オリジナルビデオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 12:51 UTC 版)
オリジナルビデオは、劇場公開や放送を前提としないビデオグラム専用の映画、レンタルビデオ店での貸出用に作られた劇映画をいう[1][2]。後にビデオ以外で公開されてもオリジナルビデオである(銀河英雄伝説など)。中には、劇場公開や放送を前提としながらも諸事情によりパッケージ専用となった映画もあるが、こちらはビデオスルーと呼んで区別している。ネット配信業者が国や地域で独占的に配信する映画やドラマはビデオスルーやOVAを含み配信業者のオリジナル(『Amazonオリジナル』や『Netflixオリジナル』)と配信業者が称している。
注釈
- ^ 日本テレビ系列はバップ、TBS系列はパック・イン・ビデオ(現在はTCエンタテインメント)、フジテレビ系列はポニーキャニオン(当時はニッポン放送グループだが、フジテレビ・産経新聞社・扶桑社などのフジサンケイグループ各社も出資)がある。テレビ朝日は開局当初の親会社で、グループ外ながら東映動画とともに出資していた東映ビデオ(現在は東映の完全子会社)を関連ビデオ会社に準じた扱いとしているようで、朝日新聞社発売のビデオコンテンツは、資本上で親戚関係があった東映ビデオが販売元。
- ^ 1080pのHD映像が一般的なBD版が発売されるのはHD制作されたテレビ番組や映画作品やライブビデオなど、まれな存在。
- ^ BD版が発売されたのは第5作までで、VOD配信で人気に火がついたことへの現れによるもの。
出典
- ^ a b c d e f #Vシネ伝説
- ^ a b #シナリオ、p4
- ^ a b c d e Vシネマ誕生から25年 その歴史と扱われやすいテーマを解説
- ^ #シナリオ、pp.9-11「東映Vシネマとビデオ・オリジナルのゆくえー塩田時敏」
- ^ #シナリオ、pp.9-11「若者よ、Vドラマを目指せー桂千穂」
- ^ #シナリオ、pp.14-15「『オリジナル・ビデオ』に関する作家協会の立場 ー鴨井達比古(日本シナリオ協会理事)」
- ^ 「ビデオ 毎月レギュラー化を決定 東映ビデオ『Vシネマ』」『AVジャーナル』1990年2月号、文化通信社、30頁。
- ^ 早川光極私的映画史 うばわれた心臓 早川光公式サイト
- ^ 尾崎一男「狂い咲き美少女ホラー その解体と検証」『別冊映画秘宝 アイドル映画30年史』洋泉社、2003年、p186
- ^ #キネ旬19905、p.41
- ^ 東映Vシネマ25周年! “Vシネの帝王”哀川翔が語る「今いる場所で花を咲かせる働き方」
- ^ #山根、p63-65
- ^ 『ニッポン映画戦後50年 1945~1995』朝日ソノラマ、1995年、p221
- ^ 佐野眞一『日本映画は、いま スクリーンの裏側からの証言』TBSブリタニカ、1996年、p108
- ^ 尾形英夫『あの旗を撃て』オークラ出版、2004年、p297
- ^ Vシネマ 咲き乱れ25年 2014年10月26日 朝刊
- ^ 三池崇史『監督中毒』ぴあ、2003年、p202
- ^ a b c d e f #Vシネマ魂、pp.15-16、73-74
- ^ 佐野眞一『日本映画は、いま スクリーンの裏側からの証言』TBSブリタニカ、1996年、p113
- ^ 足立倫行『アダルトな人びと』講談社文庫、1995年、p51
- ^ 『三池崇拝の仕事』太田出版、2003年、p29、p137.
- ^ 轟夕起夫編『映画監督になる15の方法』洋泉社、2001年、p37
- ^ Vシネマ 咲き乱れ25年 東京新聞 2014年10月26日
- ^ a b #アニキ考、pp.39-40
- ^ 『キネマ旬報』1995年10月上旬号、p.204。
- ^ 福田卓郎『脚本家になる方法』青弓社、2000年、p13
- ^ 三池崇史『監督中毒』ぴあ、2003年、p208
- ^ #アニキ考、pp.32-33
- ^ 日活製作の全9作のうち第1作〜第7作は劇場公開映画(参照「借王」名の劇場公開映画一覧|日本映画情報システム)、第8作と第9作がオリジナルビデオ。
- 1 オリジナルビデオとは
- 2 オリジナルビデオの概要
- 3 名称について
- 4 オリジナルビデオ作品の例
- 5 脚注
- オリジナルビデオのページへのリンク