準同型とは? わかりやすく解説

準同型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/16 14:09 UTC 版)

代数学において、二つの代数系準同型(じゅんどうけい、homomorphic)であるとは、それらの間に数学的構造を保つ写像である準同型写像(じゅんどうけいしゃぞう、homomorphism) があることを意味する。

構造がまったく同じであることを表すときは、代わりに同型(どうけい、isomorphic)および同型写像(どうけいしゃぞう、isomorphism)という術語を用いる。

構造により、等長・等距同相射型などといった特定の術語が用いられることがある。

定義と概要

準同型写像とは、同類の二つの代数系(二つのベクトル空間や、二つの群など)の間の写像で、演算の構造を保つものを言う。

すなわち、同類の二つ代数系の集合


準同型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/24 00:52 UTC 版)

位相群」の記事における「準同型」の解説

位相群 G, H に対し写像 G → H が位相群の準同型であるとは、それが連続群準同型となるときに言う。位相群の同型は、群同型であってなおかつ台となる位相空間の間の同相でもある。これは単に連続群同型であるという条件よりも強く逆写像もまた連続なければならない代数的群同型だが位相群としては同型でないという位相群の例が存在する実際任意の離散位相群に対し、その位相離散位相取り換え位相群考えれば、台となる群は同じ(特に同型)だが、位相群としては同型ならないすべての位相群と、それらの間のすべての準同型を併せたものは、ひとつの圏を成す。

※この「準同型」の解説は、「位相群」の解説の一部です。
「準同型」を含む「位相群」の記事については、「位相群」の概要を参照ください。

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