兼高かおる世界の旅 雑記帳

兼高かおる世界の旅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 13:26 UTC 版)

雑記帳

  • 最初期の番組オープニング・エンディングについて
    • 『兼高かおる世界飛び歩き』のころの番組が差し替えられたオープニングで放送される際、最初、パンアメリカン航空の機体全体が映っていたものが、一瞬画面が激しく乱れた後、ズームアップしたパンアメリカン機を背景にして「世界の旅」の字幕が出る。引き続き、「企画 TBS 東京放送」という字幕が出た後、また画面が瞬間的に激しく乱れ、その後は通常の編集通り、視覚的に違和感なく進行する。この激しい乱れの間に流れたフィルム映像は、その前後のと比較しても、お世辞にもきれいとは言えない、やや荒っぽい映像になっている。なお、エンディングでは、エンジン部分の映像が流れたのち、途中からズームアウトした位置での映像に切り替わり、「兼高かおる/世界の旅/終」(「/」は改行)と表示されて終了する。
    • SASスカンジナビア航空に協賛が変わってしばらくの間は、オープニングではシェフが行う機内サービスの様子が映し出されており、オープニングの終わりは飛行機が着陸するシーンで〆られ「協力/SAS/The Businessman's Airline/スカンジナビア航空」(「/」は改行)と表示されていたが、のちに機内の様子は映されなくなりコペンハーゲン空港の様子などが映されたものに、また、オープニングの〆も着陸するシーンから飛行中の機体の左斜め後方から映したものに変更され、「協力/SAS/NON-STOP/TOKYO-COPENHAGEN/スカンジナビア航空」(「/」は改行)の表示に変更された。 
  • 2011年1月30日 再放送 #0005 紫の國ウルグアイ ※二巡目の再放送 - 1960年1月17日
    • オープニング途中の「TBS 東京放送」の部分から、テーマ曲を強引にカットしてつぎはぎしたため、通常のオープニングでは流れない部分が流れる珍しいパターンであった。
  • 2010年11月21日再放送 #518 ソイビーンズの旅 -アメリカ合衆国・ルイジアナ州ニューオリンズ - 1971年2月7日
    • この放送回では、オープニングとエンディングで、和服姿の兼高かおると芥川が、和食料理屋の座敷で雑談を交わす珍しいパターンだった。特に出だしにおいては、芥川が豆腐を食し、それについての話を切りだす。それに対して兼高かおるは、戦前は満州から大豆を買い付け、現在はアメリカから買い付けているといった話や、栄養素の豊富さ、しょうゆなど各種原料に使われている話をする。これに対して芥川は、放送日が2月7日ということもあり、「ついこの間、例の福は内、鬼は外は、アメリカの豆で行ったわけですか」と語る。冒頭終盤では、「豆腐の角に頭をぶつける」という言葉を発しながら芥川が自らの額を軽くたたくなどして、本編が始まった。なお、この放送において兼高かおるは、「soybean(ソイビーン、大豆)」のことを、「ソイヤービーンズ」と発音していた。
  • 1967年6月25日放送「サイパンとグアム」(#354)ではパンアメリカン航空のグアム経由ハワイ行きの新航路(当時)を紹介。記念フライトに参加した司葉子星由里子やグアムで休日を過ごす越路吹雪といった当時の有名人のオフショットが収められている(越路は翌年グアムを紹介した回にも登場)。この回に限らず、オフを海外で過ごす有名人が登場することもあった。またこの放送で1960年にグアムで発見された「最後の日本兵」が紹介されているが、この放送の約5年後に横井庄一がグアムで発見される。

注釈

  1. ^ 大阪ABC、岡山RSKは6月26日に「トルコ」の回を放送している
  2. ^ 1966年7月10日放送の第311回「南へのいざない」および1967年7月16日放送の第357回「ナッソーの魅力」の時点でのクレジット
  3. ^ 『TBS50年史』では芥川の後輩・落合博一とされている。
  4. ^ スカンジナビア航空は兼高が世界一周取材旅行をするきっかけを作った1958年の「世界一周早回り」の協賛社でもあった。
  5. ^ 当時の新聞には当該回にカラーマークは付いておらず、実際にカラーで放送されたかは不明。1975年3月30日の再放送ではカラーで放送されている。
  6. ^ 岡山RSK、大阪ABCはカラーマーク付き、広島RCCはマークなし
  7. ^ 「ナッソーの魅力」(#357 1967年7月16日放送)、「スコットランドの想い出」(#362 1967年8月20日放送)、「第18次取材ハイライト U.S.A.」(1967年9月10日放送)はモノクロ
  8. ^ 1967年3月放送の第16次取材旅行ハイライトではコメントが別途挿入されていたため、TBSチャンネルの再放送ではBGMのみが流れる。
  9. ^ なお、日本人の海外旅行が自由化されたのは1964年からである。
  10. ^ 芥川は最終回まで番組に参加していたが、この頃には既に肺癌が大きく進行しており、ナレーションも本調子とは言えない状態だったという。
  11. ^ 番組開始当初の製作クレジットは、TBS東京放送だった。
  12. ^ 2022年3月限りで特任教授を退任。2023年3月時点では「放送大学名誉教授」の肩書きを有している[16][17]
  13. ^ 現在は放送大学が所蔵している[16]

出典

  1. ^ 講談社 編『TVグラフィティ : 1953年〜1970年ブラウン管のスター・ヒーロー・名場面1700』講談社、1978年4月3日、203頁。NDLJP:12275878/105 
  2. ^ 志賀信夫『テレビヒット番組のひみつ : 「ジェスチャー」から「おしん」まで』日本放送出版協会、1984年8月1日、65 - 67頁。NDLJP:12275392/36 
  3. ^ デンマークノルウェースウェーデン
  4. ^ 『20世紀放送史・上』(日本放送協会編・発行、2001年刊)より
  5. ^ NHK出版「放送文化」(発行時期不明)
  6. ^ 兼高かおるさん「旅の資料館」閉館 来館者から惜しむ声 淡路島」『産経新聞』、2020年2月28日。2023年4月2日閲覧。
  7. ^ 北國新聞 1977年10月2日付朝刊テレビ欄および、北日本新聞 1990年3月25日付朝刊テレビ欄より。
  8. ^ 北國新聞 1977年10月2日付朝刊テレビ欄より。
  9. ^ 産経新聞・岡山版、1964年2月9日・5月3日、各テレビ欄。
  10. ^ 産経新聞・岡山版、1964年5月10日、各テレビ欄。
  11. ^ 徳島新聞 1966年4月4日付 朝刊7面「午前のTVラインナップ」によると金曜10:30から遅れネット
  12. ^ 週刊TVガイド岡山・四国版1986年1月18日 - 24日号
  13. ^ 下記に記述の秋田放送分と合わせ、出典は1988年(昭和63年)9月付け東奥日報テレビ欄より。
  14. ^ 『北日本新聞』1990年9月30日付朝刊、テレビ欄。
  15. ^ a b c 稲村哲也(放送大学特任教授) (30 November 2021). 放送大学キャンパスガイド 2021年10月号②【キャンパスチェック】番組紹介 BSキャンパスex特集【キャンパスプロファイル】 石崎 克也 教授 (テレビ番組). 放送大学. YouTubeより2023年4月2日閲覧「キャンパスチェック」コーナー
  16. ^ a b c d e 稲村哲也(放送大学名誉教授) (9 March 2023). 放送大学キャンパスガイド 2022年3月号③【キャンパスチェック】番組紹介 BSキャンパスex特集「考古・歴史・文化の今昔」【コラムOUJ】島内 裕子 教授 (テレビ番組). 放送大学. YouTubeより2023年4月2日閲覧「キャンパスチェック」コーナー
  17. ^ 稲村哲也、小川正人、田中統治、森岡淸志、迫田章義 (3 March 2022). 放送大学キャンパスガイド 2022年3月号②【キャンパスチェック】退任教員からのメッセージ【キャンパスプロファイル】迫田章義 教授 (テレビ番組). 放送大学. YouTubeより2023年4月6日閲覧番組前半「キャンパスチェック"退任教員からのメッセージ"」より
  18. ^ 「兼高かおる世界の旅」貴重な映像を観光文化論で公開しました』(プレスリリース)横浜商科大学、2022年8月4日https://www.shodai.ac.jp/news-topics/269/2023年4月2日閲覧 
  19. ^ NAOKO ANDO「兼高かおる 未来へのバトンパス」『The New York Times Style Magazine:JAPAN』、2021年6月18日。2023年4月2日閲覧。






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