ブレイヴフェンサー 武蔵伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 19:23 UTC 版)
地域
- ヤクイニック城
- 9代目ヤクイニック国王が治める平和なヤクイニック国の城。長い間争いや揉め事が無かった国風があり、国王自身もなんとなく政治をしているだけだった。そこに侵略してきたル・コアール帝国により一瞬で城の住民はビンチョフィールドという宝石のようなものに幽閉封印されて各地に散らばってしまい、国王がたまたま不在だった事も原因して実質的に無力化させられてしまう。ヤクイニック城には代々「英雄召喚」と呼ばれる儀式が受け継がれており、ヤクイニックの姫であるフィーレ姫がこれを無理やり行って召喚したのがムサシという事になる。
- 第一章でのイベント後は自由に出入りできるようになり、図書館やムサシの部屋などへ入る事が可能。面会の間ではそれまでにビンチョフィールドから救出した城の住人と面会する事ができ、場合によってはムサシが新たな必殺技を覚えたりイベントが発生したり単純に情報が聞けたりもする。
- いざないの森
- ヤクイニック城の裏に広がるうっそうとした森。らせんの塔に向かって一直線に道が伸びているが、これは裏を返せばここに罠が大量に仕掛けられていると思って間違いない。らせんの塔にあるレイガンドを狙ってル・コアール兵が多数入り込んでおり、もともと生息していたモンスターも合わせて進むのが困難な森の道。第一章で訪れた後はゲーム中では二度と入る事はできない。
- らせんの塔
- ヤクイニック城に伝わる光の剣レイガンドが封印されている塔。レイガンド自体は塔の屋上に封印されているが、そこに到達するまでにもいくつかの仕掛けが存在する。ル・コアール兵も多数入り込んでいる。いざないの森同様、第一章の後はプレイヤーが二度と入る事はできない。
- アミヤクイ村
- ゲーム中でムサシの冒険の拠点となる村。宿屋、雑貨屋、パン屋、教会などが軒を連ねており、鑑定屋やおもちゃ屋も存在。もともとはビンチョタイトを発掘できる鉱山で賑わった村だったが、スチームウッドの開発と設置により鉱夫たちはほとんどが帰郷し、現在生活している人々は元鉱夫の家族が農家となった者が大半。質素ながらも毎日の生活感にあふれ、親切で優しい住民たちがその大半を占めている。ヤクイニック城とはゴンドラで行き来するようになっており、城と村の間には一般人では越えられないほどの巨大な崖が存在する。
- 廃坑 - 地底湖
- アミヤクイ村から入る事のできる巨大な坑道。ビンチョタイトを手作業で採掘していた昔は賑わったが、スチームウッドの完成と共にその必要性はなくなりまったくの廃坑になって久しい。ベルトコンベアやビンチョタイト廃液が放置され点在している坑道だけではなく、地底湖やヤクイニック城のスクラップ置き場も内包する。入口は封印されている。
- アリの巣
- 廃坑の一部とも繋がっている巣穴。坑道が放置されてからもそのビンチョタイトからのエネルギーで異常に巨大化したアリたちは活動を止める事は無く、むしろ廃坑をも取り込んで広大なコミューンを形成している。人間という天敵が居なくなった今、彼らは爆発的に増殖しその進行を止める事は不可能にまで陥っている。最深部には風の紋章を守るクレスト=ガーディアン、アントヒルクィーンが存在する。
- 遺跡
- アミヤクイ村の地下に広大に広がる、はるか昔火の神を信仰していた民により築かれたと思われる遺跡。信仰には生け贄の風習があったようでその犠牲者たちの魂がウィスプなどに成り果てて浮遊している。遺跡は大きく分けて四つのフロアに分かれているが、そのどれにもマグマや炎に関係するトラップがそこかしこに仕掛けられている。水の紋章を守るクレスト=ガーディアン、レリクスキーパーが封印されている。
- 井戸の底
- アミヤクイ村の井戸の底に広がる空洞。秘密の抜け穴から英雄武蔵が風の巻を封印した高台へ続いているが、現在それを知る者はいない。
- ふたご山
- 兄山と弟山で構成される、アミヤクイ村の隣に存在する大きな山。周囲を湖に囲まれており山の中にも滝が流れている。ぐるぐると回転するように上った頂上にその水の出所がある。大昔、巨大な竜が生息していた山とされ、現在は化石となって山の至るところにその姿を晒している。モンスターやル・コアール兵が多いためにアミヤクイ村の住民はめったな事では山には入らない。
- ヘルズバレー
- ふたご山の外れに存在する、ヤクイニック国の天然監獄。名前の通り周囲をぐるりと崖に囲まれた場所で、入口の門を閉められたら出る事はできない。ここには地の紋章を守るクレスト=ガーディアン、スカル=ピオンが封印されている。
- すいまの森
- アミヤクイ村のすぐ横に存在するうっそうとした森。すいまとは「睡魔」であり、この名前はこの森に生息するスリーピーの得意技、睡眠粉から取ってつけられたもの。それ以外にもビンチョタイトの影響で異常進化した植物モンスターが生息している。森の規模自体は小さいが、この森を抜けなければたどり着けない場所が多い。
- スチームウッドの森
- すいまの森の横に繋がる森。どんな電気製品をも動かせる脅威の燃料、ビンチョロンを生成する装置がスチームウッド。スチームウッドからすいまの森にまで伸びたパイプからは常に蒸気が噴出している。元は「大樹の森」と呼ばれており、この大樹こそが現在のスチームウッドの姿なのだが、それを知る人物はもうほとんどいなくなっている。
- スチームウッド
- 巨大なビンチョタイト生成装置。内部には1番 - 8番のバルブが存在し、ビンチョタイト製造装置を制御している。ル・コアール帝国によって暴走させられてしまう。順番にバルブを閉めていけば暴走を食い止めることができる。また暴走時は全体的な制限時間に加え、それぞれのバルブを閉めてから次のバルブを閉めるまでの制限時間までもが存在する。二章と五章で暴走を食い止めるイベントは発生するが、五章では制限時間に加えて抜けたバルブのハンドルを探す必要も出てくる。
- ガンリュー島
- 島という名前ではあるが実際は海辺。山口県に実在する、武蔵と小次郎が決闘した「巌流島」をそのままイメージしており、ゲーム中でもムサシとコジローの決闘イベントがある。普段は巨大ナメクジが道を塞いでいる。
- さまよいの森
- すいまの森の奥にある不気味な森。同じような地形が続くために非常に迷いやすく、何かの道しるべが無ければ抜ける事はまず不可能に近い。深部にはアミヤクイ村が鉱山村だった当事、鉱山内で事故死した者たちの墓が点在している。また、別のルートからはフリーズパレスへ続く道も存在する。
- フリーズパレス
- さまよいの森を抜けたところに構える氷仕掛けの城。周辺は雪が降り積もり、いかにも寒々しい。もともとは普通の古城だったものが、最深部に生息している火の紋章を守るクレスト=ガーディアン、フロストドラグーンの影響で全体的に氷付けになってしまった。一時期、ル・コアール帝国が拠点を作っていた事もあるが現在その痕跡は無い。しかしそれをいいことに盗賊たちがアジトを作っているという噂がある。
- 空の巻の地
- 地上には存在せず、天空を浮遊している小さな小島が空の巻の地。一定のルートを周回しそこから水を降り注がせている。このため、地上ではあたかも雨が降っているような現象が起きる。この雨の事を文献では「神の涙落ちる時」と記してあり、その時こそが真上に空の巻の地が来ていることになる。
- リカーバレル
- ル・コアール帝国の本拠地であり、天空に浮遊する大陸然とした大国家。浮遊するためのエネルギー維持には膨大なビンチョロンのエネルギーが必要であり、定期的にスチームウッドとパイプをつないでエネルギーを補給している。迷路のような空中庭園や広大で複雑な地下工場、牢獄を内包しており、攻略は一筋縄ではいかない。最深部にはビンチョクリスタルタワーが存在する。空の紋章を守るクレスト=ガーディアン、タワーオブデスも存在。名前は「酒樽」から。
- ^ 『ファイナルファンタジーVIII』の体験版(ドールでのSeeD実地試験の部分をプレイ可能)、『エアガイツ』の体験版(三島拳、鬼子母神陽子、クラウド・ストライフ〈『ファイナルファンタジーVII』からのゲスト〉の3体が使用可能)、『アナザー・マインド』のプロモーションムービーを収録。ゲームアーカイブス版にはこの体験版ディスクの要素は付属していない。また本作品のTVCMは、本作品と体験版による「でっかい夏の、でっかいタッグ!」というキャプションだった。
- ^ RAVE FENCER MUSASHIDEN 20th Anniversary - YouTube 2018年7月15日
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