阿光坊古墳群 概要

阿光坊古墳群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/06 06:49 UTC 版)

概要

本古墳群は、阿光坊遺跡、天神山遺跡、十三森遺跡で構成されており、その総称である。

この古墳群一帯は、昔から「十三森」と呼ばれて中世の武者の墓という伝承があり、大刀土師器蕨手刀勾玉などが農作業中に見つかっていた。

1986年(昭和61年)4月に、勾玉が発見されて、翌年発掘調査が行われ、さらに1989年(平成元年)から1990年(平成2年)に本格的発掘調査が行われた。7世紀前半まで溯る11号墳や県内最初となる平瓦の出土の成果が見られた。発掘では、刀、玉類、装身具、馬具、農工具などが出土した。

その後1999年(平成11年)から遺跡の範囲確認調査・測量調査・発掘調査が行われ、7世紀前半から9世紀末にかけて造られた、108基の末期古墳と8基の土坑墓が見つかっている。

古墳の大きさは、直径10メートル前後、高さ1.1メートル程度で、古代蝦夷と呼ばれた人達の、集団長の墓と見られている。

2007年(平成19年)7月26日に、国の史跡に指定された[1]

主な出土品

刀、玉類、装身具、馬具、農工具

所在地

〒039-2165
青森県上北郡おいらせ町阿光坊

脚注

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出典・参考文献

関連項目




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