南太平洋非核地帯条約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 07:49 UTC 版)
備考
- 調印地のラロトンガ島はクック諸島の首都である。調印日は広島市への原子爆弾投下から、ちょうど40年後の日にあたる。条約成立の背景としては、フランスが南太平洋において核実験を再開したことや、日本が放射性廃棄物を南太平洋に処分しようとしたことなどが挙げられる。
- 太平洋安全保障条約加盟国でもあるニュージーランドは、当条約への署名と同年の1985年に、非核政策の一環として核兵器搭載可能な米国艦艇の寄港を拒否したため、米国はニュージーランドの防衛義務を停止している[2]。
関連項目
- 核兵器禁止条約
- 1967年:ラテンアメリカ及びカリブ核兵器禁止条約(トラテロルコ条約)
- 1995年:東南アジア非核兵器地帯条約(バンコク条約)
- 1996年:アフリカ非核兵器地帯条約(ペリンダバ条約)
- 2006年:中央アジア非核兵器地帯条約(セメイ条約)
外部リンク
- 国際連合軍縮部 条約データベース South Pacific Nuclear Free Zone Treaty(英語)
- これまでに署名された非核兵器地帯条約(外務省、2014年8月12日)
- ^ a b 外務省 (2016年). “「日本の軍縮・不拡散外交」(第七版)(平成28年)/第3部 核軍縮”. 2019年7月7日閲覧。
- ^ ニュージーランドの安全保障上の役割 - 防衛庁防衛研究所
固有名詞の分類
- 南太平洋非核地帯条約のページへのリンク