ウィル・フェレル ウィル・フェレルの概要

ウィル・フェレル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 06:41 UTC 版)

ウィル・フェレル
Will Ferrell
本名 John William Ferrell
生年月日 (1967-07-16) 1967年7月16日(56歳)
出生地 アメリカ合衆国 カリフォルニア州アーバイン
活動期間 1991年 -
配偶者 Viveca Paulin(2000年 - )
主な作品
出演
オースティン・パワーズ』シリーズ
ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲
ズーランダー』シリーズ
アダルト♂スクール
エルフ 〜サンタの国からやってきた〜
俺たちニュースキャスター』シリーズ
奥さまは魔女
プロデューサーズ
タラデガ・ナイト オーバルの狼
主人公は僕だった
俺たちフィギュアスケーター
俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
メガマインド
俺たちサボテン・アミーゴ
LEGO ムービー』シリーズ
パパVS新しいパパ』シリーズ
バービー
製作・製作総指揮
バイス
ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
ハスラーズ
ザ・メニュー
 
受賞
ゴールデンラズベリー賞
最低作品賞
2018年俺たちホームズ&ワトソン
最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞
2018年『俺たちホームズ&ワトソン』
最低スクリーンカップル賞
2005年奥さまは魔女
その他の賞
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生い立ち

コメディアン俳優として知られ、190センチを超える長身の持ち主であるフェレルはカリフォルニア州アーバインに生まれた。母親は教師で[1]、父親はロックバンドライチャス・ブラザースのキーボード奏者、リー・フェレル[2]でアイルランド系の家系であった[3][4]。地元の学校へ進学し、高校時代はフットボールに励んでおり、キッカーであった。

キャリア

高校卒業後は南カリフォルニア大学へ進学。そこではスポーツ放送について学び、スポーツ情報の学位も取得。しかし大学卒業後はその分野へは進まず、即興コメディ劇団の「The Groundlings」へ参加[5]してコメディアンとしての才能を発揮する。1995年より2002年までは『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演し、ジョージ・W・ブッシュを始めとして20種類以上のキャラクターを演じ分けた。同番組を卒業してからも、ホストとして数回登場する。

映画にも進出し、マイク・マイヤーズ主演の『オースティン・パワーズ』シリーズに登場するトルコ人暗殺者のムスタファ役や、数本の低予算コメディ映画を経て、主演作の『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(2003年)『俺たちニュースキャスター』(2004年)が同国内で大ヒット。アメリカでもっとも人気のあるコメディアンとなる。

日本では劇場未公開となることが多く、なかなか知名度が上がらなかった。しかし2005年には6本もの作品に出演し、メル・ブルックスの『プロデューサーズ』にも、「春の日のヒトラー」を書いたナチス狂のドイツ人脚本家フランツの役で出演。『奥さまは魔女』ではニコール・キッドマンと共にゴールデンラズベリー賞の最低スクリーンカップル賞を受賞している。2007年に出演した『ナポレオン・ダイナマイト』のジョン・ヘダーとの共演作品『俺たちフィギュアスケーター』はビデオスルーの予定だったが、アメリカでの人気が飛び火して渋谷のシネマGAGAでの公開にこぎつけ、一日の総動員観客数の新記録を樹立するまでの成績を残した[6]。その勢いによりようやく日本でも、人気コメディアンとして広く認知された。ちなみに『俺たちフィギュアスケーター』はみうらじゅんにより「みうらじゅん賞」を受賞。

これまで、『プロデューサーズ』と『主人公は僕だった』でゴールデングローブ賞にノミネートされた。また2009年ブロードウェイ舞台にてジョージ・W・ブッシュを演じた『You're Welcome America』がトニー賞へもノミネートされた。サシャ・バロン・コーエンジョン・C・ライリーとの共演作『タラデガ・ナイト オーバルの狼』ではMTVムービー・アワードの“ベスト・キス賞”を受賞した。

人物像

出演作品では型破りなキャラクターを演じているが、『主人公は僕だった』で共演したダスティン・ホフマンはインタビューで「普段のフェレルは寡黙で大人しく、たまにジョークを言うような真面目な性格というギャップがある」と語った。

2007年ハリウッドで調査された「サインをくれる人、くれない人」ランキングでは、ワースト部門1位に選出されている[7]

2009年に『フォーブス』誌が行った「最もギャラをもらいすぎの俳優」で一位に選出された[8][9]

レッド・ホット・チリ・ペッパーズチャド・スミスと似ていると、よくネタにされている[10]。これをきっかけに、ジミー・ファロン司会の『ザ・トゥナイト・ショー』で共演を果たす。さらに、番組の後半にはドラム・プレイ対決も繰り広げ、終盤には他のチリ・ペッパーズのメンバー3人がサプライズで登場して演奏が始まるなど、スタジオを大いに盛り上げた。


  1. ^ “Will Ferrell 1967-”. Biography Today (Omnigraphics, Inc.) 16 (2): 54. (2007). ISSN 1058-2347. 
  2. ^ Will Ferrell Biography (1968?-)”. Filmreference.com. 2010年9月11日閲覧。
  3. ^ Davis, Caris (2008年1月24日). “Will Ferrell Has Irish Award Society in Stitches – Will Ferrell”. People. 2010年9月11日閲覧。
  4. ^ Look Who’s Related: Mark Wahlberg and Seth MacFarlane”. Geni.com. 2012年12月7日閲覧。
  5. ^ Biography Today, p.56
  6. ^ “意外な大ヒット!「俺たちフィギュアスケーター」が新記録樹立!女性にも人気!”. シネマトゥデイ. (2007年12月28日). https://www.cinematoday.jp/news/N0011823 2013年5月18日閲覧。 
  7. ^ http://blog.goo.ne.jp/indec/e/3274fb4fed93b4217a7cd437146925b7
  8. ^ ギャラをもらいすぎの俳優に、あの人も!?”. Walkerplus. 2021年9月16日閲覧。
  9. ^ “2009年度に最もギャラをもらいすぎた俳優はウィル・フェレル”. シネマトゥデイ. (2009年11月19). https://www.cinematoday.jp/news/N0020875 2013年5月18日閲覧。 
  10. ^ Chad Smith vs. Will Ferrell 
  11. ^ “『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルに3人目の男の子誕生”. シネマトゥデイ. (2010年1月28日). https://www.cinematoday.jp/news/N0022093 2013年5月18日閲覧。 


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