佐々木嘉太郎 (初代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/07 18:23 UTC 版)
経歴
陸奥国津軽郡金木村（現青森県五所川原市）の農家に生まれた。中村半治郎の長男[2][8]。12歳のときに五所川原の呉服商に丁稚奉公。佐々木喜太郎の養子となった[8]。1867年に分家し、一家を創立した[8]。分家した嘉太郎が木綿と雑貨を扱うことにした店の屋号は「又古」だった。
1889年以降、北津軽郡会議員、県税調査委員等を務めた[1]。1895年、津軽鉄道の設立に参画した[3]。1897年、五所川原銀行を創業した[3]。1904年9月29日、多額納税者として貴族院議員に選出され[3][10]、1906年10月10日に辞職した[11]。
架橋工事や鉄道敷設事業などでも活躍[3]。1914年12月3日に死去[4]。
人物
「布屋嘉太郎」から「布嘉」と呼ばれるようになった。一代にして巨万の富を築いた[5]。直接国税総納額は、1890年出版の『帝国議会議員選挙者名鑑』によると「1658円8銭9厘」[12]、1898年出版の『全国多額納税者互選名鑑』によると「2193円96銭5厘」[13]である。住所は青森県北津軽郡五所川原町[2][8]。
家族・親族
- 佐々木家
- 養父・喜太郎[2][8]
- 義兄・喜太郎
- 妻・たけ（1848年 - ?、養父・喜太郎の五女）[8]
- 長女・りせ（1864年 - ?）[2][8]
- 養孫・直代（1884年 - ?、孫・ちよの夫、飛島松太郎の弟）[8]
- 孫
- 曽孫・彰造（1902年 - ?）[8]
- 玄孫 ・誠造(妻は子爵 松平親義の孫)
- 甥・亀吉（1875年 - ?、養弟・峰五郎の長男、分家）[8]
- 兄・伝蔵 (伝蔵孫 伝一郎の妻は貴族院多額納税者議員平山浪三郎娘、曾孫は、五所川原市長佐々木栄造)[15]
- 親戚
- ^ a b c d 『議会制度七十年史 第1』192頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年11月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『人事興信録 第3版』さ50頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2018年12月2日閲覧。
- ^ a b c d e 佐々木 嘉太郎とはコトバンク。2016年11月15日閲覧。
- ^ a b 『青森県人名録』234頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年11月16日閲覧。
- ^ a b 『青森県名鑑 大正四年特別大演習記念』94頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年11月16日閲覧。
- ^ 『日本現今人名辞典』さ41頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年12月7日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第17版』全国多額納税者 青森県之部13頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年11月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『人事興信録 第4版』さ26頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年11月15日閲覧。
- ^ a b 『大正人名辞典』667頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2019年11月17日閲覧。
- ^ 『官報』第6377号、明治37年9月30日。
- ^ 『官報』第6987号、明治39年10月11日。
- ^ 『帝国議会議員選挙者名鑑』第二編 貴族院多額納税者46頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年12月23日閲覧。
- ^ 『全国多額納税者互選名鑑』255頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2021年12月23日閲覧。
- ^ a b 『人事興信録 第13版 上』サ10頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2016年11月15日閲覧。
- ^ 人事興信録4版ひ40
「佐々木嘉太郎 (初代)」の続きの解説一覧
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- 2 佐々木嘉太郎 (初代)の概要
- 3 参考文献
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