明暦の大火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 00:29 UTC 版)
題材にした作品
- 『魔界転生』- 1981年の映画、深作欣二監督。クライマックスの舞台となっている。
- 『銭形平次捕物控』-「火の呪い」において火災の一部が慶安の変において処刑をまぬがれた由井正雪の残党による放火だったという設定になっている。
- 『異戦 大坂の陣』- 舞台は慶長期だが、大坂方の策略による江戸炎上シーンが本妙寺出火説を元にしたものになっている。
- 『吉原御免状』- 隆慶一郎による小説。舞台となる新吉原形成の発端について、幕府黒幕説および本妙寺火元引受説を採用している。
- 『明暦火炎秘図』- 堀和久による小説。将軍の元御側だった隠居老人(中根正盛)が、江戸の街づくりを計画的に行うことと不逞浪人らを殺害するために大火をおこしたという設定になっている。
- The Fire Kimono - アメリカの推理小説作家ローラ・ジョー・ローランドによる時代物ミステリー「佐野一郎シリーズ」第13作目。舞台は元禄期だが、この大火に紛れて行われた殺人事件の調査が主題となっている。
- 秘録 首斬り館 〜逐電屋藤兵衛〜 - 1989年に発売されたMSX2用のアドベンチャーゲーム。
- 『剣樹抄』 - 冲方丁による小説。徳川光圀が隠密組織「拾人衆」とともに明暦の大火を引き起こした火付け一味を追う設定になっている。
- 『江戸一新』- 門井慶喜による小説。老中・松平信綱による大火後の首都再建が描かれている。
脚注
参考資料
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- 森下雄治・山﨑正史「江戸の主要防火政策に関する研究 -享保から慶応までの防火環境とその変遷について-」『地域安全学会論文集』№19、地域安全学会、2013年、1-11頁。
- 坂巻, 甲太、黒木, 喬『『むさしあぶみ』校注と研究』桜楓社、1988年4月。ISBN 4273022273。
- 黒木喬『明暦の大火』講談社〈講談社現代新書, 491〉、1977年12月。 NCID BN03373961。
- 西山松之助編 編『江戸町人の研究』 第5巻、吉川弘文館、1978年。 NCID BN02398708。全国書誌番号:79001812。
- 『歴史への招待8』日本放送出版協会、1980年10月。
- 「明暦大火焼失 柳営御道具・刀剣目録」『茶書研究 第7号』宮帯出版社、2018年。
- 岩本馨『明暦の大火』吉川弘文館、2021年9月。
関連項目
注釈
- ^ 仏教の世界観では、大地の底に人間界を支える金輪があるという。「金輪際」の語源
出典
- ^ a b 森下・山﨑(2013)、3-5頁。
- ^ a b 森下・山﨑(2013)、5・6頁。
- ^ 近世史料研究会編:『江戸町触集成』第4巻,塙書房,1994。
- ^ 東京市役所編纂『東京市史稿市街篇』第7巻。
- ^ 近世史料研究会編:『江戸町触集成』第1巻・第4巻,塙書房,1994.
- ^ 『むさしあぶみ-明暦の大火(振袖火事) (東日本橋 初音森神社彌宜 田部幸裕編)』初音森神社にて頒布。
- ^ “むさしあぶみ_翻刻”. 大船庵. 2023年4月3日閲覧。
- ^ 東京市 (1924年). “むさしあぶみ”. dl.ndl.go.jp. 明暦安政及大正の難. 国立国会図書館デジタルコレクション. 2023年4月3日閲覧。
- ^ [1]
- ^ 『歴史への招待8』、205-206,233頁
- ^ 間瀬久美子「近世朝廷と寺社の祈祷」(初出:『千葉経済論叢』58号、2018年/所収:間瀬『近世朝廷の権威と寺社・民衆』吉川弘文館、2022年)2022年、P172-173.
- ^ “浅草〜合羽橋散策コース”. 台東区. 2019年11月24日閲覧。
固有名詞の分類
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