榴弾の性能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:48 UTC 版)
「M1 76mm戦車砲」の記事における「榴弾の性能」の解説
M1 76mm戦車砲用に開発されたM42榴弾(HE弾)の爆薬量が約0.41kgであるのに対し、既存のM3 75mm戦車砲のM48榴弾の爆薬量は約0.68kgであった。つまり、76mm戦車砲を搭載したM4中戦車は、75mm戦車砲を搭載したM4に比べ、装甲貫徹力は改善している代わりに榴弾の威力が低下していたのである。 この時期のアメリカ軍戦車部隊の記録によれば、戦闘中に使用する砲弾は榴弾を使用する機会が最も多く、あるデータでは榴弾70%、徹甲弾20%、発煙弾10%とされていた。また、アメリカ陸軍第13戦車大隊の記録では、1944年8月3日から12月31日にかけて、被帽徹甲弾は55発であるのに対し、榴弾は19,634発を使用した、とされていた。
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