ニオイガメ属 ニオイガメ属の概要

ニオイガメ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 06:10 UTC 版)

ニオイガメ属
ミシシッピニオイガメ Sternotherus odoratus
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : ドロガメ上科
: ドロガメ科 Kinosternidae
亜科 : ドロガメ亜科 Kinosterninae
: ニオイガメ属 Sternotherus
Gray, 1825
6種、本文参照

分布

アメリカ合衆国北東部から南部にかけて、カナダオンタリオ州ケベック州南部)

形態

最大種はカブトニオイガメで最大甲長16cm。最小種のヒラタニオイガメで最大甲長11.5cmと本属のみならずドロガメ最小種。腹甲は小型で、腹甲の正中線の直線距離(腹甲長)は背甲の正中線の直線距離(背甲長<単に甲長と呼ばれるのはこの背甲長のことが多い>)の75-80%。喉甲板がないか、喉甲板の正中線上の継ぎ目の長さが他の腹甲の甲板と比べ最も短い。腹甲に可動性はあるものの蝶番はあまり発達せず、腹甲を折り曲げて蓋をすることはできない。

分類

本属は独立した属とする説が有力だが、形態や染色体核型酵素電気泳動による分子系統学的解析からドロガメ属に含める説もある。また同所的に分布するドロガメ属の構成種は、同属他種よりも本属に近縁とする説もある。

属内ではスジクビヒメニオイガメとヒラタニオイガメが特に近縁と考えられている。

生態

河川などに生息する。分布域北部の個体群は冬眠する。危険を感じるとニオイガメの名の通り臭腺から匂いを出す。本属の構成種に対しての英名musk turtleは「麝香カメ」の意で、同じく匂いを出すことに由来し以前は本属の構成種に直訳の「-ジャコウガメ」の和名があてられたこともある。

食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫甲殻類貝類魚類両生類水草などを食べる。

繁殖形態は卵生。1回に1-10個の卵を年に1-5回に分けて産む。




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