横浜市営バス港北ニュータウン営業所 概要

横浜市営バス港北ニュータウン営業所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 13:34 UTC 版)

概要

営業所用地は東急バス東山田営業所が現在使用している用地とともに、港北ニュータウンの基本計画書である「港北ニュータウン基本計画」に記載が見える。また、日本住宅公団の港北ニュータウン計画土地利用計画にも「バ」という記載とともに、営業所用地がはじめから計画されていたことを示す記載がある。

営業所は港北ニュータウンの西端部にあり、東急が進めていた多摩田園都市計画と隣接していたことから地権者の調整に手間取り[注釈 1]、周辺地域の区画整理が遅延したことから、当初予定していた1985年から大きく遅れて1991年に開設された。

横浜市営バスの営業所の中では最も新しいが、2007年3月31日の運行をもって廃止された。当営業所の所管路線で民営バスへ移譲もしくは廃止とならなかった路線は、緑営業所若葉台営業所港北営業所が路線を引き継いで運行している。

跡地は富士通エフ・アイ・ピーが賃借し、データセンターを設置することで合意。2008年度中に着工、2010年12月1日に竣工した[1]

沿革

  • 1971年昭和46年)10月18日緑営業所川和派出所として現在の川和詰所の場所に開業する。
  • 1991年平成3年)6月28日:現在地に移転し営業所に昇格。同時に川和派出所を詰所に格下げする。
  • 1993年(平成5年)3月18日地下鉄3号線あざみ野駅延伸に伴う路線再編を実施。304系統の荏田南経由、306系統のあざみ野駅 - センター南駅間、309系統を廃止し、310系統を運行開始。
  • 1994年(平成6年)
    • 11月6日:横浜市の行政区再編により、港北区緑区を再編して青葉区都筑区を新設。これ伴う路線再編を実施、33系統の中山駅北口 - 市が尾駅間の廃止と市が尾駅 - 荏田新道間の経路変更、73系統の循環線の廃止とセンター南駅への延伸などを行う。
    • 11月7日:横浜市営バス初のミニバス路線として308系統を運行開始[2]
  • 2000年(平成12年)4月1日:307系統を廃止。
  • 2006年(平成18年)3月16日:43系統を東急バスに移譲。
  • 2007年(平成19年)3月15日:305・306・310系統を緑営業所へ移管。
    • 3月16日:3系統を東急バスへ完全移譲。
    • 3月31日:営業所を廃止。残った路線のうち、88・301・302・304系統を港北営業所へ、33・73・74・80・90系統を緑営業所へ移管。

担当路線

2007年3月時点での所管路線。

33系統

2007年3月31日、緑営業所へ移管。

73系統

  • 中山駅前 - 貝の坂 - 川和町 - 川和高校前 - センター南駅
  • 中山駅北口→中山大橋→貝の坂→川和町→川和高校前

2007年3月31日、緑営業所へ移管。

74系統

  • 中山駅北口→谷津田原第一住宅入口→谷津田原第二住宅入口→中山駅北口

2007年3月31日、緑営業所へ移管。

80系統

  • 中山駅北口 - 中山大橋 - 貝の坂 - 佐江戸 - 星ヶ谷 - 都筑ふれあいの丘 - センター南駅
  • センター南駅→都筑ふれあいの丘→星ヶ谷→佐江戸→貝の坂→都橋→中山駅北口

2007年3月31日、緑営業所へ移管。

88系統

  • センター南駅 - 都筑ふれあいの丘 - 仲町台駅 - 勝田 - 道中坂下
  • 仲町台駅 - 都筑ふれあいの丘 - センター南駅 - 大原 - 勝田 - 道中坂下

2007年3月31日、港北営業所へ移管。

90系統

2007年3月31日、緑営業所へ移管。

301・370系統

  • 江田駅 - 荏田南 - 都筑ふれあいの丘 - 仲町台駅
  • 江田駅 - 荏田南 - 中の瀬 - センター南駅
  • 江田駅 - 荏田南 - 大丸 - 港北ニュータウン車庫前

2007年3月31日、港北営業所へ移管。

302系統

  • 港北ニュータウン車庫前 - 都筑ふれあいの丘 - 仲町台駅 - 新北川橋 - センター北駅 - センター南駅 - 港北ニュータウン車庫前

2007年3月31日、港北営業所へ移管。

304系統

  • 江田駅 - みずきが丘 - 荏田東 - センター南駅

2007年3月31日、港北営業所へ移管。

305・372系統

  • 市が尾駅 - 泉田向 - 夕やけ橋 - 川和台 - 石橋
  • 市が尾駅 - 泉田向 - 夕やけ橋 - 川和台 - 石橋 - 貝の坂 - 中山駅北口
  • 市が尾駅 - 泉田向 - 夕やけ橋 - 川和台 - 石橋 - 貝の坂 - 瑞雲寺前 - 夕やけ橋 - 港北ニュータウン車庫前
  • 港北ニュータウン車庫前 - 夕やけ橋 - 川和台 - 石橋 - 貝の坂 - 中山駅北口
  • 中山駅北口←貝の坂←瑞雲寺前←夕やけ橋←港北ニュータウン車庫前

2007年3月15日、緑営業所へ移管。

306系統

  • 市が尾駅 - 泉田向 - 大丸 - センター南駅
  • 市が尾駅→泉田向→大丸→荏田南
  • 市が尾駅 - 泉田向 - 港北ニュータウン車庫前
  • センター南駅 - 大丸 - 港北ニュータウン車庫前

2007年3月15日、緑営業所へ移管。

310系統

  • センター南駅 - 大丸 - 夕やけ橋 - 川和台 - 石橋
  • センター南駅 - 大丸 - 瑞雲寺前 - 貝の坂 - 石橋 - 梅田橋 - 折本橋 - 仲町台駅

2007年3月15日、緑営業所へ移管。


注釈

  1. ^ 当時港北ニュータウン計画は失敗するとみられていたため、地権者が多摩田園都市計画による開発を望んでいたことが原因とミニコミ紙が報じている。[要出典]

出典

  1. ^ 横浜データセンター: 富士通エフ・アイ・ピー”. 2015年1月19日閲覧。
  2. ^ a b バスラマ・インターナショナル』No.74「バス事業者訪問 横浜市交通局」、ぽると出版、2002年11月号、2002年10月25日発行。ISBN 4-89980-074-6
  3. ^ a b c d バスジャパン ニューハンドブックシリーズ 28 横浜市交通局』BJエディターズ/星雲社、1999年8月1日。ISBN 4-7952-7781-8
  4. ^ バスグラフィック』Vol.18「特集 開業85周年 横浜市営バスでキマリ!!」、ネコ・パブリッシング、2013年7月3日発行。ISBN 978-4-7770-1436-1
  5. ^ a b c d e 『バスジャパン ハンドブックシリーズ R59 横浜市交通局』BJエディターズ/星雲社、2006年9月1日。ISBN 4-434-07274-9





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