日本紅斑熱
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日本紅斑熱(にほんこうはんねつ、英: Japanese spotted fever)は、リケッチアの一種である日本紅斑熱リケッチア[1] ('Rickettsia japonica') の感染によって引き起こされる感染症である。以前は東洋紅斑熱(とうようこうはんねつ、oriental spotted fever)とも呼ばれた。1984年に徳島県で発見された新興感染症であり、日本の関東以西の地域に見られる[2]。ダニ媒介性疾患の一つであり、この病原菌を持ったマダニに刺されることによって感染する。日本では感染症予防法によって四類感染症に指定されている。
- ^ a b c d 馬原文彦 2007.
- ^ a b 国立感染症研究所『今月のトピック』2005年12月)
- ^ 高田伸弘, 藤田博巳, 矢野泰弘, 及川陽三郎, 馬原文彦「日本紅斑熱の媒介動物」『感染症学雑誌』第66巻第9号、1992年、1218-1225頁、doi:10.11150/kansenshogakuzasshi1970.66.1218。
- ^ [1] バイエル製薬 (PDF) [リンク切れ]
- ^ Japanese spotted fever, South Korea. NBCI
- ^ 日本紅斑熱 国立感染症研究所 感染症の話 2002年第25週号(2002年6月17日~6月23日)掲載
- ^ (お探しのページが見つかりません)日本紅斑熱による死亡例の発生について(情報提供) 厚生労働省健康局結核感染症課 平成20年8月1日[リンク切れ]
- ^ 年別報告数一覧(その1:全数把握) 国立感染症研究所 感染症情報センター
- ^ “日本紅斑熱、過去最多 20年、マダニ媒介の感染症―野外活動に注意を・厚労省”. 時事ドットコム. 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b 岩崎博道, 伊藤和広, 酒巻一平「我が国におけるダニ媒介感染症の現状と課題」『日本内科学会雑誌』第110巻第10号、2021年、2270-2277頁、doi:10.2169/naika.110.2270。
- ^ a b どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.37)後医は名医? 始めは急性腸炎と診断されていたが… 日経メディカル
- ^ a b c 田原研司, 藤澤直輝, 金森弘樹「島根半島弥山山地における日本紅斑熱患者数の減少に繋がったThe One Health Approach」『日本獣医師会雑誌』第74巻第7号、2021年、444-448頁、doi:10.12935/jvma.74.444。
- ^ 日本紅斑熱の治療 国立感染症研究所
- 1 日本紅斑熱とは
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