シャルロット〜Charlotte〜 シャルロット〜Charlotte〜の概要

シャルロット〜Charlotte〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 02:39 UTC 版)

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キャラクターデザイン、イラストはズンダレぽん、企画構成、脚本は上崎よーいち[1]

シャルロット〜Charlotte〜

舞台・あらすじ

第二次世界大戦が終戦した後、1947年イギリスの首都ロンドンが舞台。

第二次世界大戦が終わった後のイギリスは戦勝国になったものの、植民地の独立運動に悩まされていた。そんな時代の中、アイルランドの田舎からロンドンに出稼ぎに来て、イギリスの名門貴族ハワード家でメイドとして働く少女がいた。彼女の名はシャルロット=マーサー=ベケット。

登場人物

シャルロット=マーサー=ベケット(CV:鳩野比奈
本作の主人公。アイルランドの田舎(ウォーターフォード)出身でハワード家のメイドとして働きながら、その給料を田舎に仕送る生活をしていたが、自らの苦難を通じて自分をはじめとするアイルランド人の境遇に疑問を持つようになり、後にIRAの女性兵士として、祖国独立のために活躍するようになる。
フランチェスカ=パトリック=ハワード(CV:一色ヒカル、第1話のみ青山ゆかり[2]
イングランドの名門貴族で軍人でもあったハワード家の一人娘で、ブルーグラスアイと紫のヘアピンで留めてある美しいブロンドヘアーが特徴の美少女。傲慢かつ身勝手な性格で人に対して慇懃無礼な態度をとる。
初期のころは優雅な生活をしていたが、第二次世界大戦で父親が戦死、そのうえ逃亡将校として、という事態をきっかけに転落人生を歩むこととなる。
本作に出てくる女性キャラクターの中ではもっとも人気が高く、のちに『G-type』を代表するヒロインとなる。
サラ=スミス(CV:野神奈々
ロンドンのスラム街出身のハワード家のメイド。上昇志向が強く、性格はクール。フランチェスカの家庭教師エドワードと一緒に一儲けをたくらむ。
キャサリン=ベイカー(CV:中瀬ひな
リバプール出身のスカウス(リバプールっ娘)。ハワード家のメイド。
パトリシア=ダグラス(CV:御苑生メイ
スコットランド貴族、ダグラス家のひとり娘。フランチェスカの従姉妹。
エミリー=メイスン(CV:YUKI
ハワード家のメイド頭。スコットランド人でシャルロットのお姉さん的存在。優しく母性的。
メアリ=ハワード(CV:アヤ)
イングランド貴族、ハワード家の女主人でフランチェスカの母親。威厳と気品を兼ね備えた美しい女性。
アン=マリー(CV:七海ゆず)
スコットランド貴族、ダグラス伯爵の妻でメアリの義妹。パトリシアの母親。冷淡かつ皮肉家。
エドワード
フランチェスカの家庭教師。サラと一緒にハワード家で、金儲けをたくらむ。
ジャック=ジョイス
ロンドンに留学中のアイルランド人青年、シャルロットのよき理解者。
ジョー=ディロン
シャルロットに影響を与えるIRAの青年活動家、北アイルランドベルファスト出身。

各話リスト

  • 第1話「わたし、シャルロット!」2004年10月号
  • 第2話「フランチェスカの鈴」2004年12月号
  • 第3話「欲望という名の少女」2005年2月号
  • 第4話「歌の誓い」2005年4月号
  • 第5話「魂の自由」2005年6月号
  • 第6話「斜陽館」2005年8月号
  • 第7話「シャルロットダイアリー」2005年10月号
  • 第8話「ハワード婦人の肖像」2005年12月号
  • 第9話「ひとの中にあるもの」2006年2月号
  • 第10話「善と悪の彼岸」2006年4月号
  • 第11話「我が祖国」2006年6月号
  • 特別編「恋人たち」2006年8月号
  • 第12話「愛と嗜の戯れ」2006年10月号
  • 第13話「ソドムの日」2006年12月号
  • 第14話「悪徳の栄え」2007年2月号
  • 第15話「シロツメクサ」2007年4月号

主題歌

オープニングテーマ「風のオルゴール〜シャルロット〜」
作詞 - reika(月兎) / 作曲・編曲 - KAZUYA(月兎) / 歌 - 鳩野比奈[3]
エンディングテーマ「光の中のシャルロット」
作詞 - reika(月兎) / 作曲・編曲 - KAZUYA(月兎) / 歌 - 鳩野比奈[3]

シャルロットとその時代

各話ページには当時のイギリスやアイルランドを紹介するコラムが設けられていた。

世界はわたしにひざまずく!

世界はわたしにひざまずく!』は、雑誌『G-type』2010年2月号から10月号まで連載(付録CDに収録)された、成人向けCDドラマ。戦後日本を舞台に『シャルロット』の登場人物が登場するスピンオフ作品である。

キャラクターデザイン、イラストはズンダレぽん、原作は上崎よーいち[4]、脚本はひのまこと。

舞台・あらすじ

第二次世界大戦が終戦した後、1951年日本の首都東京が舞台。

敗戦国となった日本で華族制度の廃止により貧しい生活を送っていた万里小路桜子、GHQに呼びつけられた彼女の前に現れたのは、GHQ職員となったイングランド系アメリカ人、フランチェスカ・パトリック・ハワードだった。

登場人物

大炊御門 櫻子(CV:風音
本作の主人公。旧華族大炊御門家の長女で平民としてあばら家に暮らす少女。密かにカストリ雑誌に投稿して作家として身を立てようとしている。学校嫌いで女学校は休学している。特技は薙刀術
フランチェスカ=パトリック=ハワード(CV:一色ヒカル
イングランドの名門貴族で軍人でもあったハワード家の一人娘。没落後、アメリカに渡り有力者に取り入ることに成功、アメリカ合衆国国務省職員として日本に赴任する。桜子を呼びつけてはいじめるが、本当は気にかけていて最終的には彼女をガリオア留学生として留学させる。
エカテリーナ=チャイコフスカヤ(CV:北都南
若くしてソ連共産党政治局幹部に上り詰めた天才少女。大人たちからチヤホヤされてきたためワガママで高慢。背が低いことがコンプレックス。愛称はカーチャ。赤化と情報収集のため日本へ。
ラクシュミー・シャルマ(CV:海原エレナ
インドの地方豪族の娘。カーストクシャトリヤだが親が金で買ったため「シャルマ」というバラモンの名字を名乗る。大金持ちでとんでもない怠け者。行儀も悪く何もやることがないから暇つぶしに日本にやってくる。
サラ=スミス(CV:野神奈々
スコットランド人でハワード家の元メイド。かつては対立していたがフランチェスカの秘書となり日本へ。冷淡だが常にフランチェスカのことを考えて寄り添っている。
安田 いすみ(CV:草柳順子
大炊御門家の使用人。カストリ雑誌ですでにデビューしている官能作家でもある。櫻子のよき相談相手。
ワレンチナ・テレシコワ(CV:柚木サチ
コムソモールの少女でエカテリーナに従い研修も兼ねて日本へ。エカテリーナにはよくイジメられる。「将来は宇宙に行け」とメチャクチャな命令をされることも。愛称はワーリャ。
ミーナ(CV:上戸琉
ラクシュミーの使用人兼オモチャ。妄想家で一旦妄想が膨らむと手がつけられない。
万里小路 華子(CV:藤森秋穂)
万里小路家の娘で櫻子が休学中の女学校のクラスメイト。おとなしく心優しい少女だが毒舌家。

  1. ^ G-tpe2004年10月-2007年4月号
  2. ^ G-type2004年10月号、54頁
  3. ^ a b http://dragon-k.syncl.jp/?p=disco&d&lang=en&d&lang=ja
  4. ^ G-tpe2010年2月-2010年10月号
  5. ^ G-tpe201年12月-2011年2月号
  6. ^ G-tpe2011年12月号、50頁。
  7. ^ G-tpe2012年4月号、45頁。
  8. ^ http://www.coremagazine.co.jp/gtype/tundero_collection.html


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