粘度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 04:40 UTC 版)
動粘度
動粘度 kinematic viscosity | |
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量記号 | ν |
次元 | L2 T−1 |
種類 | スカラー |
SI単位 | 平方メートル毎秒 (m2/s) |
CGS単位 | ストークス (St) |
粘度は、毛管粘度計など、細い管のなかを自重で通過する速度(時間)によって比較できるので、絶対粘度を密度で割った動粘度(動粘性係数ともいう)が指標として用いられる。
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1 P(ポアズ) = 100 cP(センチポアズ) = 0.1 Pa・s(パスカル秒)
粘度の例 物質 粘度 / Pa·s 備考 上部マントル[8] 1021 アセノスフェアの粘度は1018–1020 Pa·s 下部マントル[8] 1022–1023 ピッチ 2.3×108 知られているもっとも粘度の高い物質の一つ。ピッチドロップ実験を参照 ガラス 4.5×106 軟化温度の定義粘度、自重で1mm/minの速度で伸びるぐらいの粘度 ガラス 104 流動温度の定義粘度、ガラス成形作業の目安の粘度 マヨネーズ 8 潤滑油 0.058 20℃ エタノール 0.001084 25℃ 水 0.000890 25℃ 空気 1.8×10−5 20℃ ヘリウム 0 超流動状態 英語版に0℃のいくつかの気体・液体についての粘度のデータがあるので参照されたい。
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- ^ Masuko,_Magill._日本レオロジー学会誌 1988.
- ^ a b 吉田_講談社 2014, pp. 268.
- ^ a b 林_東洋書店 2007, pp. 338–341.
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