出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 23:05 UTC 版)
ヴァグラス
メサイアを首領とする悪意を持ったコンピューターによる組織。亜空間の先に漂う、荒廃し変わり果てた旧・転送研究センターを拠点としている[75]。機械が支配する世界を創るため、人間世界の侵略と支配を目論む。「ヴァグラス」とは、あくまで人間側によってつけられた通称である[ep 1]。
- マークはバグラーの胸部に描かれていたものを篠原がクリンナップしたものとなっている[76]。
- 前作『ゴーカイジャー』で一応シリーズに一区切りを付け、総ざらいのような感じであったため、その直後であったことから、これまでの枠組みやフォーマットを再度再構築している[76]。
メサイア
13年前、謎のコンピュータウイルスの感染により突然変異を起こし、邪悪な自我を得た転送研究センターのメインコンピューター[27]。
転送研究センターもろとも亜空間へ転送されたが、ヴァグラスの首領として再び現実世界への侵略を開始する。
人間の頭蓋骨(髑髏)を思わせる外見はイメージ体[注釈 24]でしかなく、本体はセンターのコンピュータールームに設置されている。あらゆる無機物に自我を持つ生命を与える能力を持ち、メタウイルスもその能力の一部である。
短気で気性が荒く、一刻も早く現実世界に戻りたいという渇望からしばしば暴走しかかり、その都度エンターに嗜められている。また、侵略と支配の野望に加え、人間の苦しむ姿に快楽を見出しており、時にはエネトロン強奪よりも人間への虐待行為を優先した作戦を命じることもある。後にエンターが行った作戦を境に快楽嗜好が一層高まり、エスケイプを誕生させる一因ともなる。
エンターに生体プログラム研究所のデータをインストールされたことで進化が加速し、本格的な侵攻に乗り出すために自らが生命体になろうとする[ep 24]。最終的には自身の力を転換することで地球全土の物体と融合し、最凶最大の肉体を得ようと画策したが、亜空間に現れたゴーバスターズに圧倒され、ゴーバスターエースに撃破されたメガゾードεの爆発によって本体を破壊されたことで消滅する[ep 25]。しかし、そのデータの一部はエンターにより13枚のメサイアカードとして密かにバックアップデータとして保存され[27]、メサイアロイドが生み出されることになる。
- メサイアセル
- Mission28にてメサイアが無数の無機物を生きた細胞と融合し、有機的な肉体を手に入れた姿[75][78]。メサイア本体と意識を共有した分身体で[75][78]、その頭部はイメージ体の髑髏を模した形状をしている。
- 吸収した無機物を肉体の一部にする能力を持ち[77]、無限に増殖することができる[75]。これにより肉体の欠如部分の修復やバスターギアですら融合して使用不可にすることが可能[28]。戦闘力も高く全身から衝撃波を放ち[77][75]、これまでの既存のメタロイド製造データからメタロイドを生成・復元することも可能[77][75]。ただし、本体と意識を共有しているため、本体がダメージを負うと自身も同じくダメージを負うという弱点を持つ。
- デザインは篠原保が担当した[77][79]。メサイアのデータが実体化したという解釈であるが、体を未完成なデータ部分といかにも強くて硬そうな部分に分け、三角形のプレートをその間に挟み込む構成にしてどこか不完全であるようにしている[76]。ドクロのような印象がメサイアにあったため、骸骨風の顔にしている[76]。
- メサイア・リブート
- Mission44でメガゾードζを核に、周囲一帯の建物や自らが呼び寄せた複数のメガゾードなど、あらゆる無機物と融合を繰り返し、再起動を果たした姿[75][78]。
- その姿はかつてメサイアが亜空間にて転送研究センターをベースに創りだそうとしたボディデータを元にしており[75]、ゴーバスターキングを遥かに凌ぐとてつもない巨体を有している。出現当初は頭部がバイザーで覆われていたが[75]、変形によりツインアイを持つ素顔を露出させた。武器は左手から放つ強力な電撃[80][78]と右腕のドリルクロー[78]、そして全身から放つ衝撃波[75][78]などだが、何よりその巨大な体とそれに基づく強固な装甲により要塞の如き戦闘力を誇る。
- 最後はゴーバスターライオーのブーストバスターソードで胸を突かれ、さらに初期メンバー3人と3体のバディロイドのワクチンプログラムを収束させた決死のイグニッショントルネードを注ぎ込まれたことで爆散し、メサイアの人格も完全消滅する。
- デザインは森木靖泰が担当した[80][79]。メサイアの最終形態であることから、エネトロンタンクを右腕に付けて、ラスボス感を全開にしている[76]。当初は汚しがない綺麗な状態であったが、後に汚しを入れて塗り直している[76]。
アバター
- エンター
- 現実世界から隔離されたメサイアが生み出したアバター。設定では、複数が社会に潜伏している。若い男性の容姿をもつ。
- 一定量のエネトロンを確保したヴァグラスが本格的に活動を始めるために送り込まれる。あくまで現実世界に投影される存在となっているため、バックアップが倒されない限り、瞬時に何度でも復活する。通常は人間の姿で社会に暗躍し、亜空間にいるメサイアを人間界に出現させるために必要なエネトロンの奪取を狙う。専用のノートパソコン型端末を所持しており、ディスプレイ横のスロットにメタウイルスカードを読み込ませ、無機物にウイルスプログラムをインストールすることで、メタロイドの作成とデータの転送を行う。
- 陣と同様にアバターであるため耐久力は低く、当初はメタロイドの誤射で容易く破壊される程度のものだったが、反面、本体が無傷である限り何度でも転送されて再生する。戦闘では指を金属質の触手に変質させて自在に操ることで、相手を撹乱する戦法を得意とするほか、袖口に隠し持ったブレードを使うこともある[81][82]。
- 極めて知略に長けており、メタロイドやメガゾードを主目的にではなく、ブラフや時間稼ぎに用いる作戦を好む。序盤戦では毎回のようにエネトロン強奪を成功させた他、基地格納庫を自爆に追い込んだり、BC-04の設計図と必要素材を立て続けに奪うなど、目覚ましい活躍を見せる。怜悧な合理主義者で、人間相手でも約束事を守るほど律儀だが、やや気取った言い回しや芝居がかった振る舞いを好む。常に慇懃な丁寧語で話し、たびたび「サバ?」「トレビアン」などフランス語を織り交ぜる[81][注釈 25]。必要に応じてさまざまな服装に変化でき[81]、時にコケティッシュな装いでも登場する。主であるメサイアをマジェスティ(=陛下)と敬っているが、自身の合理的提案にほとんど耳を貸さない理不尽さに辟易した顔を覗かせることもある。他にも、ゴーバスターズの抵抗に強い怒りを露わにするなど、稀に人間臭い一面も見せる。また、自身と相性の悪いエスケイプの窮地を救ったり、敵対する陣に対して同情を見せるなど、アバターに対して一種の同胞意識のようなものを持っていることを窺わせる。特に自身と誕生経緯を同じくするエスケイプについては、その反抗的態度にたびたび計画を狂わされながら、逆に愛着さえ抱くようになっていった。そのため終盤では、自身に従順になりすぎた彼女を逆に許せず、衝動的に殺害したり、再生成前の人格を取り戻させようと模索したりするまでになる。エンター自身もこの理由を明瞭には理解できておらず、「エスケイプが集めたアムール(愛)のデータの影響」と自己分析している。
- メサイア消滅後、一時は消息不明となっていたが、ほどなくメサイアのバックアップデータを保存したメサイアカードを携えて再襲来。それらから生み出したメサイアロイドの自発的に進化しようとする性質を利用し、新たなメサイアの誕生を画策する。さらにメサイアカードの1枚「04」を自身にインストールしたことで[83][84]、後述のユナイトへと進化。その力でエスケイプを屈服させ、暫定的にヴァグラスの意思決定を司る最高権力を持つに至る。以前は障害や嗜虐対象としか考えていなかった人間に対し、合理を超えた底力を見せる存在として興味を抱くようになり、拡散させたメサイアカードに「進化に際して人間のデータを集める」という方向付けを施す。中でも、自らを破ったヒロムの力には個人的にも強い興味を示すようになり、相手の感情を喚起するため、以降の戦いを合理的侵略ではなく「この世界を賞品にしたゲーム」と称して余興のように楽しむようになる。しかし、手段を選ばぬやり方が予想を超えた早さで人間的感情を得ていたエスケイプの怒りに触れ、ついには裏切りに遭い、彼女の操るメガゾードに握りつぶされる[ep 26]。
- しかし、自身のバックアップデータを内包した特別なメサイアカード「13」をヒロムの体内に注入する[83]という大胆な策を事前に講じていたことにより付近の無機物を触媒に再生できる能力を得ていたため、メサイア・リブートの消滅後に再び復活を遂げる。その際に、陣の欠損データを含むメサイアカード「07」をも取り込み、それまでに集めた人間のデータと合わせることで、メサイアですら融合し得なかった有機物にメタウイルスを流す力までも獲得。メタロイドのみならずエスケイプすらも従順な下僕として再生成させることが可能となる。これらの力により名実ともにヴァグラスの頂点に君臨し、自らを「新たなメサイア」と豪語。やがては人間のデータを収集・統合して本物の人間とすら融合し、より完璧な存在、人間を上回る完全なる人間になろうと目論むようになる[24][27]。
- 最終的にその圧倒的な融合能力によって、街中のエネトロンタンクを一気に繭のようなドームに作り変え、そこを基点に人間を含む世界全てを融合しようと企て、さらには全バスターマシンの能力への対処策をもつメガゾードωを繰り出し、ゴーバスターズのみならず全世界を窮地に陥れたものの、自らの肉体を消滅させた陣の自己犠牲に打たれたヒロムの機転によってメガゾードωも撃破されてしまう[ep 8]。
- メインライターの小林は、エンターのキャラクター造形には気を使い注力したと述べている[5]。
- 44話以降のストレートの髪型は陳内自身が提案したもので、一切飾りがない状態のシンプルな髪形にすることで中に秘めた強さや狂気を色濃く出せるものとなった[85]。
- エンター・ユナイト
- Mission40から登場。メサイアカード「04」と「07」を取り込んだエンターが進化した戦闘形態。
- 細身の剣とマントを帯びた中世の剣士風のいでたちで、顔も完全に装甲で覆われるが、通常時のゴーグルの意匠がところどころに残っている。
- レッドバスターパワードカスタムのボルカニックアタックを弾き返すなど、パワードモーフィンしたゴーバスターズを圧倒。他にもメタロイドと融合したメサイアカードを破損なしで切り離すなど、超越的な力を持つ。さらに体内のメサイアカードの力によって傷を瞬時に回復できる。
- 後にメサイアカード「13」をヒロムに埋め込んだことで、倒されてもヒロムのデータを取り込んで強化復元されるようになる[81]。必然的に能力はレッドバスターのものに近づいてゆき、遂には本人の超高速移動能力やボルカニックアタックまでもコピーできるようになり、最終的にダークバスターに変身できるようになる。
- 単身で一騎討ちを挑み互角以上に渡り合うが、最後は5人のボルカニックオールバスターズアタックの前に敗れ、削除される[ep 8]。
- デザインは出渕裕が担当した[86][79]。エンターがデジタルな存在であったことから、あまりロボットのような感じにはせず、カッコいい騎士のようなイメージにしている[76]。エンターのアイデンティティである額のゴーグルを変身後にも付けることで、エンターということが分かる一つのアイコンとしている[76]。エンターの衣裳にもあったケープのような首回りも残滓のように残している[76]。『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブルのように仮面の騎士風に落とし込んでいる[76]。アクション時に広がって見えるように、がっちりとしたマントではなく肩マントにしている[76]。『仮面ライダーアギト』のクロウロードのようにチェーンを弁髪に見立てて付けている[76]。
- ダークバスター
- Mission49、Final Missionに登場。エンターが、メサイアカード「13」により得たヒロムのデータを使い、変身した姿[81]。
- レッドバスターのパワードカスタム形態に酷似しているが、オリジナルに比べてシルエットが鋭角的で禍々しく、スーツカラーも沈んだダークレッドである。また、トランスポッドやベルトにあるべきゴーバスターズのエンブレムが、ヴァグラスのものに置き換わっている。ユナイト形態とは異なり、通常時と同じブレードを武器とするが、剣捌きはレッドバスターのそれと酷似したものになる。
- バックアップがヒロムと融合しているため、削除・再生を繰り返すたびにレッドバスターの最新データを基にして能力が更新され、ついにはバスタースーツの装着能力までもコピーすることで、ダークバスターへの変身能力まで獲得する。
- パワードカスタム形態の初期メンバーを含む5人全員を同時に相手にできるほどの高い戦闘力に加え、ヒロムから得た「不屈の闘志」のデータによりゴーバスターズの必殺技の数々にも耐え切る高い耐久性を併せ持つ。さらにはヒロムの記憶をもとにすることでレッドバスター以外の能力さえも模倣して使用可能。
- だが、切り札として奪ったはずのカード「07」を決死の覚悟の陣に逆利用され、土壇場で「13」のカードがヒロムから分離、破壊されてしまう。それによりバックアップとダークバスターへの変身能力を一挙に喪失する。
- 『キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』では、エンター・ユナイトから変身。キョウリュウジャー5人を圧倒する。
- デザインは森木靖泰が担当した[80][79]。悪のレッドバスターというオーダーで、当初は普通に赤であったが、臙脂色や濃い赤のように少しくすませた感じに塗り直している[76]。全体的にメカメカしい感じのディテールにし、普段エンターが着けているゴーグルから拾ったディテールをマスクのシールド部分の左側に入れている[76]。
- エスケイプ
- Mission22から登場。メサイアが作り出した新たなアバター。若い女性の容姿をもつ。エンターからは「マドモワゼル」と呼ばれる。
- エンターとは異なり、侵略の進展よりもメサイアを「満足させる」(=人間を苦しめる)ことを主眼に行動している。
- 専用のタブレット型端末を所持し、メタロイド作成の際はタッチパネル上のカードをスライドさせウイルスプログラムをインストールする。戦闘の際は、多様な能力を持つ二丁拳銃・ゴクとマゴク[87][82][注釈 26]を駆使して闘う。名前は研究センター内の部屋にあった、ヒロムの母親が大切にしていた犬の置物の名前から取られており、桜田リカが挿絵を描いた絵本『にわとりロックと空飛ぶ船』にも同名の犬が登場している[28][21]。
- 性格はエンターより享楽的かつ好戦的で、「強い者」を「いいモノ」と考える概念を持っている[87]。当初はゴーバスターズを軽く見ていたが、彼らの底知れぬ強さに考えを改めている。特に最も軽く見ていたリュウジには、熱暴走を起こした彼との戦いから強い拘りを持つようになる。メサイアのことを「パパ・メサイア」と呼び慕うほど忠誠心が強く、時には身を呈してでも守ろうとするなど、メサイアのために尽力する。逆にメサイアの態度に不満を持つエンターとは相性が悪い。
- 後にエンターがメサイアカードをばら撒くと彼を咎めるが、彼の体内に取り込まれたカードにより反抗できず、行動を制限されることになる。それでもエンター1人にメサイアの成長を任せられないと、独断でゴーバスターズに勝負を挑む。しかし、新たな力を得た彼らには歯が立たず、エンターやゴーバスターズを超えるべく、リスクを承知の上で自らに新たなデータをインストールし、後述のエボルブへの進化を果たす。
- 後に度重なる彼への不信感と鬱憤に加え、彼の真意がメサイアを復活させることが直接の目的ではなかったことを知ると遂に決別。メタロイドからエンターが回収した2枚のメサイアカードを奪いメガゾードζに吸収した後、エンターを怒りのまま握りつぶす[ep 26]。しかし、メサイアにとっては彼女も単なるデータでしかなく、メサイアの完全復活と共にデータの一部として吸収された[ep 22]。
- Mission46からは「新たなメサイア」となったエンターにより花を触媒に復元された個体が登場。以前の記憶は完全に失われており、ただ純粋に「いいモノ」と戦うことだけを求めている。また、エンターのことを「パパ(エンター)」と呼ぶようになり、盲目的で従順な態度を見せる。何度倒されてもエンターの手によって再生されるが、バックアップデータが古く再生されるたびに記憶がリセットされるため毎回ゴーバスターズに自己紹介していた。最終的には度重なる再生とリセットによりバックアップデータに欠陥が生じたことで、それまで慕っていた筈のエンターにも「いいモノ」と牙を向けるなど「データの残骸」と呼ばれるまでに人格が破綻し、エンターからも見放される。彼の一言で自身が目指す「いいモノ」になろうと暴走し始め、夜な夜な彷徨してはさまざまな生物と融合を重ねて行き、最後には両腕をそれぞれ「ゴク」と「マゴク」と呼ぶなど錯乱状態に陥ってしまう。
- 小林は、エスケイプのメサイアに対する愛情は、正義側ではブレーキがかかってしまうものであるため、悪役だからこそ描けるものであったと述べている[6]。
- ゴクとマゴクのデザインは森木靖泰が担当した[79]。犬モチーフの弾丸のようなアクセサリーをグリップ部分に付けている[76]。
- 女性のレギュラーであるヨーコやミホとの差別化から、高笑いを多くしていた[88]。序盤は前にアゴを突き出して見下す感じにしていたが、第46話以降はアゴを引いて首を傾けるようにしている[88]。
- エスケイプ・エボルブ[89]
- Mission37から登場。エスケイプがエンターやゴーバスターズを超えるべく自らの体に新たなデータをインストールし、進化を遂げた姿。
- ゴクとマゴクの下部の鎖部分を鞭のように使う能力が追加され[87]、戦闘能力もパワードモーフィンしたゴーバスターズと互角以上に渡り合うほどに上昇している。しかし、進化により存在そのものが不安定になるリスクを負っており、長くこの姿ではいられない。
- テレビ朝日公式サイトのMission37では、ロイド形態とも呼ばれている。
- デザインは篠原保が担当した[86][79]。額のサングラスなどはメタロイドのように眼が四つあり、エンター・ユナイトのデザインにすり合わせている[76]。
- エスケイプ・エボルブ(花融合態)
- Mission46から登場。エンターにより復元されたエスケイプが有機物と融合することで、新たな進化を遂げた姿。
- 髪に挿した花と融合し、両腕に無数の花を咲かせ、左腕の巨大な花弁状の装備から猛火を放つことができるように進化し[80][87]、この攻撃でブルーバスターを強制的な熱暴走に追い込む[ep 27]。
- デザインは篠原保が担当した[79]。元の姿に戻れるように、シルエットに差異が感じられるように頭部と両腕のみが変化するものとなった[76]。正常なパワーアップ感が出るように、全体の色調を整え、花や植物をメカっぽい質感でまとめてキレイな印象にしている[76]。左腕の展開ギミックが別に描かれた[79]。
- エスケイプ・エボルブ(獣融合態)
- バックアップの欠陥によりエンターに見放されたエスケイプが、暴走によりさまざまな生物との融合を重ね、犬やカラスなどの要素が混じり合った歪な姿へと進化を果たす[ep 28]。
- レッドを除くゴーバスターズと交戦し、4人の一斉射撃を受けるが、それによりさらに暴走し、エスケイプζに変貌する。
- デザインは篠原保が担当した[80][79]。見るも無残というか、おぞましいほど醜く変貌した暴走状態のイメージで、脈絡なく様々な生物のパーツが表出している[76]。肩口のみをシンメトリにしていじらないボディ部分との整合性を図っているが、残りの部分はバランスを意図的に左右で崩している[76]。最強感を出すためにこれまで使われなかった金色を用いている[76]。
- エスケイプζ()
- Mission48に登場。かつてのメサイアのように、エスケイプが周囲一帯の建物と融合し、巨大化した姿[87]。エスケイプの専用機だったメガゾードζのデータが悪影響をおよぼしたため、ζを元にした姿をしている[87]。
- 頭部には巨大なカラスの羽根、胸部にはヘビの鋭い牙、右腕にはイヌやカラスの爪などが混在した巨大な獣の腕・ゴクアーム・獣()[87]、左腕にはエボルブ時の物と同じく猛火を放つ花弁状のマゴクアーム・花()[87]を持つ。
- ゴーバスターキングのエミッションブレイクによってシャットダウンされた後、元の姿に戻ってリュウジに見守られ消滅する。
- デザインは篠原保が担当した[80][79]。顔や腕の型などはエスケイプと併用させるというものであったが、メガゾードζが大味な造形になっていたことから、他の部分も修正を加えている[76]。
その他
- メタロイド
- メサイアのアバターが、メタウイルスを無機物や生物ではない有機物にインストールすることで作成するロボット。基本的には人間大であるが、元と大きさの変わらない微小サイズや、人間大より大きな物体に融合した個体のような例外もある。また、破壊的衝動の強い個体が多く、エンターからは「もう少し利口であれば」と評価され、ゴーバスターズ側からも大体の個体が「頭が悪そう」と思われている。
- 誕生する際には「○○○ロ・イ・ド」というメタロイドの名前の電子コールが3回鳴る。素材を見つけた場所で即座に作られる割に知性は高く、誕生直後から声を発し、意思疎通と作戦行動ができる。また、エンターやエスケイプのことを「ムッシュ」、「ミス」と呼んでおり、新たなメサイアとなったエンターに対しては「マジェスティ(陛下)」と呼んでいる。エンターのことを「エンター様」と呼ぶ個体もまれに存在する。
- それぞれベースとなった器物と送り込まれたウイルスに含まれる「齧る」「燃やす」などの属性に合わせた能力を有している。また、各個体が誕生すると同時に、その素体となった物質のデータの一部が亜空間にあるヴァグラスの本拠地に転送され、メガゾードの改造が行われる[注釈 27]。名称は「○○(モチーフ名)+ロイド」となっており、識別ナンバーはモチーフ名とそれを表す特徴を意味している。
- 生成には大量のエネトロンを使用するため、その際は、事前に所持している小型のエネトロンタンクか、ジャックした施設のエネトロンを使用する。そのため街を監視している特命部のデバイスから誕生を感知される。
- 共通の特徴は身体の一部に識別ナンバーとメタウイルスの名称が記されており、顔面となる部分に4つ眼(カメラアイ)が備えられている。
- 同系機のメタロイドが登場することもある。基本的に同系機の製造モチーフとメタウイルスは同じものであるが、Mission28に登場したスプレーロイド2はMission6に登場したスプレーロイドと素体およびメタウイルスの種類が異なっており、スプレーロイドがモチーフが消火器、メタウイルスが「溶かす」だったのに対しスプレーロイド2はモチーフが塗装用のスプレー、メタウイルスが「塗る」だった。Mission31にて亜空間内では戦闘能力が3倍になることが明らかになった。
- 終盤ではエンター自身が進化したことで、今までは製造できなかった「生命体を基にした新世代のメタロイド」を作り出す能力を会得。生命体と無機物に融合データをインストールし、それにより製造された強化型メタロイドが登場した。メサイアロイド同様、メタウイルスのような動詞に基づいた固有の属性は持たないため、ベースとなった生物特有の能力を有する。
- デザインでは4つある目に当たる部位が共通ディテールとして取り入れられ、表情を出さないことが意識されており、ヴァグラスのマークが体のどこかに配置され、メタウイルスの種類に関するヴァグラス文字と認識ナンバーが書き入れられている[出典 44]。
- メサイアロイド
- Mission33以降から登場、メサイアのバックアップデータから作られるメサイアカードによって生み出される新種のメタロイド。
- メタウイルスのような動詞に基づいた固有の属性は持たないため、ベースとなった器物の機能や性質をそのまま発展させた能力を有するが、身体の一部にメサイアの力を宿しており、メサイアの力を宿した個所は赤くなっている。時折メサイアの人格が元々のメタロイドの人格を上書きするようにして現れる。エンターによると、このタイプのメタロイドは人間の各種データを取り込むことで進化を続け、最終的に新たなメサイアのボディになるとされている。さらに、通常のメタロイドの自動生成よりもエネトロンを必要としないため、「異常消費反応」が出ず、管理局側も出現を観測し難い。ただし、ライオアタッシュを導入してからはその探知もある程度可能になった。
- また、メタウイルスで生成したメタロイドにメサイアカードが融合した場合もあり、形態も元のメタロイドから多少変化し、Mission40に登場したパラボラロイド2の場合は両腕に自動追尾ミサイルが追加装備されていた。エンターによればその相性は悪く異物が混ざってしまってデータが役に立たない上にメサイアが完全に意識を乗っ取った形となっている[91]。なお、完全に侵食されているわけではなく、メサイアカードを切り離せば元のメタロイドに戻る。逆にメガゾードに融合した場合には暴走することもなく、メガゾード級のボディとメタロイドとしての意思を持ち合わせたメガゾードロイドが誕生する。
- バグラー
- ヴァグラスの戦闘員。地上世界ではバグラーカードのプログラムによって、付近のコンセントなどから出現する[75]。
- 主にアバターやメタロイドの補佐を行う。また、亜空間の転送研究センターでは、メガゾードのメンテナンスを行っている。
- 武器は2枚の刃が付いたクローとしても使えるハンドガン[注釈 28]。
- 人間に変身することも可能。言葉は発しないが、「ジー…」「ザー…」と機械的な声を発する。また、感情は読めないが行動によって、コミカルな面を表すことがある。
- デザインは出渕裕が担当した[86][79]。情報量を上半身に集約するため、少し硬めのプロテクターを胸部に付けている[76]。当初、顔は一ツ目にすることが考えられていたが、それではありがちな感じになるため、一ツ目とスリット状の目を合わせてまとめている[76]。腹部をスマートに見せるためにベルトを着けている[76]。組織の戦闘員であることから、胸と腕にマークを付けている[76]。武器は飛び道具と刃物が合わさった感じでデザインされ、両刃にすることでアクションの際にバグラーの体の一部のように見えるくらいの密着感のようにしている[76]。
- 創造する者たち
- メサイアに使役され、敵メガゾードの研究と開発を行う者たち。
- その正体は13年前の亜空間への転送によってデータへと変換されたときに、メインコンピューター(メサイア)に取り込まれたセンター所員たちである[27]。
- 一部の者たちはまだ人間としての意識を保っており、メサイアやエンターへの従順を装いつつも、裏では同じく亜空間に転送された陣と連絡を取り合い、協力していた。
- ヒロムの父であるヨウスケも人格を保っている1人であり、ゴーバスターズにヴァグラスの本拠地である転送研究センターの座標を送って彼らを亜空間へと導いた。最後はメガゾードの撃破とともにメインコンピューターが破壊されたことでメサイアと一緒に消滅する[ep 25]。
ヴァグラスの戦力
- メガゾード
- ヴァグラスが運用する巨大ロボ。主に3タイプ(α・β・γ)のメガゾードのいずれかに、メタロイドのデータをフィードバックし、エネトロンの略奪やゴーバスターズの制圧などに用いられる。意思を持つメタロイドとは違い、インプットされた行動を取るため単純な行動しか出来ないが、上記以外にもゴーバスターズ基地の破壊やバスターマシンの解体、あらゆるデータの消去、ゴーバスターズの殲滅、それに撹乱など命令コマンドは多岐にわたり、エンターが自身のノートパソコンを使い遠隔操作をすることも出来る。
- 現実空間への転送の際には、メタロイドのデータの一部を素体となるメガゾードにダウンロードし、そのメタロイドをマーカーとして本拠地の亜空間より転送されるというプロセスを踏んでいる。当初転送される場所は不確定だったが、後にマーカーとなるメタロイドから半径3km以内に転送されるように修正されている。
- メタロイドの誕生から、転送までの一連のプロセスを経て現実空間へ出現するまでには若干のタイムラグがあり、なおかつそのラグも数十秒から数分程度で終わる時もあれば、場合によっては何時間もかかる時もあるなど、必ずしも一定ではない[注釈 29]。特命部は異常なエネルギー反応を感知し、転送自体を防ぐことは出来ないものの出現予測時間を特定しており、作中では場合によって画面端に転送完了までの時間がリアルタイムでカウントダウンされる。
- またデータのダウンロードの際には機体そのものにも改造が施され、元となったメタロイドの特性を反映した外装や機能が付加される。同じ物から生まれたメタロイドでも、作戦や状況に応じてメガゾードの素体が異なるケースが存在する。このようにメタロイドとは因果関係にはあるものの、基本的には別個の存在であるため、どちらか一方が倒されたとしてももう一方に影響を及ぼすことはない。
- 初期から登場したタイプは、単独のバスターマシンにすら撃墜されることがあったものの、物語の進行に合わせて前述の3タイプ以外にも、寄生型のδタイプやアバターが直接搭乗する専用タイプなどが登場し、素体状態でも合体メガゾードを追い込むようになる。また物語中盤以降に登場した機体の中には、タイプを問わず疑似亜空間生成機能を搭載したものも存在する。物語終盤ではメタロイド同様、有機物のデータをダウンロードした機体が登場した。
- 各タイプとも共通して、目に当たる部位が一つでヴァグラスのマークが体のどこかに配置されているというデザイン上の特徴を持つ[出典 45]。
- 素体メガゾード[78]
-
- メガゾードα
- 細身のフォルムを持つ、スピード特化型のメガゾード[出典 46]。元来は転送研究センターの作業用ロボットとして運用されていた[92][78]。
- オプションであるバックパックにはバグゾードを複数格納しており、これらと連携しての戦闘も得意とする。通常は2機であるが、ドリルゾード2のように自身の護衛用のため、倍である4機のバグゾードを搭載する機体も存在する。
- 高い攻撃力と特殊能力を持つメタロイドに合わせて投入されることが多く、メタロイドの特性や能力を生かした戦闘を得意とする。またデータは基本的に両腕と胸部、あるいは頭部にフィードバックされる。この他α本来の機動力に特化した機体も存在する。
- デザインは原田吉朗が担当した[86][79]。細身のスピードタイプであることから、縦方向の長さを意識して背を高くしている[76]。少し異質な感じを狙って顔から首までの部分を上に敢えて長く伸ばしている[76]。
- メガゾードβ
- パワーに特化した大柄のメガゾード[出典 46]。αと同様、元来は転送研究センターの作業用ロボットだった[92][78]。巨大な両腕を駆使した肉弾戦を得意とし、頭部や肩のスリットからは小型ミサイルを発射する[出典 46]。
- パワータイプのメタロイドと併せて投入される場合が多く、持ち前のパワーと元のメタロイドのデータを大いに活かした強靭な技を繰り出す。一方で大柄な分機動力は低く、ゴーバスターズとの戦闘でもそこを突かれることも多いが、それを補うように高い飛行能力を持つ機体や、素早い動きとパワーを持ち合わせた機体も登場している。
- デザインは森木靖泰が担当した[86][79]。細身のαとの対比でずんぐりむっくり系となり、カブトガニのような一ツ目のパーツを素体時に被せているが、モチーフのパーツが各話で加わる際にはそれを外して付けて大きくシルエットの印象を変えている[76]。
- メガゾードγ
- 格闘戦闘に特化した強化バトルタイプのメガゾード[出典 46]。αとβのデータを元に、ゴーバスターエースと同時進行で開発された機体で、ゴーバスターズ側も当初はその存在を知らなかった。
- 既存のメガゾードのデータをフィードバックしていることから、運動性およびパワー自体もそれらの機体とは比べ物にならないほどに高く、さらに単独で物体を亜空間転送する機能も備えており、頭部のカメラアイを通して、吸収したエネトロンや物質を亜空間へ転送する。エネルギーシールドの展開機能を活かした戦闘を得意とし、両腕から発射されるミサイルや、両肩に装備された2振りの剣[78]を用いることもある。
- その基本スペックの高さから、メタロイドの特性が反映される部分は基本的に左右どちらかの腕だけの場合が多く、改造元となるメタロイドも攪乱能力など、戦闘以外の能力に長けた個体が選ばれることも多い。メタロイドの特性を最大限に生かし、バスターマシンを幾度も追い詰めた。
- 基本の3タイプの中でも「もっとも厄介」と特命部に言わしめただけのことはあり、物語序盤におけるタイプγとの戦闘ではゴーバスターオーが投入されることがほとんどだった[86]。またゴーバスタービートやタテガミライオーなど、新型バスターマシンが登場した後半以降でも、これらの機体を圧倒する場面も度々見られた。
- デザインは森木靖泰が担当した[86][79]。サーベルを肩に付けて武装し、付け替えの可能性が低い脚のボリュームをかなり大きくしている[76]。
- メガゾードδ
- 寄生戦闘に特化した新型メガゾード。既存の3タイプの素体を遥かに上回る性能を備えており、斧状の右腕[92][78]や単眼からのレーザー光線、電撃状のエネルギー波、それにダーツ状の弾体で武装し、肉眼では捉えられないほどの高速移動も発揮する。
- ヴァグラスがBC-04の設計図、デルタニウム39、カメラアイ製造のためのクリスタルなどを元に生み出したため、ゴーバスタービートに近似したフォルムを有する。もっともゴーバスタービートに備わっていた変形機構などはオミットされており、設計者である陣からは「ただのモドキ」と評されている。
- 主に他のタイプのメガゾードの内部に寄生した状態で転送されるが、通常転送も可能である。さらに、直接メガゾードの内部に転送・寄生する寄生転送という特殊な転送方法もある。中でもタイプγに寄生するケースが多く、相性の良さを窺わせる描写も度々散見される。他の素体に寄生した状態では通常より質量が遥かに高くなり、ゴーバスターエースの必殺技に耐えるほどの耐久力を持つ。その特性上、当初は常に素体状態で登場していたが、物語後半では主に腕が改造された機体も度々登場している。
- 初戦では、ゴーバスターオーのディメンションクラッシュを破り、初めて敗退に追い込む戦果を挙げている。もっともゴーバスターズも全くの無対策というわけでなく、二度目の戦いではニックの考案でエクスプロージョンキックを編み出し、これによってタイプδを撃破せしめている。
- デザインは原田吉朗が担当した[86][79]。モチーフはヘラクレスオオカブトなどの日本ではないカブトムシ[76]。世代が一つ上の世代機であることから、素体ということは意識していない[76]。
- アバター専用メガゾード
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- メガゾードε
- エンター専用機で、機体内部に設けられたコックピットから直接操縦を行う。右腕部のレールガンを主武装とし、メタロイドのデータをダウンロードせずとも戦闘能力や高速飛行能力を発揮する。初出は劇場版で、テレビシリーズでも物語中盤より度々ゴーバスターエースと干戈を交えた。
- メガゾードζ
- エスケイプ専用機[87][82]。メガゾードロイド(デンシャゾード2)が転送し、それに寄生していたタイプδが、同様にデンシャゾード2と融合していたメサイアカード「06」の力により進化したものである。
- 胴体にはメサイアのイメージ体を彷彿とさせるドクロのような意匠を持ち、両肩に飛行用のジャイロウイング[86][87]が装備されている。タイプεと同様に有人操縦型のメガゾードだが、メサイアの意思も備えており、メサイアの新たなボディとしても機能する。高性能の空間光学迷彩を活かしたステルス戦闘に特化し、その身を完璧に隠した上での秘密裏な行動に適している。そのため管理局もその動きを掴みづらい。
- エスケイプ・エボルブのように腕から伸ばす「ゴクロー」と「マゴクロー」というチェーンクローが主武装で[出典 47]、ジャイロウイングによる飛行と併用されることが多い。防御面でもバリアを発生させ、タテガミライオーとバスターヘラクレスの必殺技を余裕で凌いでいる。
- 後に「09」・「12」の2枚のカードも取り込んで両腕が変化。さらに周辺の建造物や、転送されたα・β・δの3体のメガゾードを融合することで成長を続け、最終的にはメサイア・リブートへと進化を遂げた[28]。後にそのデータが、再生されたエスケイプのデータに悪影響をおよぼすことになる。
- デザインは篠原保が担当した[86][79]。シルエットは一本角のδとの対比で、二股に広げてツインテール風にしている[76]。耳のようなパーツを頭頂に付け、メサイアカード由来の赤い部分にドクロのような意匠を持たせつつバニースーツ風にしてバニーガールのようにしている[76]。
- メガゾードω[出典 48][注釈 30]
- エンター専用の最新型メガゾード。初出は『ゴーバスターズVSゴーカイジャー』で、テレビシリーズにも最終盤にて登場。エンターが作り出した繭がエネトロンタンク上部と融合し、管理センターとそこに勤務していた作業員や周辺住人も融合する形で生み出された[28]。
- 亜空間における最終決戦でもゴーバスターズを圧倒するも、超加速を発揮し懐に飛び込んで来たエースのバスターソードでボディを貫かれた後、イグニッショントルネードとヘラクレスクライシスの同時攻撃に敗れる。
- バグゾード
- タイプαのバックパックから射出される、バグラーを模したメガゾード。搭載元のメガゾードが破壊されていても、こちらの機体が残存している場合エンターの遠隔操作で活動を行うことも出来る。
- 背中に装着した二門のキャノン砲[92][78]や、右手のサブマシンガン[92]を武器とするが、大型のメガゾードのように特化した能力を持たないため、単純な戦力はバディロイドのみが搭乗しているバスタービークルと互角程度に留まっている。その本領はタイプαや他のメガゾードとの連携、それに物量戦法にて初めて発揮され、運用次第ではバスターマシンでも苦戦を強いられることもある。
- デザインは出渕裕が担当した[86][79]。収納形態のデザインは原田吉朗が担当した[79]。バグラーの顔が中に付いた装甲宇宙服のような感じのデザインとなっている[76]。敵のメインとなるメガゾードαやβよりは華奢や弱いイメージで、ゲスト怪人に対する戦闘員くらいのボリューム感を意識している[76]。巨大戦闘員ポジションであることから、厚底の下駄を履かせないようにして動きやすくしている[76]。