自己消弧素子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 15:22 UTC 版)
自己消弧素子(じこしょうこそし)は半導体素子において、素子のオン状態およびオフ状態を外部から与える信号によって任意に切り替えられることが出来るものをいう。主にパワーエレクトロニクスで使用される電力用半導体素子の一種である。
主な自己消弧素子の種類
- 負のゲート電流によってターンオフできるサイリスタ。
パワートランジスタ
- ベース電流によりオン、オフ制御をする。パワーエレクトロニクスで使用されるものはバイポーラパワートランジスタと呼ばれる。
- ゲート・ソース間に加える電圧でドレイン電流の制御をする。バイポーラトランジスタに比べ、スイッチングが速い。
- 絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)
- ゲート電圧を零または負の電圧にすることでターンオフできる。バイポーラトランジスタに比べ、スイッチングが速い。
使用上の注意点
自己消弧素子の使用にあたっては、それぞれの素子定格、特性に留意する必要がある。
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