貨物輸送とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 貨物輸送の意味・解説 

貨物輸送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/08 07:41 UTC 版)

貨物輸送 かもつゆそうは、モノ(貨物)を運ぶ、運輸業の一分野。対義語は旅客輸送

Shippingという用語は、元々海上輸送をさすものであったが、アメリカ英語では陸送・航空も含むものに拡張された(国際英語ではCarriage)。Logisticsロジスティクス兵站)も軍事用語であったが、同様に貨物輸送として拡張された。

貨物の種類

輸送手段

世界の貨物輸送手段シェア(2010年, トンキロ単位)

2015年には、全世界で 108 兆トンキロの貨物が輸送され、2050 年まで年間3.4%の増加が見込まれる。うち70% が海運、18% が道路、9% が鉄道、2% が内陸水路、航空便は0.25%未満であった。[1]

陸上

航空

海上

インターモーダル

船、鉄道、飛行機、トラック間を簡単に移動できるコンテナ化された貨物 (海上コンテナ) を特徴とする複合一貫輸送。

配送条件

国際商工会議所(ICC) が発行するインコタームズは、国際貿易で最も一般的に使用される用語の解釈として、世界中の政府、法的当局、実務家によって受け入れられている。一般的な用語には次がある。

ドアツードア

ドアツードア (DTD, D2D) 輸送、クーリエ便とは、通常同じ輸送モードに留まり、複数の取引、積み替え、輸送を回避しながら、出発地 (POI) から目的地まで貨物を国内/国際的に輸送することを指す。

国際宅配便は、多くの海運会社が提供するサービスで、見積価格には全ての輸送・手数料・通関費などが含まれる。

日本の状況

日本の貨物輸送シェア推移

荷主調査による、日本の輸送手段別シェアは以下の通り[2]

輸送手段別シェア(2021年)[2]

  鉄道 (1.4%)
  自家用トラック (16.7%)
  営業用トラック (68.8%)
  フェリー、コンテナ、RORO船 (1.2%)
  その他の船舶 (11.9%)
  航空 (0%)

関連用語

貨物輸送に関連する用語。

シッパー(英:Shipper)[3]

「荷送人(シッパー)」は商品の発送に関わる当事者で、製品を製造し、直接取引を行う場合は売主、または商社を通す場合は商社となる。また、「荷送人」は運送契約の当事者であり、B/L面上に記載されている貨物の輸出者を指す。

コンサイニー(英:Consignee)[4]

「受託人・荷受人(コンサイニー)」は、運送人により貨物が送られ、到着する先の組織や個人として運送状に記載されている者。L/C決済の場合、銀行がCONSIGNEEになることもある。

脚注

関連項目


「貨物輸送」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「貨物輸送」の関連用語

1
WB デジタル大辞泉
100% |||||

2
オート三輪 デジタル大辞泉
100% |||||

3
カーゴ‐プレーン デジタル大辞泉
100% |||||






9
小口扱い デジタル大辞泉
76% |||||

10
機帆船 デジタル大辞泉
76% |||||

貨物輸送のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



貨物輸送のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの貨物輸送 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS