玉鋼 参照文献

玉鋼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 01:35 UTC 版)

参照文献


  1. ^ a b 金偏に胴。
  2. ^ 「造鋼」を総称ではなく、最も上質な鋼の名称とする文献もある[10]
  3. ^ リンは鋼を脆くする性質があるが、酸性炉では脱リンのためにアルカリ性である石灰を用いる事が出来ないため、リンの含有量が極めて少ないたたら鉄は非常に適した材料だった。
  4. ^ 直径15 - 18 cmほどの人間の頭大のものを「頃鋼」、6 - 9 cmほどの拳大のものを「玉鋼」というように、大きさの違いで区分していたとする説もある[20][23]
  5. ^ 後の仁多郡横田町(現:仁多郡奥出雲町
  6. ^ 終戦時近くには5 - 6 tの在庫が存在した[34]
  7. ^ 1級品および2級品は昭和53年(1978年)、3級品は平成元年(1989年)のデータ
  8. ^ 選定保存技術保存団体は公益財団法人日本美術刀剣保存協会
  9. ^ 選定保存技術名は「玉鋼製造(たたら吹き)」
  10. ^ 明珍火箸のような例外が存在する[46]他、に加工し文化財の修復に使用された事例もある[47]
  1. ^ 庄谷邦幸, 並川宏彦, 種田明「奥出雲地方における産業遺産を訪ねて : 世界産業遺産候補の予備調査(1)(共同研究 : 近代産業の遺産の調査研究)」『総合研究所紀要』第21巻第2号、1995年12月、49頁、ISSN 0918-7758 
  2. ^ a b c 小塚 1966, p. 37.
  3. ^ 鈴木 2005, pp. 98–99.
  4. ^ 鈴木 2001, pp. 12–13.
  5. ^ 川口陟編 『刀剣叢書第一編 水心子正秀全集』 南人社、1926年、160–161頁。
  6. ^ 鈴木 2005, p. 100.
  7. ^ 舘 2005, p. 9.
  8. ^ 片山・北村・高橋 2005, p. 124.
  9. ^ 玉鋼(たまはがね)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年12月17日閲覧。
  10. ^ a b c 天田 2004, p. 83.
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  12. ^ 窪田蔵朗 『鉄の考古学』 雄山閣、1973年、281頁。
  13. ^ 永田和宏「たたら製鉄の発展形態としての銑鉄製錬炉「角炉」の構造」『鉄と鋼』第90巻第4号、日本鉄鋼協会、2004年、220-227頁、doi:10.2355/tetsutohagane1955.90.4_220ISSN 00211575  p.38 より
  14. ^ 千田武志「海軍の兵器国産化に果たした新造兵廠(兵器製造所)の役割」『呉市海事歴史科学館研究紀要 : 大和ミュージアム』第4号、呉市海事歴史科学館、2010年4月、24-50頁、CRID 1050577309353527680  p.26 より
  15. ^ 渡辺 2005, pp. 109, 115.
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  17. ^ a b c 渡辺 2005, p. 110.
  18. ^ たたらの話”. 日立金属. 2017年11月29日閲覧。
  19. ^ 渡辺 2005, p. 109.
  20. ^ a b 渡辺 2005, p. 111.
  21. ^ 俵 1910, pp. 135–136.
  22. ^ 飯高一郎「鐵に關する最近の研究問題」『日本化學會誌』第61巻第10号、日本化学会、1940年、1070-1082頁、doi:10.1246/nikkashi1921.61.1070ISSN 0369-4208  p.1075 より
  23. ^ 山田賀一「中國に於ける砂鐵精錬」『鐵と鋼』第4巻第4号、日本鉄鋼協会、1918年、348-390頁、CRID 1390282680415608448doi:10.2355/tetsutohagane1915.4.4_348ISSN 0021-1575  p.77 より
  24. ^ a b 俵 1910, p. 137.
  25. ^ 鉄の道文化圏”. 雲南市産業観光部観光振興課. 2017年11月29日閲覧。
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  27. ^ 渡辺 2005, p. 112.
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  30. ^ a b 鈴木 2001, p. 14.
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  32. ^ 鈴木 2001, p. 15.
  33. ^ 清永 1994, p. 1455.
  34. ^ a b 鈴木 2001, p. 22.
  35. ^ 清永 1994, p. 1456.
  36. ^ 鈴木 2001, pp. 20–21.
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  38. ^ a b 鈴木 2001, p. 98.
  39. ^ 鈴木 2001, p. 175.
  40. ^ 鈴木 2001, pp. 114.
  41. ^ 永田和宏, 羽二生篤, 鈴木卓夫「たたら製鉄炉地下構造における小舟の役割」『鉄と鋼』第87巻第10号、日本鉄鋼協会、2001年、665-672頁、doi:10.2355/tetsutohagane1955.87.10_665ISSN 00211575  p.46 より
  42. ^ 鈴木 2001, p. 176.
  43. ^ 情報公開 事業報告及び決算報告”. 公益財団法人日本美術刀剣保存協会. 2017年11月29日閲覧。
  44. ^ a b 文化財を支える伝統の名匠 選定保存技術「保持者・保存団体」” (PDF). 文化庁文化財部. 2017年11月29日閲覧。
  45. ^ 美術研究所・東京国立文化財研究所 『日本美術年鑑』昭和55年版、大蔵省印刷局、1982年、291頁。
  46. ^ 「いつの時代も変わらない“モノづくりの原点”」『NIPPON STEEL MONTHLY』2004年10月号、新日本製鐵、4–5頁。
  47. ^ 「東大寺・金剛力士像800年ぶり解体修理―陰に横田の『玉鋼』」『山陰中央新報』1991年11月8日、第19面。
  48. ^ 鈴木卓夫「日本刀の鍛錬性に及ぼす南蛮鉄のリン含有量の影響」『鉄と鋼』第90巻第1号、日本鉄鋼協会、2004年、43-47頁、doi:10.2355/tetsutohagane1955.90.1_43ISSN 00211575NAID 110001457670  p.44 より
  49. ^ 谷村凞「日本刀の冶金学的研究:日本刀は複合的金属材料の精粋である」『鉄と鋼』第67巻第3号、日本鉄鋼協会、1981年、497-507頁、doi:10.2355/tetsutohagane1955.67.3_497ISSN 0021-1575 
  50. ^ 片山・北村・高橋 2005, p. 125.
  51. ^ 倉田七郎「日本刀鍛錬法に就て」『Tetsu-to-Hagane』第25巻第8号、日本鉄鋼協会、1939年、669-676頁、doi:10.2355/tetsutohagane1915.25.8_669ISSN 0021-1575  p.46 より
  52. ^ 天田 2004, p. 12.
  53. ^ a b 『世界が認めた日本刀の美 DVD BOOK』 宝島社〈宝島社DVD BOOKシリーズ〉、2016年、3分52秒–10分54秒。ISBN 9784800249630
  54. ^ 刀剣王国・岡山長船の「備前長船刀剣博物館」と「備前長船日本刀傳習所」を訪ねよう!”. オリコンニュース (2017年10月20日). 2017年12月25日閲覧。
  55. ^ 天田 2004, pp. 192–193.


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