方向微分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 07:13 UTC 版)
微分幾何学における方向微分
M を微分可能多様体とし、p を M 内のある点とする。f を、点 pのある近傍において定義され、p において微分可能なある関数とする。 v を点 p における M への接ベクトルとするとき、f の v に沿った方向微分は、∇v f(p)(共変微分を参照)や Lv f(p)(リー微分を参照)、あるいは vp(f)(接ベクトル空間を参照)など様々な方法で表記され、その定義は次のようになる。γ: [-1,1] → M を、γ(0) = p および γ′(0) = v を満たすような微分可能な曲線とする。このとき、方向微分は
と定義される。この定義は、γ′(0) = v を満たすようなものとして γ が選ばれている限り、γ の選び方によらない。
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