マルティニーク 政治

マルティニーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 06:20 UTC 版)

政治

マルティニークはフランスにおける海外県の地位にあり、フランス国民議会に4名、元老院に2名の代表を送る権利を持っている。4つのと45の小郡、34のコミューンがある。

地理

マルティニーク島の巨大な噴火を起こしたプレー山は、北西部サン・ピエール (St.-Pierre) の真北7kmの位置にそびえる。
マルティニークの熱帯林

山がちな火山島で、島の北部に活火山プレー山(またはペレ山、標高1397m)がある。南部には古代の火山の遺跡があり、中央部は狭い平野である[1]。南側のセントルシアとの間はセントルシア海峡英語版である[2]

島には森林河川湿地があり、海岸には砂浜ラグーンマングローブサンゴ礁、海洋被子植物藻場がある。島には固有種の鳥類のマルチニクムクドリモドキ英語版が生息しており、2021年にユネスコ生物圏保護区に指定された[1]アメリカウナギカワスズメなどの餌場となるマングローブが発達している南部のサリーヌ池フランス語版は2008年にラムサール条約登録地となった[2]

経済

島内のラム酒蒸留所に集積されるサトウキビ。

砂糖ラム酒バナナパイナップルなどの農業観光業が経済の中心である。しかし、住民を養うには到底足りるものではなく、食糧や日用品の多くをフランス本国からの輸入に頼っているため物価水準が高い。また、失業率も高く、そのために多くのマルティニーク人がフランス本土に出稼ぎしている。

交通


  1. ^ a b Martinique Biosphere Reserve” (英語). UNESCO (2022年6月10日). 2023年3月22日閲覧。
  2. ^ a b Etang des Salines | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2023年7月13日). 2023年7月20日閲覧。
  3. ^ UNESCO - The Martinique yole, from construction to sailing practices, a model for heritage safeguarding” (英語). ich.unesco.org. 2023年3月22日閲覧。
  4. ^ ジョン・バクスター『二度目のパリ 歴史歩き』ディスカヴァー・トゥエンティワン、2013年、36頁。ISBN 978-4-7993-1314-5 






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