大溝藩
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大溝藩（おおみぞはん）は、近江国高島郡の大溝陣屋（現在の滋賀県高島市勝野）に藩庁を置いた藩[1]。1619年に外様大名の分部氏が2万石で入封し、1871年に廃藩置県に先立って自ら廃藩するまで、250年あまり存続した。
注釈
- ^ 旧上野藩領は津藩と紀州藩によって分割された。古くからの港町である白子湊はこのとき紀州藩領となった。
- ^ 財政難を原因として自ら廃藩した藩には、他に河内狭山藩などがある。
- ^ 大溝・打下村をはじめ20か村が一円支配地、17か村が入組支配地[12]。元禄年間と推定される史料では、高島郡島村・下古賀村において8領主による相給であった[12]。
- ^ 滋賀県立公文書館には「野洲郡矢島村の旧大溝藩出張陣屋払下金の処分方伺」に関する文書がある[20]。
- ^ 同一史料に依拠した三重県史編さん班は「上野藩時代からの家臣は122名」とする[8]。
- ^ 藤樹の研究者であった柴田甚五郎が明治時代に唱えた説[33]。
出典
- ^ 二木謙一監修・工藤寛正編「国別 藩と城下町の事典」東京堂出版、2004年9月20日発行(397ページ)
- ^ a b c d “重要文化的景観「大溝の水辺景観」”. 高島市 (2018年5月8日). 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c 八杉淳 1989, p. 171.
- ^ a b c “おおみぞこみぞ通信 9号（大溝藩開藩400周年記念号）”. 大溝の水辺景観まちづくり協議会 (2018年11月). 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c 藤田恒春. “大溝藩”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年1月3日閲覧。
- ^ 『寛政重修諸家譜』巻第三百九十二、国民図書版『寛政重修諸家譜 第三輯』p.6。
- ^ a b “上野城と分部氏の活躍、そして転封”. 歴史の情報蔵. 三重県県史編さん班. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b “第６１話 伊勢上野初代藩主 分部光嘉”. 歴史の情報蔵. 三重県県史編さん班. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c d 鎌田道隆 1982, p. 4.
- ^ a b c “大溝藩”. 藩名・旧国名がわかる事典. 2022年1月3日閲覧。
- ^ 鎌田道隆 1982, pp. 14–15.
- ^ a b c d e 鎌田道隆 1982, p. 3.
- ^ 鎌田道隆 1982, p. 2.
- ^ 中井均 2021, pp. 78–79.
- ^ a b c d 中井均 2021, p. 70.
- ^ 中井均 2021, p. 76.
- ^ a b c 中井均 2021, p. 91.
- ^ a b c 中井均 2021, p. 88.
- ^ “矢島御所(矢島館) 近江国(守山)”. 2022年1月9日閲覧。[信頼性要検証]
- ^ “土木掛書類（令参事指令）”. 滋賀県立公文書館所蔵資料検索システム. 2022年1月9日閲覧。
- ^ a b c d 鎌田道隆 1982, p. 5.
- ^ a b c d 鎌田道隆 1982, p. 13.
- ^ a b 鎌田道隆 1982, p. 15.
- ^ 鎌田道隆 1982, pp. 6–7, 15.
- ^ a b c d e f g 鎌田道隆 1982, p. 11.
- ^ 鎌田道隆 1982, pp. 8, 10.
- ^ a b 鎌田道隆 1982, p. 8.
- ^ “近藤重蔵の墓”. 高島市. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b c 中村貢 1966, p. 76.
- ^ “中江藤樹”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年1月8日閲覧。
- ^ 「高島市歴史散歩 No.43 中江藤樹先生と大溝」『広報たかしま』第70号、2008年7月1日、2022年1月4日閲覧。
- ^ “中江藤樹について”. 中江藤樹生誕400年祭. 高島市. 2022年1月4日閲覧。
- ^ a b 高橋文博. “近世学問都市京都 中江藤樹学派と京都”. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “【140408記者提供資料】第25回記念館小企画展「～近江聖人中江藤樹の高弟～ 双璧 熊沢蕃山・淵岡山」開催”. 高島市. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “常省祭”. 公益財団法人藤樹書院. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “大塩ゆかりの地を訪ねて⑥「大塩平八郎門人と藤樹書院」”. 大塩事件研究会. 2022年1月9日閲覧。
- ^ a b c d 膽吹覚 2008, p. 51.
- ^ a b “中村徳勝”. 高島ものしり百科. 高島市立図書館. 2022年1月7日閲覧。
- ^ a b 中井均 2021, p. 71.
- ^ “中村鸞渓”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus. 2022年1月5日閲覧。
- ^ a b c d 膽吹覚 2008, p. 52.
- ^ 膽吹覚 2008, pp. 51–52.
- ^ 膽吹覚 2008, pp. 51, 55.
- ^ 膽吹覚 2008, p. 55.
- ^ 膽吹覚 2008, pp. 55–56.
- ^ “大溝藩分部家文書”. 文化遺産オンライン. 文化庁. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “滋賀県指定史跡指定 平成4年3月31日 教育委員会告示第2号(平成16年5月14日施行)”. 滋賀県. 2022年1月3日閲覧。
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