山田浅右衛門
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著書
- 山田浅右衛門吉睦『古今鍛冶備考』秋水舎、1900年 。
- 山田浅右衛門『刀剣押形』写本。doi:10.11501/2590576。NDLJP:2590576 。
- 山田浅右衛門『刀剣押形続篇』写本。doi:10.11501/2553023。NDLJP:2553023 。
登場する作品
映画
テレビドラマ
- 『日本怪談劇場』第8話「怪談・首切り浅右衛門」演:栗塚旭
- 『暴れん坊将軍』(吉宗の世を忍ぶ仮の姿である徳田新之助の親友として登場)演:栗塚旭
- 『必殺仕事人・激突!』(仕事人グループの一員として登場)演:滝田栄
- 『子連れ狼』第1部17話(実質、18話)『首斬り朝右衛門』演:若林豪
小説
- 綱淵謙錠『斬』
- 山田風太郎『警視庁草紙』(ちくま文庫、河出文庫) - 幕末を経て斬首刑制度がなくなるまで警視庁に勤務する山田浅右衛門が登場。
- 渡辺淳一『項の貌』 - 山田浅右衛門が刃こぼれもせずに首切りが出来た理由を医学的な見地から推測している。
- 鳥羽亮『鬼を斬る 山田浅右衛門涅槃斬り』(徳間文庫) - 7代目吉利を主人公とする。
- 鳥羽亮『絆 山田浅右衛門斬日譚』(幻冬舎文庫) - 7代目吉利を主人公とする。
- 大沼弘幸・わたなべぢゅんいち『大江戸乱学事始』(電撃文庫)
- 柴田錬三郎『首切り浅右衛門』(講談社文庫)
- 団鬼六『最後の浅右衛門』(幻冬舎) - 8代目吉利の高弟、伊古奈卯兵衛から見た物語。
- 中里融司『人斬り浅右衛門 斬妄剣』(学研M文庫) - 7代目吉利を主人公とする。
- 藍上陸『Beurre-Noisette 世界一孤独なボクとキミ』(集英社スーパーダッシュ文庫) - 山田浅右衛門の一族は現代に血脈および用いた刀「影無」が受け継がれたという設定で、その子孫である「山田朝右衛門」が登場する。
- 千野隆司『首斬り浅右衛門人情控』(祥伝社文庫) - 7代目吉利を主人公とする。
漫画
- 小池一夫(原作)・小島剛夕(作画)『首斬り朝』 - 山田「朝」右衛門(3代目吉継)が主人公。
- Samurai Executioner - 上記の英訳。アメリカで大人気を博す。
- 小池一夫(原作)・小島剛夕(作画)『子連れ狼』
- 上村一夫『春の華』(単行本「津軽惨絃歌」の中に収録)
- 沙村広明『無限の住人』 - 4代目山田浅右衛門吉寛が登場。
- 津寺里可子『SUN -山田浅右衛門』 - 4代目山田浅右衛門吉寛を主人公とする。全4巻。
- 高瀬理恵『首斬り門人帳』 - 6代目山田浅右衛門吉昌が登場。
- サンドロビッチ・ヤバ子(原作)・だろめおん(作画)『ケンガンアシュラ』 - 番外編で2代目山田浅右衛門吉時が登場。
- 塩崎雄二『真・一騎当千』
- 賀来ゆうじ『地獄楽』 - 山田浅ェ門として架空の人物が複数人登場。
- 空知英秋『銀魂』 - 山田浅右衛門をモデルとした池田朝右衛門・夜右衛門が登場する。
- 山下文吾『エドデッド』 - 江戸城下がゾンビだらけとなり、主人公の山田浅右衛門が活躍する。
脚注
注釈
- ^ 吉時を初代とみなす場合は1例のみとなる。
- ^ 戦国時代に来日したルイス・フロイスは「ヨーロッパでは刀剣の切れ味を試すため動物を用いるが、日本人はそういった方法を信用せず、必ず人間の死体を用いた」と記している。
- ^ 当時、「客に心変わりしない」という証明のために、遊女が小指を切って渡す風習があった。
- ^ ただし、事実か定かでないが、旧刑法施行後の1886年(明治19年)12月に「青森の亭主殺し」事件の加害者である小山内スミと小野長之助の公開斬首刑が青森県弘前市の青森監獄前で行われた。この時2人の斬首刑に兼平巡査が斬首刑の執行人として、死刑執行者付添役に森矯(東奥義塾教師)がそれぞれの任を果したと言われている。しかし、このことが事実である場合、この死刑執行は事実上の斬首刑の最後であると共に、官憲による日本国内における一般刑法犯に対する最後の非合法(当時の旧刑法では非公開絞首刑のみ)の死刑執行かつ公開処刑であると言わざるを得なくなる[13]。
出典
- ^ 氏家 2016, pp. 120–122.
- ^ a b 氏家 2016, p. 92.
- ^ 氏家 2016, p. 94.
- ^ 氏家 2016, p. 95.
- ^ 氏家 2016, pp. 95–98.
- ^ 氏家 2016, pp. 98–99.
- ^ 氏家 2016, pp. 115–116.
- ^ 氏家 2016, pp. 116–118.
- ^ 氏家 2016, p. 111.
- ^ 氏家 2016, pp. 140–147.
- ^ a b 櫻井悟史 (2009-03-31). “斬首を伴う「死刑執行人」の配置に関する考察 -公事方御定書から旧刑法にいたるまで” (日本語). Core Ethics : コア・エシックス (立命館大学大学院先端総合学術研究科) 5: 171-180. doi:10.34382/00005419. ISSN 1880-0467. NAID 110007077223 2020年10月24日閲覧。.
- ^ 山下恒夫 (1988-04-01), 明治東京犯罪暦 明治元年~明治23年, 東京法経学院出版, pp. 148-155, ISBN 4808944383, NCID BN02158260
- ^ 手塚豊 (1960-04), 刑罰と国家権力 国家的刑罰権と非国家的刑罰権――明治前期の場合に関する一未定稿, 法制史学会, pp. 182-185, doi:10.11501/2527269, NCID BN0366777X
- ^ a b c d e f g h 氏家 2016, pp. 246–250.
- ^ 『明治百話』篠田鉱造 著、角川学芸出版、2010年3月 ISBN 978-4-04-622093-6 p27-36
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