おりひめバス おりひめバスの概要

おりひめバス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 00:44 UTC 版)

おりひめバスの車両
ノンステップバス日野・ポンチョ
おりひめバスの車両
日野・レインボーRJ

概要

桐生市のうち、新里町と黒保根町を除く地区で運行される。新里町には「新里町デマンドタクシー」が、黒保根町には「黒保根町デマンドタクシー」が運行されている。主に桐生駅(中央西地区)と新桐生駅(桜木地区)を起点として、群馬大学(中央東地区)・厚生病院(中央南地区)・境野町広沢町梅田町相生町川内町菱町の各地区を結ぶ。

沿革

桐生市内には東武鉄道直営時代の東武バス路線バスが運行されていたが、1992年(平成4年)4月に梅田町と川内町を走る路線が廃止された。それに伴い、廃止代替として2路線の設定を行い、桐生ハイヤーセンター(現:桐生朝日自動車)に運行を委託した。運行開始当初は桐生ハイヤーセンターの頭文字から「KHCバス」と呼ばれていたが、1994年(平成6年)12月に公募により「おりひめバス」の愛称が付けられた[2]

  • 1992年(平成4年)
    • 4月:東武鉄道(当時)のバス路線が廃止。
    • 12月:廃止代替として2路線の設定を行い、桐生ハイヤーセンターに運行を委託する。
  • 1995年(平成7年):梅田線と境野線が統合、梅田 - 境野線となる。川内線と広沢線が統合、川内線 - 広沢線となる。
  • 1996年(平成8年):新桐生線(新桐生 - 桐生女子高線)を新設。
  • 1996年3月31日:東武バス桐生出張所が閉所。
  • 1999年(平成11年)1月:桐生ハイヤーセンターが桐生朝日自動車を分社化、桐生朝日自動車へ運行が移管される。
  • 2008年(平成20年)4月1日:路線再編。
    • 梅田 - 境野線、川内 - 広沢線、名久木 - 梅田線、新桐生 - 上菱線、岡ノ上 - 桐生女子高線を分割再編し、梅田線、川内線、広沢線、境野線を新設。
    • 菱線と相生線の経路を一部変更。
    • 桐生駅 - 新桐生駅線を新設。
  • 2009年(平成21年)4月1日:路線再編。
    • 梅田線と川内線の一部にフリー降車区間を設定。
    • 桐生駅 - 新桐生駅線を廃止。
  • 2010年(平成22年)10月1日:小型ノンステップバス1両(日野・ポンチョ)を初導入。以後、平成26年までに毎年1両ずつ導入(平成26年はCNG車)。
  • 2015年(平成27年)4月1日:広沢線の岡の上団地系統を廃止。予約制乗合タクシー実証実験を開始。
  • 2016年(平成28年)4月1日:予約制おりひめ「岡の上線」本格運行開始。予約制おりひめ「宮本線」実証実験運行開始[3]
  • 2021年(令和3年)4月1日:路線再編[4]
    • 「中央幹線市役所系統」、「中央幹線群大系統」、「川内線幹線」、「川内線支線」、「相生線幹線」、「相生線環状線左回り」新設。川内線支線・境野線・菱線に曜日ダイヤ導入。
    • 予約制おりひめ「小友川線」、「相生線環状線右回り」、「吾妻山線」新設。
  • 2022年(令和4年)3月1日:相生線再編[5]
    • 相生線幹線を「相生線」に改称し、清桜高校前・桐生球場前駅西経由追加。
    • 予約制おりひめ「相生北線」、「相生南線」新設。

運賃・乗車券類

  • 中学生以上:200円
  • 小学生以下:市内小学生以下無料、市外小学生以下100円
  • 回数券、通勤・通学定期券、敬老フリーパス券を発売。
その他割引制度あり。
  • おりひめバス全路線を自由乗降できる「1日フリー乗車券」が、大人(中学生以上)500円、市外小学生250円で販売されている。
  • また、東武鉄道が発売する企画乗車券『ふらっと両毛 東武フリーパス』でも、おりひめバスの全路線が自由乗降できる。

  1. ^ a b おりひめバス 桐生市、2022年(令和4年)10月22日閲覧。
  2. ^ おりひめバス運行事業の経緯 桐生市、2020年(令和2年)5月2日更新、2022年(令和4年)10月22日閲覧。
  3. ^ 広報きりゅう平成28年3月号 10頁 おりひめバスを補完する取り組み「予約制おりひめ」を運行します
  4. ^ 広報きりゅう令和3年3月号 10-13頁 おりひめバス 4月から変わります
  5. ^ 広報きりゅう令和4年2月号 7頁 おりひめバス 相生線を見直します


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