二上洋一とは? わかりやすく解説

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二上洋一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 05:06 UTC 版)

二上 洋一(ふたがみ ひろかず、1937年5月1日[1] - 2009年1月16日[2])は、日本のミステリ評論家、少年小説研究家。本名、倉持功。別名、千葉健児、金田一郎、根岸洋[3]

人物

茨城県生まれ。早稲田大学卒業。在学中はワセダミステリクラブに所属。学生時代から『宝石』誌上に「高木彬光論」などの推理小説論を発表[1]1961年、ミステリ誌『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン』の短編コンテストにて「古事記殺人事件」が最終選考に残る[1]1962年権田萬治島崎博らと『みすてりい』を創刊[3]

集英社で少女漫画の編集に携わる傍ら、70年代後半には『幻影城』の月評執筆者および幻影城新人賞の予選委員としても活動した。ミステリ評論のみならず、少年小説研究家でもあり、1978年に評論集『少年小説の系譜』で日本児童文学学会奨励賞を受賞[1]

著書

  • 『少年小説の系譜』幻影城評論研究叢書 1978
  • 『少女まんがの系譜』ぺんぎん書房 2005

編纂

  • 『少年小説大系 第6巻 南洋一郎・池田宣政集』編 三一書房 1988
  • 『少年小説の世界』責任編集 沖積舎 1991
  • 『少年小説傑作選』責任編集 沖積舎 1992
  • 『少年小説大系 第20巻 南洋一郎集』編 三一書房 1992
  • 『少年小説大系 第14巻 大正少年小説集』編 三一書房 1995
  • 『少年小説大系 第27巻 少年短編小説・少年詩集』根本正義共編 三一書房 1996
  • 『少年小説大系 第22巻 時代小説名作集』編 三一書房 1997

監修

  • 『ほっとミステリーワールド 大きな活字で読みやすい本』監修 全15巻 リブリオ出版 2000
  • 『怪奇・ホラーワールド 大きな活字で読みやすい本』監修 全15巻 リブリオ出版 2004
  • 『文学賞受賞・名作集成 大きな活字で読みやすい本』監修 全9巻 リブリオ出版、2004

翻訳

脚注

  1. ^ a b c d 『日本ミステリー事典』(権田萬治 新保博久 監修、新潮社、2000年)p276
  2. ^ 二上洋一氏死去
  3. ^ a b 探偵作家・雑誌・団体・賞名事典「二上洋一」2013年9月21日閲覧



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