上方演芸会 概要

上方演芸会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/05 16:48 UTC 版)

概要

  • 現在は、主に大阪を拠点に活動する漫才師漫才を全国各地で公開収録して放送する。
  • 番組名が「上方演芸会」であるため、大阪の漫才に親しんでいる関西地方を中心に関西以西と北海道での収録が多く、『真打ち競演』との兼ね合いなのか関東地方東北地方で番組収録する頻度は少ない。
  • 現在の放送では、同一の公開収録場所で2回放送分を収録(稀に、3回放送分を収録)、1回の放送では、漫才や漫談の場合は基本的には二組が出演、稀に、一組の口演と司会者を交えてトークをする時もある。
  • 稀に、三組出演の時もある。これは主として大学のキャンパス、あるいはNHK大阪放送局のテレビ公開スタジオなどで行われる場合の公開収録で、若手の漫才師限定で出演する時のもの。この時は、出囃子(出演者の登場音楽)も若者向けのポップ系のものになっている。
  • 毎月NHK大阪ホールで開催する「NHK上方落語の会」からの落語を収録して放送もする。テレビ用として収録して放送する場合もある。
    • 上述のNHK大阪放送局テレビスタジオ・あるいはNHK大阪ホールでの公開収録は2011年度以後はほとんど行われていない。
  • 番組放送開始当初から、漫才師の口演する漫才の演目の全ては、番組の為に作られた「新作漫才」で、漫才の台本は、NHKが演芸作家等に依頼して漫才師に提供している。
  • 通常の番組収録は18:30に始まり20:00過ぎに終わる。

放送時間

初回放送

  • 2019年4月6日 - (毎週土曜 19:20 - 19:45、ラジオ第1放送)

再放送

  • 2012年10月以後は全国向けは国内向け・国際放送とも実施せず。
    • 大阪放送局ローカルでは大相撲本場所期間中にラジオ第1放送の土曜12:30 - 12:55枠で過去の放送分を再放送することがあり、同枠の『民謡をたずねて』はFM放送のみでの放送となる。
    • 第5週がある月は、第5週目に過去のアンコール(番組サイトでは「選」と表記)を放送することもある。

過去の放送時間

初回放送
  • 1949年9月14日 - ????年??月??日 (毎週木曜日 ??:?? - ??:??、NHKラジオ第1放送)
  • ????年??月??日 - 1996年3月30日 (毎週土曜日 21:32 - 22:00、NHKラジオ第1放送)
  • 1996年4月5日[1] - 2011年3月4日 (毎週金曜日 21:30 - 21:55、NHKラジオ第1放送)
    • 4〜9月の前番組がNHKプロ野球中継の時、延長放送になった場合には時間枠移動や放送休止になる事もあった。稀に、NHKプロ野球中継が、5分延長放送の場合には、21:35 - 22:00での放送になる事もあった。
  • 2011年4月9日 - 2012年3月31日[注釈 1] (毎週土曜日 13:05 - 13:30、NHKラジオ第1放送)
  • 2012年4月8日 - 2019年3月24日 (毎週日曜 15:30 - 15:55、ラジオ第1放送・NHKワールド・ラジオ日本〈国際放送は2013年4月7日から同時放送、衛星放送のみ〉)
    • 大相撲本場所期間中は、大相撲中継を放送するため放送を休止した。また高校野球期間中は基本放送休止だが、雨天中止時に備えて、過去に放送された番組のアンコールを予備番組として編成していた。(7月下旬に集中する夏の地方大会代表決定戦開催時にはそれに対応するため、すでに終了しているか当日の開催がない地域に向けてアンコールを放送する場合もあった)
再放送
  • ????年??月??日 - ????年??月??日 (毎週?曜日 ??:?? - ??:??、NHKラジオ第?放送)
  • ????年??月??日 - 2006年??月??日 (翌週金曜日 12:10 - 12:35、NHKラジオ第2放送)
  • 2006年4月??日 - 2008年3月30日 (日曜日 10:10 - 10:35、NHKラジオ第2放送)
  • 2008年4月5日 - 2011年3月??日 (土曜日 15:10 - 15:35、NHKラジオ第2放送)
  • 2011年4月??日 - 2012年4月1日 (翌週日曜日 9:30 - 9:55、NHKラジオ第2放送)
    • 初回放送が休止時の再放送では、過去に放送された「落語」の再放送や、再放送枠ではあるが初回放送扱いで「落語」が放送される事が多い。なおラジオ第2の再放送は2011年度で廃止となり、国内向けの放送は初回(日曜夕方)のみとなった。
  • 2011年4月15日〜9月 翌週金曜日(原則としてラジオ第1初回放送の6日後) 18:30 - 18:55 NHKワールド・ラジオ日本
    • NHKプロ野球のある日もしくは高校野球中継が行なわれている時間帯に限り放送されるが、両者とも放送がない場合は休止となり、18:30から『私も一言!夕方ニュース』、18:50から『みんなのうた』を放送(祝日の特集番組があるときも番組は休止)。また、本番組の放送があった週でも『弾き語りフォーユー』に差し替える場合もある。そのため国際放送では事実上の不定期放送に変更された。
    • 2011年3月まではラジオ第1放送と同時放送されていた。

司会進行

現在
過去
司会者の備考
  • 2010年度までは地方公演を中心に井上が担当していたが、高齢となったため、スタジオ収録での出演にほぼとどまり、地方収録では比留木が司会を務めることが増えた。
  • 2013年からその比留木が「ゆうどきネットワーク 関西発」キャスターに就任し出演頻度が減るため、女性として初のレギュラー司会となる荒木が加わったが、荒木も2013年7月の定期異動で奈良局(アナウンス統括)に異動した関係で出演頻度が減ったため、同年秋より森田も加わるようになった。
  • しかし、森田が2014年4月から大阪府向けの「ニューステラス関西」のキャスターに就任したため事実上降板。代わって原が司会に加わり、比留木、荒木を含めたこの3人がローテーション制で担当していたが、比留木も2015年4月の定期異動で東京のアナウンサーに復帰(「首都圏ネットワーク」フィールドキャスター)したため降板。2015年度は新たに山崎が司会に加わり、荒木・原と3名が交代で担当する形式となる。ただし荒木・原はいずれも奈良局の所属であり、荒木は主にアナウンス統括、原も「ならナビ」「なら845」を担当することから、関西圏での公演が主であり、地方公演は主に山崎が担当していた。
  • 2015年8月より、山崎が新潟局へ異動となった為、新たに柴田が司会に加入。これまで山崎が担当していた地方公演の収録を引き継いでいる。
  • 関西地区で公開収録される時は、その地域のNHK放送局アナウンサーが、担当する場合もあるほか、関西以外での公演でも上記以外の大阪局のアナウンサーが担当するケースもある。若手漫才師限定での収録では、アシスタントとして女性タレント(堀あかりなど)が出演する事もある。
  • 2016年夏の定期異動で荒木がNHKラジオセンターに、柴田が熊本局に異動した為、代わって宮崎・吉田が担当する事となった。
  • 井田は大阪局時代に不定期で司会進行していたが、東京アナウンス室に異動した2022年8月以降も関東地方及び関東以北での収録を中心に不定期で司会を担当している。
  • 畠山は、大阪局時代に過去の収録を放送する傑作選の進行を2務めたか、2023年4月から東京アナウンス室に異動し、「ニュースウォッチ9」のフィールドリポーターを担当することになった為に降板し、代わって加藤が担当する事となった。

注釈

  1. ^ 本来は3月16日までだったが、選抜高等学校野球大会が雨天中止となったため
  2. ^ 外部リンクに当時のアーカイブス映像あり
  3. ^ 3月20日の放送のうち、午前の放送終了となる11:55から午前の審議が実際に終了した12:10頃までの録音放送。

出典

  1. ^ 1996年4月5日 信濃毎日新聞 ラジオ欄
  2. ^ 演芸番組ディレクターの熊谷富夫さん死去 朝日新聞 2014年6月23日






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