どうぶつ奇想天外!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 20:29 UTC 版)
クイズのルールと演出
全ての期間共通の書き問題は絵を描かなくてはいけないというルールだった為、個性的な絵が連発したが最末期になると早押し問題が出題されるようになった。
当初のルール
パネラーは原則、通常放送時4人(4組)。最初にノルマポイントを指定する。ノルマポイントを達せばパネラー全員にスポンサーのJR東日本より「びゅう旅行券」(10万円分)を進呈し、逆にノルマポイントを満たなかったら視聴者4人に「びゅう旅行券」(10万円分)をプレゼントした。
1枠席は黄色、2枠席紫色、3枠席緑色、4枠席ピンク色のテーブルと解答席背景の順にこの当時の各局クイズ番組に多かった横1列に解答者が着席していた。
中期・1994年4月以降のルール
番組2年目突入の1994年4月9日放送分より、パネラーは原則、通常放送時5人(5組)、スペシャル時は6人(6組)に変更。パネラーの1人(1組)増員に伴いセットを一新、解答席を横1列4人(4組)から、いわゆる1列目3人(3組)と後列2列目2人(2組)に出演者が着席する(スペシャルでは後列も3人(3組))ひな壇状の席配置へ変更した。解答するテーブルは何度もマイナーチェンジしているものの(解答者のネームプレートデザイン・ランプの位置・テーブル設置固定マイク廃止・ピンマイク化など細かい点)、セット配置はクイズ形式が消滅する2008年9月まで14年半、変わらず続いた(VTRナレーションのみ構成の特別版と番宣特番を除く)。
ノルマポイントを廃止し、「びゅう旅行券」(10万円分)を視聴者から「この日のポイント数」人にプレゼントした。さらに個人戦初期は「トップ賞のパネラーのこの日のポイント数」人に「びゅう旅行券」(10万円分)プレゼントした。JR東日本がスポンサー降板後は、トップ賞のパネラーのサイン入りのサルのぬいぐるみを「トップ賞のパネラーのこの日のポイント数」人にプレゼントした。この時期にパーフェクトを達成すると、最後に落ちてくるサルは王様の格好をしていた(この王様サルもプレゼントされていたかは不明)。
そのほか賞品として、優勝者にはスワロフスキー社のシルバークリスタルが賞品として渡された。ペットの専門店・コジマより動物生体のプレゼントがあった(後述)が、その後廃止された。
2008年3月30日放送分までは問題数がレギュラー・特番に関係なく2ポイントの問題2問と1ポイントの問題1問の都合3問だった。2ポイントの問題で「完全な正解」ではないが正解に近い答えを書いた場合は1ポイントだけ獲得出来ることがある(大半はみのの裁量)。得点は「ウッキーモンキー」と呼ばれるサルのぬいぐるみで表された。
2006年10月29日放送分までは得点トップの解答者が複数いた場合はジャンケンで優勝者を決めていた。
解答をオープンする時の効果音はコナミのアーケードゲーム「ヘクシオン」のクレジット投入音が使われていた。
1列目1枠席青色・晴彦、2枠席緑色・満里奈、3枠席黄色・純次、後列2列目4枠席赤色・雅、5枠席ピンク色・蘭々のテーブルの順に解答者が着席していた(一例。これは満里奈初回1995年4月 - 雅・蘭々卒業の1998年9月における通常時)。解答席背景セットは廃止され、セット全体が背景になった(解答テーブルのみとなる)。
2006年からのルールの変化
- 2006年12月10日放送分から2008年3月30日放送分まではこの場合のみ優勝者の賞品も視聴者プレゼントになっていた。2008年4月13日以降の扱いはプレゼントクイズを参照。
- 2007年頃、スワロフスキー社の商品はシルバークリスタルからクリスタルリビング(その回に紹介された動物の場合が多い)に変わった。
- 2007年10月21日放送分から得点表示がCG合成になり、「ウッキーモンキー」が番組キャラクターの「ジャズ」(サル)に変わった。ちなみにウッキーモンキーが落ちてくるときにかかるBGMは、ナムコのアーケードゲーム「コズモギャング・ザ・ビデオ」のステージクリアーの曲である(正解VTRでは劇場版『光戦隊マスクマン』の主題歌『ショットボンバー全力集中』のインストゥルメンタル版が使われている)。
- 2008年4月から、1ポイントの問題が1問、2ポイントの問題が1問に変わった。
- 2008年4月13日放送分以降はゲスト解答者がレギュラー化されたため、ゲスト解答者を含めた複数の優勝者が出た場合はゲスト解答者が優勝することになった。ただし、レギュラー解答者のみで複数の優勝者が出た場合は優勝者なしと見なされた。その際の対応はプレゼントクイズを参照。
2008年10月以降のルール
クイズは時々出題されるものの、優勝を競う方式ではなく、バッジ10個をためて出演者・ゲストが希望する地域への海外旅行を目指す方式に変わった。さらに、司会であるはずのみのもクイズに解答することとなった。
2016年復活特番のルール
クイズ形式を本格的に復活。基本的に中期のルールをそのまま採用。ただし、レギュラー放送時代の解答者は純次と満里奈のみの参加であり、その他のレギュラーはVTR含め一切出演しなかった。ゲスト解答者は、上地雄輔、ももクロ・森三中そして番宣で来た向井理という「レギュラー放送時代に視聴者だった代表芸能人」としてこの4組が参加した。ただし、細かい演出上では得点表示が2006年以降同様セットを作成せずCG合成となり、BGMは従来のものが多数使用されたものの、解答をオープンする時の効果音は全く異なるものへ変更、さらに答え合わせVTRの際のBGMも同じく異なるものが使われた、他にも既婚者のみが答える問題もあった。
しかし、解答席にテーブルはなくなり、座る椅子と解答者の左横(スタジオ上では右)に細長いランプが設置されただけだった。テーブルがなくなっためネームプレートはなく、氏名(またはグループ)は字幕スーパーテロップ表記と得点表示時だけであった。
注釈
- ^ 例えば東京放送に制作部門子会社が3社あった時期(2001年4月 - 2004年9月)に、ドラマ・バラエティ番組を担当する「TBSエンタテインメント」から、情報・教養番組を担当する「TBSライブ」(TBSエンタから枝分かれ)へと制作が移管した点。
- ^ 系列局によっては、19:00 - 20:00に自社制作番組を放送するため20:00 - 21:57に短縮放送される。(NBCテレビは長崎県内の民放4局とジャパネットHD合同制作によるV・ファーレン長崎応援番組『社長 高田明が語る V・ファーレン長崎の夢』を放送)
- ^ TBSグループ(TBSテレビ・BS-TBS・TBSラジオ)合同のSDGs啓発キャンペーン「地球を笑顔にするWEEK 2023春」の一環で放送。
- ^ いずれも「地球を笑顔にするWEEK 2023春」のキャンペーン大使。
- ^ 2003年から2009年の間に放送したエピソードが対象。
- ^ 高田純次は「純ちゃん」と呼ばれていた。
- ^ 降板から1年3か月後の2010年1月から9月の間も『みのもんたの朝ズバッ!』でアシスタントを務めていたため、みのと一緒に進行する様子が見られた。
- ^ a b 2009年10月からは同枠にて『オレたち!クイズMAN』の進行を担当。
- ^ 既婚者の大島美幸と村上知子のみの出演。未婚の黒沢かずこは出演していない。
出典
- ^ a b c “『どうぶつ奇想天外!』7年半ぶりにSPで復活 みのもんた「楽しんでもらえる番組に」”. ORICON STYLE. (2016年8月25日) 2016年8月25日閲覧。
- ^ “TBS「バラエティ」”. TBSテレビ. 2009年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月7日閲覧。
- ^ “TBS長寿番組「どうぶつ奇想天外!」に幕”. サンケイスポーツ (2008年12月21日). 2008年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月7日閲覧。
- ^ “『どうぶつ奇想天外!』公式YouTubeチャンネル登録者数20万人突破 再生1位は「悲しい理由」”. ORICON NEWS (2021年10月22日). 2021年10月22日閲覧。
- ^ “「一緒にやろう SDGsの日」TBS名物動物番組「どうぶつ奇想天外!」が一日限りの復活”. 日刊スポーツ (2023年5月16日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ “『どうぶつ奇想天外!』傑作30選の配信決定 動物の「ふしぎ」「おもしろさ」「命の尊さ」「感動」を”. ORICON NEWS (2024年4月18日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “公式ホームページ”. 2022年8月21日閲覧。
- ^ “Lindaの作品”. ORICON NEWS. 2022年8月21日閲覧。
- 1 どうぶつ奇想天外!とは
- 2 どうぶつ奇想天外!の概要
- 3 主な出演者
- 4 クイズのルールと演出
- 5 事故
- 6 脚注
固有名詞の分類
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