公害対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 02:19 UTC 版)
煙害と自動車
大気汚染の主なものに煙害があるが、環境庁新設の際、煤煙を含む公害対策にさらに深く取り組むようになっている。現在では、公害罪法ともいわれている人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律といった公害対策法令も制定されて対策がなされている。
環境確保条例に定める自動車公害対策などにアイドリングストップなどが盛り込まれ、全国軽自動車協会連合会の活動も軽自動車の普及促進と安全公害対策などを盛り込んでいる。
東京都環境局では自動車公害対策部がある。また、大気を汚染する自動車を製造する企業の取り組みとして、自動車排出ガス規制に対応した、トヨタ自動車のTTCや日産自動車のNAPSなどがある。
マツダ・ファミリアやマツダ・コスモなどのAPとはAnti-pollution(アンチポリューション:公害対策)の頭文字で、プロトタイプレーシングカーで日産・R382の翌日、日産自動車は公害対策に集中するため、70年日本グランプリの欠場を発表している。
スバル・レックスの場合公害対策のため、エンジンをEK33型2ストロークエンジンからEK21型にしている。
ホンダ・145などでは無鉛ガソリンが使用可能となり、水冷化が後の公害対策も視野に入れてのものであったことが窺える。
カワサキ・Z1など、ダブルディスク化(欧州仕様のみ)、点火系の変更、公害対策による吸排気変更やスバル・ff-1 1300Gなど安全・公害対策装備の充実が図られた。
阪急バスは1993年からは、低公害対策車に対して、白地をベースに従来の塗色を一部に配している。
フォード・ファルコンは、新しい公害対策基準「ADR27A」を初めてクリアして1976年に登場。
フィアット・131など、アメリカ向け輸出車には公害対策によって大幅にパワーダウンしたDOHCである。
デ・トマソ・マングスタは標準が289cubic inch(4728cc)305馬力であったが、米国向けは公害対策による性能低下を補うため302cu-in(4949cc)が搭載された。
トライアンフ・ドロマイトは、日本でも厳しくなりつつあった公害対策・安全基準に対応した日本向け仕様車を少量生産、トライアンフ・スピットファイアは公害対策等の理由で性能が徐々に低下、安全対策や装備充実による重量増加と公害対策による特に対米仕様車のエンジン出力低下がもたらされた。
- 公害対策のページへのリンク