皇室の儀式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 01:55 UTC 版)
臣籍降下の式
崩御・薨去
天皇・皇后・太皇太后・皇太后
- 櫬殿祗候(しんでんしこう)
- 遺体を櫬殿に安置し、崩御した天皇や皇后などに別れを告げる。一般の仮通夜にあたる。
- 拝訣の儀
- 遺された皇族が櫬殿に安置された遺体に最期の別れを告げる。
- 御舟入の儀(おふないり)
- 遺体を棺に納める一般の納棺に当たる(御舟入)。棺は内棺と外棺の二種類有り、この儀式では遺体を内側の棺に納める。
- 斂棺の儀
- 内棺を、外側の銅の棺に納める。斂棺(れんかん)が済むと霊柩(=遺体が斂められた棺)は完全に密封され、開けられることはない。
- 陵所地鎮祭の儀
- 御陵予定地を祓う儀式。
- 殯宮移御の儀(ひんきゅういぎょ)
- 天皇の棺を櫬殿から殯宮に移す儀式。これより後の殯宮での一連の儀式は一般の通夜にあたる。
- 櫬殿祓除の儀(しんでんばつじょ)
- 殯宮日供の儀(ひんきゅうにっく)
- 毎日行われる。霊前に供え物を毎日欠かさず奉る。
- 殯宮移御後一日祭の儀
- 殯宮拝礼の儀
- 殯宮二十日の儀
- 追号奉告の儀
- 霊前に追号が決まったことを奉告する。
- 殯宮三十日の儀
- 殯宮四十日の儀
- 陵所祓除の儀
- 霊代奉安の儀
- 霊代(たましろ)を宮殿の表御座所に奉安する儀。
- 斂葬前殯宮拝礼の儀(れんそう)
- 斂葬当日殯宮祭の儀
- 轜車発引の儀(じしゃはついん)
- 一般の出棺にあたる。轜車と呼ばれる霊柩車に霊柩を納め、葬場殿へと向かう。
- 葬場殿の儀
- 皇室の行事。惣華輦に遷しかえられた霊柩が葬場殿に向かう。惣華輦ごと葬場殿に安置され、一般の葬儀・告別式にあたる神式の葬場殿の儀が行われる。
- 大喪の礼
- 国事行為。国葬で、天皇のみ行われる。宗教色は出来るだけ排される。
- 陵所の儀
- 埋葬の儀式。陵の御須屋(おすや、仮設の建物)直下に設けられた石槨に霊柩を納め、皇族が順次砂を掛ける。この後、御須屋が撤去され、円墳が築かれて陵が完成する。
- 権殿日供の儀
- 山陵日供の儀
- 斂葬後一日権殿祭の儀
- 権殿五十日祭の儀
- 斂葬後一日山陵祭の儀
- 山陵五十日祭の儀
- 倚廬殿の儀(いろでん)
- 喪に服す。
- 権殿百日祭の儀
- 山陵百日祭の儀
- 山陵起工奉告の儀
- 山陵竣工奉告の儀
- 権殿一周年祭の儀
- 山陵一周年祭の儀
- 御禊の儀(みそぎ)
- 大祓の儀
その他の皇族
- 正寝移柩の儀
- 正寝日供の儀
- 正寝移柩後一日祭の儀
- 正寝十日二十日三十日四十日及五十日祭の儀
- 墓所地鎮祭の儀
- 墓所祓除の儀
- 霊代安置の儀
- 斂葬当日柩前祭の儀
- 霊輿発引の儀
- 斂葬の儀
- 葬場の儀
- 墓所の儀
- 正寝祓除の儀
- 斂葬後一日権舎祭の儀
- 権舎日供の儀
- 斂葬後一日墓所祭の儀
- 墓所日供の儀
- 権殿十日二十日三十日四十日及五十日祭の儀
- 山陵十日二十日三十日四十日及五十日祭の儀
- 御禊の儀
- 権舎百日祭の儀
- 山陵百日祭の儀
- 権舎一周年祭の儀
- 墓所一周年祭の儀
- ^ (椎谷 2002, pp. 135–140)
- ^ a b (椎谷 2002, pp. 132–134)
- ^ (椎谷 2002, pp. 140–143)
- ^ 1939年3月9日 読売新聞「貴子と御命名、清宮と称せらる 新宮様御命名の御儀」
- ^ a b 浴湯の儀・読書鳴弦の儀(読み)よくとうのぎとくしょめいげんのぎコトバンク
- ^ (塚田 1993, pp. 35–36)
- ^ (塚田 1993, pp. 33–35)
- ^ (塚田 1993, pp. 36–37)
- ^ a b 1970年10月19日 朝日新聞「礼宮さまが"着袴の儀"」
- ^ 1973年12月17日 朝日新聞「紀宮さま、着袴の儀」
- ^ (塚田 1993, pp. 98–101)
- ^ a b c (塚田 1993, pp. 98–107)
- ^ “独身最後の夜 静かに 雅子さん 家族らに贈り物”. 朝日新聞朝刊: p. 30. (1993年6月9日)
- ^ a b c 典子さま、ご結婚控え「朝見の儀」 両陛下ご祝福(2014年10月2日)、産経ニュース、2016年3月12日閲覧。
- ^ a b c 熟成古酒の歴史、長期熟成酒研究会、2016年3月12日閲覧。
- ^ 両陛下、典子さまご結婚控え高円宮ご一家と夕食囲まれる(2014年9月30日)、産経ニュース、2016年3月12日閲覧。
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