自己準同型とは? わかりやすく解説

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自己準同型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/19 02:17 UTC 版)

直線 m への上への直交射影は平面上の線型作用素。これは自己準同型であるが自己同型ではない一例である。

数学における自己準同型(じこじゅんどうけい、: endomorphism)とは、ある数学的対象からそれ自身への(あるいは準同型)のことを言う。例えば、あるベクトル空間 V の自己準同型は、線型写像 ƒ: V → V であり、ある G の自己準同型は、群準同型 ƒ: G → G である。一般に、任意のに対して自己準同型を議論することが可能である。集合の圏において、自己準同型はある集合 S からそれ自身への函数である。

任意の圏において、X の任意の二つの自己準同型写像の合成は再び X の自己準同型である。X のすべての自己準同型の集合はモノイドを構成し、それは End(X) と表記される(あるいは、圏 C を強調するために EndC(X) と表記される)。

自己同型

X可逆な自己準同型は、自己同型と呼ばれる。すべての自己同型の集合は、構造を備える End(X) の部分集合であり、X の自己同型群と呼ばれ、Aut(X) と表記される。次の図で、矢印は包含関係を表す:

自己同型


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