - SCOOTER FILMS[25]
  • アニメーション制作協力 - 合同会社アルケ[25]
  • 企画協力 - 松竹、奥永祥正、望月信宏
  • 製作 - Yostar[25]

各話リスト

話数 サブタイトル[27] 脚本 コンテ 演出 作画監督 総作画監督 放送日
WEB限定
特別話
- モモさん 衣谷ソーシ 森井ケンシロウ 衣谷ソーシ - 2022年
3月29日配信
0話 森井ケンシロウ 4月2日
1話 雀荘・魂天神社 福岡優 衣谷ソーシ 4月9日
2話 グルメ勝負にゃ 山本雄三 - 4月16日
3話 巨大隕石襲来にゃ 衣谷ソーシ 4月23日
4話 PONG☆にゃ 4月30日
5話 働くにゃ 5月7日
6話 ソロキャンにゃ 5月14日
7話 白一色にゃ 5月21日
8話 名探偵明智 山本雄三 5月28日
9話 月の呪い 6月4日
10話 蟹工船 衣谷ソーシ 6月11日
11話 一姫覚醒にゃ! 6月18日

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[28]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域・備考 [29]
2022年4月2日 - 6月18日 土曜 1:50頃(金曜深夜) 毎日放送幹事局)をはじめとする
TBS系列全28局
秋田県福井県徳島県佐賀県を除く
字幕放送 / 『スーパーアニメイズム』枠"おしり"
2022年4月14日 - 6月30日 木曜 22:00 - 22:05 AT-X CS放送 / リピート放送あり

インターネットでは、番組放送後より雀魂公式YouTubeチャンネルにて無料で見逃し配信が行われる[28]

毎日放送TBS系列 スーパーアニメイズム
前番組 番組名 次番組
  • ※本番組のみ30分アニメ
じゃんたま PONG☆
  • ※再びおしり枠
  • ※おしり枠

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ 雀魂-じゃんたま-|英語版”. QooApp日本語. 2021年1月22日閲覧。
  2. ^ 《雀魂》海外版推出 為何中國要製日本麻雀? 製作人獨家訪問”. 香港01 (2019年4月29日). 2020年9月5日閲覧。
  3. ^ 人氣美少女麻雀遊戲《雀魂》海外版正式推出 四方桌上戰開局即打”. 香港01 (2019年4月29日). 2020年9月5日閲覧。
  4. ^ a b 【×Marketing】vol.2 麻雀ゲーム『雀魂』大流行の背景とは。麻雀初心者も惹きつけるVTuber配信の効果をキーマンに訊く”. NEXT MARKETING (2020年7月20日). 2021年1月22日閲覧。
  5. ^ 対戦型麻雀ゲーム『雀魂』WEB版のサービスを開始いたしました”. Yostar (2019年4月25日). 2022年12月13日閲覧。
  6. ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2021年2月15日). “雀魂で開催されるRMUのタイトル戦名称が『第1期闘魂杯』に決定!Vtuber「咲乃もこ」がMCに”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2021年2月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210216130856/https://mj-news.net/news/20210215155707 2021年2月23日閲覧。 
  7. ^ 雀魂 -じゃんたま- 公式ホームページ、ニュース⇒その他⇒「生放送に関するガイドライン」、2019年4月24日。
  8. ^ 雀魂大会管理ツール”. Yostar. 2021年1月22日閲覧。
  9. ^ 段位戦ルール説明”. 『雀魂 -じゃんたま-』 公式サイト - ニュース. Yostar (2021年6月15日). 2022年4月16日閲覧。
  10. ^ 雀魂では「責任払い」のルールを採用しております。”. Twitter@MahjongSoul_JP (2020年2月4日). 2021年1月22日閲覧。
  11. ^ <Tips>三人麻雀段位戦ではツモ損が有効です。”. Twitter@MahjongSoul_JP (2019年7月19日). 2021年1月22日閲覧。
  12. ^ a b 【修羅の戦】イベント内特殊対局ルールは、以下の画像通りとなるにゃ!”. Twitter@MahjongSoul_JP (2021年1月15日). 2021年8月13日閲覧。
  13. ^ 【イベント】「乱闘の間」内で成立するローカル役を紹介するにゃ!”. Twitter@MahjongSoul_JP (2019年6月7日). 2021年1月22日閲覧。
  14. ^ 特別雀士・特定雀士・新装飾品ピックアップ!”. 『雀魂-じゃんたま-』公式サイト内「ニュース」. 株式会社Yostar (2021年12月20日). 2022年8月6日閲覧。
  15. ^ 対戦型麻雀ゲーム「雀魂-じゃんたま-」、TVアニメ「咲-Saki- 全国編」とのコラボが本日開催”. GAME Watch. インプレス (2021年1月15日). 2021年4月18日閲覧。
  16. ^ 「雀魂」にてTVアニメ「賭ケグルイ××」とのコラボが4月22日より開催!コラボ雀士として蛇喰夢子や早乙女芽亜里が登場”. Gamer (2021年4月19日). 2021年4月23日閲覧。
  17. ^ 『雀魂』×『アカギ』のコラボイベントが10月28日メンテナンス後よりスタート。アカギと鷲巣が参戦するほか、期間限定特殊ルールとして“鷲巣麻雀”が登場!”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2021年10月21日). 2021年10月22日閲覧。
  18. ^ 「雀魂」×アニメ「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」のコラボは4月27日のメンテ後にスタート,4gamer.net,2022年4月15日
  19. ^ MahjongSoul_JPのツイート(1518062169874522113)
  20. ^ 雀魂と「咲-Saki- 全国編」のコラボ第二期が11月16日から開催!,キンマweb,2022年11月7日
  21. ^ a b 【×Marketing】vol.2麻雀ゲーム『雀魂』大流行の背景とは。麻雀初心者も惹きつけるVTuber配信の効果をキーマンに訊く” (日本語). NEXT MARKETING (2020年7月20日). 2022年4月24日閲覧。
  22. ^ a b c 丹祐希代 (2021年2月1日). “【今月の流行りゲー】麻雀ゲームとして異例の地位を築く『雀魂‐じゃんたま‐』の流行を紐解く” (日本語). IGN Japan. 2022年4月24日閲覧。
  23. ^ a b 配信技研NEWS:日本ゲームカテゴリ 2022年1月 ライブ配信視聴ランキング (タイトル)” (日本語). 配信技研NEWS (2022年2月10日). 2022年5月29日閲覧。
  24. ^ “『雀魂』アニメ化決定。4月放送開始予定”. 電撃オンライン (KADOKAWA Game Linkage). (2022年1月9日). https://dengekionline.com/articles/113464/ 2022年1月9日閲覧。 
  25. ^ a b c d e f g h i j k アニメ「じゃんたま PONG☆」PV公開、コミカルな姿のキャラたちが麻雀卓を囲む”. コミックナタリー. ナターシャ. 2022年3月18日閲覧。
  26. ^ 春アニメ『じゃんたま PONG☆』VTuberやプロ⿇雀⼠出演動画公開”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2022年3月29日). 2022年4月2日閲覧。
  27. ^ YouTube公式チャンネルより。
  28. ^ a b オンエア”. アニメ「じゃんたま PONG☆」. 2022年4月2日閲覧。
  29. ^ テレビ放送対象地域の出典:

  1. ^ 麻雀牌・マット・立直棒の色や形状を変更したり、立直や和了時に光や音などの演出を追加するものである。
  2. ^ 日本国内でのプレイ環境は標準で日本語化されているが、断么九混全帯么九純全帯么九の「么」の字は中国語式に「幺」の字を用いている(zh:断幺九zh:混全带幺九zh:纯全带幺九)。
  3. ^ 友人戦や大会戦では卓作成者・主催者の任意でアシストを切ることが可能。また、段位戦でも最高位ルームの「王座の間」ではアシストが働かない。
  4. ^ 他人のゲーム画面を見ながら対戦プレイに参加することで本来知り得ない情報を入手し、対戦を有利に進めようとする行為である。



雀魂

(雀魂 -じゃんたま- から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 08:48 UTC 版)

反響

本作は中国国内向けにPCブラウザ用ゲームとしてサービス開始されるや否や、一躍人気タイトルとなった[24]。 Yostarの代表取締役社長・李衡達はヒットの要因が複数あるとしたうえで、ゲーム内のチャット機能やスタンプ機能が中国のSNS環境と相性が良かったことや、キャラクターの魅力などが評判を呼び、口コミ効果で人気が広がったと、日本のウェブサイト「NEXT MARKETING 」が2020年に行ったインタビューの中で説明している[24]

また、日本国内においてもプロアマ問わず様々な人々がプレイしていることに加え、ユーザー同士の対戦や企業間対抗戦などの盛り上がりを見せている[25]。IGNの丹祐希代は、その理由として、大会戦によってユーザー主催の大会を開くハードルが下がったことに加え、バーチャルYouTuberによる実況動画などの施策が功を奏したと推測している[25]。その一方、丹は、チュートリアル機能が実戦形式ではないため、プレイ前にはある程度麻雀の知識を備えておいた方が楽しめると述べている[25]

ゲーム実況での人気も根強い。配信技研の調査によれば、2022年1月に『雀魂』は動画サイトで2352時間ライブ配信され、それらがユーザーによって約1億2900万分視聴された[26]。これは、日本語で発信されているゲームカテゴリでは13番目に高い[26]

公式大会

本作においては、4人麻雀の上位プレイヤーが参加できる「四象戦(夏の陣・秋の陣・冬の陣・春の陣)」[27]と「四象戦」それぞれの優勝者で争う「麒麟戦」、3人麻雀の上位プレイヤーが参加できる「双聖戦」[28]を開催しているほか、企業対抗戦[29]も開催している。また日本におけるブラウザ版のサービス開始の節目を記念した「感謝杯」[30]も開催している。「四象戦」「双聖戦」における審判やルール監修は、Mリーグの審判を務める麻雀プロの梶本琢程が担当する。

雀魂インビテーショナル

  • 2022年夏より開始し、毎年夏と冬に開催している。プロ雀士のみの大型イベント。実績や段位をもとに、 雀魂が招待した16人の麻雀プロによる大会である。

参加雀士(一部選手はレベルが掲載している)

第1回

第2回

第3回

  • 日向藍子
  • 村上淳
  • 木原浩一
  • 牧野伸彦(mi1ktea・魂天Lv.1)[40]
  • 瑞原明奈(ミズちゃん・第3回優勝)
  • 朝倉康心
  • 渋川難波
  • 渡辺太(ないおトン・魂天Lv.9)[41]
  • 松本吉弘
  • 堀慎吾
  • 麻宮あかね
  • 小林剛(よんらす)
  • 土田浩翔
  • 綱川隆晃
  • 多井隆晴
  • 安井勇樹

第4回

  • 渡辺太
  • 水口美香(みずぐちむ・魂天Lv.1)[42]
  • 西乃うるり(魂天Lv.6)[43]
  • 園田賢(ソノケン・初心)
  • 伊藤高打
  • 鈴木優
  • 仲林圭
  • 綱川隆晃
  • 村上淳
  • 松本吉弘
  • 明科瑞希(Akashina・魂天Lv.9・第4回優勝)[44]
  • 朝倉康心
  • 鈴木たろう
  • 渋川難波
  • 木原浩一
  • 多井隆晴

  1. ^ 麻雀牌・マット・立直棒の色や形状を変更したり、立直や和了時に光や音などの演出を追加するものである。
  2. ^ 日本国内でのプレイ環境は標準で日本語化されているが、断么九混全帯么九純全帯么九の「么」の字は中国語式に「幺」の字を用いている(zh:断幺九zh:混全带幺九zh:纯全带幺九)。
  3. ^ 友人戦や大会戦では卓作成者・主催者の任意でアシストを切ることが可能。また、段位戦でも最高位ルームの「王座の間」ではアシストが働かない。
  4. ^ 他人のゲーム画面を見ながら対戦プレイに参加することで本来知り得ない情報を入手し、対戦を有利に進めようとする行為である。





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