ラモンティ ラモンティの概要

ラモンティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 05:28 UTC 版)

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ラモンティ
ラモンティ(2007年香港カップ)
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2002年3月28日
Martino Alonso
Fosca
母の父 El Gran Senor
生国 フランス
生産者 Scuderia Siba
馬主 Scuderia Antezzate
Godolphin
調教師 Alduino[1]
& Giuseppe Botti(イタリア
Saeed bin Suroor[2]イギリス
競走成績
生涯成績 20戦12勝
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経歴

2005年

イタリアで競走生活を始める[3][2]2005年3月のデビュー戦で勝利すると、3連勝でパリオーリ賞(イタリア2000ギニー)を制したが、デルビーイタリアーノ(イタリアダービー)では2着となった。その後は長期休養に入る。

2006年

2006年4月に1年ぶりとなる復帰戦で勝利するも、距離が200メートル延びた次走では2着に敗れ、その後はマイル路線に照準を合わせる。2連勝したラモンティは、ジャック・ル・マロワ賞に挑むもリブレッティストの7着と大敗。しかし、準重賞で2着となると、つづくヴィットーリオ・ディ・カープア賞を制しG1初勝利を挙げた[1]。その後はG2のリボー賞を制し、暮れの香港マイルで3着となったあと、ゴドルフィンに購入され、イギリスサイード・ビン・スルール厩舎へ移籍した[2]

2007年

年が明けて5歳になったラモンティは、ランフランコ・デットーリを背にロッキンジステークスから始動するも2着と敗れる。しかし次走のクイーンアンステークスを制すと、返す刀でサセックスステークスも制してG1を連勝。G1競走3連勝をかけて臨んだムーラン・ド・ロンシャン賞であったが、3歳牝馬のダルジナに2馬身差及ばず2着と完敗。しかし、クイーンエリザベス2世ステークスではダルジナらをやぶって4度目のG1勝利を挙げた[2]

ここまで徹底してマイル路線を歩んできたラモンティであったが、2か月以上の間隔をあけ、12月に中距離戦である第21回香港カップへ出走。ヴィヴァパタカの追撃をしのぎ、初めてマイル戦以外での重賞勝利となった[4]

2008年

2008年は当初3月29日に施行されるドバイワールドカップを目標とする計画だったが、変更して同日に行われるドバイデューティーフリーに出走する予定となった。しかし脚部不安のため回避することが発表された。7月にG2サマーマイルステークスで復帰。しかし7頭立ての5着と大敗し、そのまま復帰することなく引退した。

競走成績

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2005.03.30 サンシーロ リッソーネ賞 芝1400m 1着 E.ボッティ 7馬身 (Fatal Ridge)
2005.04.10 カパネッレ ドーミエチッタディカステッロ賞 準重 芝1600m 1着 E.ボッティ 5馬身 (Nakfa)
2005.04.24 カパネッレ 伊2000ギニー G2 芝1600m 1着 E.ボッティ 2馬身 (Le GIare)
2005.05.22 カパネッレ 伊ダービー G1 芝2400m 2着 E.ボッティ アタマ De Sica
2006.03.30 サンシーロ サンコロンバーノ賞 芝1600m 1着 E.ボッティ 7馬身 (Roman Forum)
2006.05.01 カパネッレ シニョリーノ賞 準重 芝1800m 2着 E.ボッティ 3/4馬身 Distant Way
2006.05.13 サンシーロ ベレグアルド賞 準重 芝1600m 1着 E.ボッティ 5馬身 (Absolut Taft)
2006.06.02 サンシーロ エミリオトゥラティ賞 G2 芝1600m 1着 E.ボッティ 2 1/2馬身 (Ryono)
2006.08.13 ドーヴィル ジャック・ル・マロワ賞 G1 芝1600m 7着 E.ボッティ 7 3/4馬身 Librettist
2006.09.17 サンシーロ エンリコカミーチ記念広場賞 準重 芝1600m 2着 E.ボッティ 2馬身 Icelandic
2006.10.14 サンシーロ ヴィットーリオ・ディ・カープア賞 G1 芝1600m 1着 E.ボッティ 2 1/2馬身 (Notability)
2006.11.05 カパネッレ リボー賞 G2 芝1600m 1着 E.ボッティ 5馬身 (Mullins Bay)
2006.12.10 沙田 香港マイル G1 芝1600m 3着 E.ボッティ 1 1/4馬身 The Duke
2007.05.19 ニューベリー ロッキンジS G1 芝8f 2着 L.デットーリ アタマ Red Evie
2007.06.19 アスコット クイーンアンS G1 芝8f 1着 L.デットーリ 短頭 (Jeremy)
2007.08.02 グッドウッド サセックスS G1 芝8f 1着 L.デットーリ アタマ (Excellent Art)
2007.09.09 ロンシャン ムーラン・ド・ロンシャン賞 G1 芝1600m 2着 L.デットーリ 2馬身 Darjina
2007.09.29 アスコット クイーンエリザベス2世S G1 芝8f 1着 L.デットーリ 1/2馬身 (Excellent Art)
2007.12.09 沙田 香港C G1 芝2000m 1着 L.デットーリ 1/2馬身 Viva Pataca
2008.07.12 アスコット サマーマイル G2 芝8f 5着 L.デットーリ 1/2馬身 Archipenko

競走馬引退後

2009年よりアイルランドキルダンガンスタッド種牡馬となり[3]、当年は112頭に種付けを行った[3]。2010年からはイタリアのAllevamento di Besnateで供用[3]されている。


Ramonti血統 (血統表の出典)[§ 1]

Martino Alonso
1994 鹿毛
父の父
Marju
1988 黒鹿毛
*ラストタイクーン *トライマイベスト
Mill Princess
Flame of Tara *アーテイアス
Priddy Fair
父の母
Cheerful Note
1987 鹿毛
Cure the Blues Stop the Music
Quick Cure
Strident Note The Minstrel
Furioso

Fosca
1995 鹿毛
El Gran Senor
1981 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Sex Appeal Buckpasser
Best in Show
母の母
La Locandiera
1986 黒鹿毛
Alleged Hoist the Flag
Princess Pout
Moon Ingraver Kalamoun
Engraving
母系(F-No.) (FN:2-i) [§ 2]
5代内の近親交配 Northern Dancer 3×5×5, Sex Appeal 3×5 [§ 3]
出典
  1. ^ [5]
  2. ^ [5]
  3. ^ [5]
  1. ^ a b c netkeiba ニュース「ヴィトリオディカプア賞、ラモンティが初G1」” (日本語). netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2006年10月15日). 2013年1月17日閲覧。
  2. ^ a b c d netkeiba ニュース「クイーンエリザベス2世S、ラモンティがG1・4勝目」” (日本語). netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2007年9月30日). 2013年1月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e Stevens, Martin (2009年11月17日). “Ramonti and Celtic Swing to stand in Italy” (英語). Racing Post. 2013年1月17日閲覧。
  4. ^ netkeiba ニュース「香港カップ、シャドウゲイトは5着」” (日本語). netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2007年12月9日). 2013年1月17日閲覧。
  5. ^ a b c 日本軽種馬協会 JBIS(Japan Bloodstock Information System) [1] 2016年2月23日閲覧。


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