ヨーロッパウズラ ヨーロッパウズラの概要

ヨーロッパウズラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/23 22:50 UTC 版)

ヨーロッパウズラ

ヨーロッパウズラ(上オス、下メス)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ亜目 Galliformes
: キジ科 Phasianidae
: ウズラ属 Coturnix
: ヨーロッパウズラ
C. coturnix
学名
Coturnix coturnix (L., 1758)
和名
ヨーロッパウズラ
英名
Common Quail
鳴き声
     繁殖地      留鳥の地域      非繁殖地      導入されたが絶滅      導入後に留鳥として存続

形態

全長17cmと小型で、丸っこい体をしている。体色は茶色で縞があり、白色の眼線があり、雄の顎は黒い。長距離の渡りをするため、翼は長い。

地上で生活し、種子や地上性の昆虫類を食べる。植生に隠れていることが多く、飛翔するよりもひたひたと歩いて逃げることを好むため、観察することは難しい。驚かされて飛び出しても高くは飛ばず、すぐに植生の中に隠れてしまう。この種の存在を告げる唯一の証拠は雄が繰り返すさえずりであることが多い。さえずりは朝と夕方に多いが、夜間に鳴くこともある。さえずりは英語の擬声語では「ウェット・マイ・リップス」("wet-my-lips")と表される。

分布

ヨーロッパアジア


注釈

  1. ^ 日本語には対応する訳語が存在しない。ちなみに中国語では鶉肉中毒症という訳語がある。
  2. ^ ドクニンジンドクゼリの種子が一因と指摘されている。

出典

  1. ^ Coturnix coturnix (Species Factsheet by BirdLife International)
  2. ^ (ラテン語) Linnaeus, C (1758). Systema naturae per regna tria naturae, secundum classes, ordines, genera, species, cum characteribus, differentiis, synonymis, locis. Tomus I. Editio decima, reformata.. Holmiae. (Laurentii Salvii).. pp. 161. "T. pedibus nudis, corpore griseo-maculate, supercilií albis, rectricibus margine lunulaque ferruginea." 
  3. ^ a b Lexikon der Antike: Wachtel. Lexikon der Antike, S. 6102. (vgl. LDA, S. 625)
  4. ^ a b “Coturnism: Human Poisoning by European Migratory Quail”. Journal of Cultural Geography 7 (2): 51–65. (1987). doi:10.1080/08873638709478507. 
  5. ^ 民数記,第11章,31-35節
  6. ^ Ouzounellis T (16 February 1970). “Some notes on quail poisoning”. JAMA 211 (7): 1186–7. doi:10.1001/jama.1970.03170070056017. PMID 4904256. 


「ヨーロッパウズラ」の続きの解説一覧




ヨーロッパウズラと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヨーロッパウズラ」の関連用語

ヨーロッパウズラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヨーロッパウズラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヨーロッパウズラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS