榴弾砲 榴弾砲の概要

榴弾砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 03:59 UTC 版)

D-20 152mm榴弾砲
M198 155mm榴弾砲

口径カノン砲(加農砲・カノン・加農)に比べて砲口直径(口径)に対する砲身長(口径長)が短く、低初速・短射程であるが軽量でコンパクト、高仰角射撃を主用する。しかしながら、概ね冷戦後の現代は火砲の進化(榴弾砲の長砲身化)による砲種の統廃合(榴弾砲の統一)により、榴弾砲とカノン砲の区別は無くなっている。

旧日本陸軍による呼び名はりゅうだんぽうアメリカ英語に於ける呼称の片仮名表記は「ハウザー(Howitzer)」[注 1][1]、である。


注釈

  1. ^ Howitzerのアメリカ英語に於ける発音(発音記号hάʊɪtsɚ)は「ハウザー」とする片仮名表記が慣例として定着している。一方イギリス英語に於けるHowitzerの発音は発音記号ではhάʊɪtsəだが、片仮名表記では「ハウィッツァー」「ホイッツァー」など複数あり定まっていない。
  2. ^ 「口径○○mm」などという表記方法では砲身内径の直径をmmやinで表す(施条があれば山同士の内側の径で計る)が、「xx口径」「口径長」という表記方法では砲の(砲身直径の意味の)口径を分母に、砲身内で装薬が収まり砲弾が加速される長さ(砲身長)を分子とした数値を表す(砲身長は薬室の最後部から砲口までである)。例えば、口径100mmの砲の砲身長が2.2mである場合は「口径100mm・22口径」となる。
  3. ^ 榴弾砲の軍隊符号
  4. ^ イギリス英語Howitzerは発音記号でhάʊɪtsəだが、片仮名表記では「ハウィッツァー」「ホイッツァー」など複数あり定まっていない。一方Howitzerのアメリカ英語に於ける発音記号hάʊɪtsɚについては「ハウザー」と片仮名表記する慣例が定着している。
  5. ^ ラテン文字表記:Gaubitza
  6. ^ 師団に隷属する野砲兵連隊などを意味する。
  7. ^ に隷属する野戦重砲兵や重砲兵などを意味する。

出典

  1. ^ a b howitzerの意味・使い方・読み方 - Weblio英和辞書
  2. ^ 陸軍省副官 川原直一 『兵器名称ノ略称、略字規定中追加、改訂ノ件関係陸軍部隊ヘ通牒』 1942年3月12日、アジア歴史資料センター、Ref.C01005271500





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