伊達
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 07:01 UTC 版)
伊達(だて/いだて)
「だて」と読む場合、「伊」は黙字。
日本語の単語としての「伊達」とは、「豪華」、「華美」、「魅力的」、「見栄」、「粋」などの意味を表す用語である。元々「男立て」のように「男を立てる」こと、意気を示して男らしく見せようとすることを「だてをす(る)」と言った[1]。ばさらやかぶきに通じ、現代で言えば「ツッパリ」に類似する語感であろう。
民間語源説としては、当時の天下人であった豊臣秀吉に疑惑を持たれ詮議のために呼び出された際に死装束で面会した伊達政宗のエピソードがよく知られる。その他にも伊達政宗の一党は奇抜なファッションに関する逸話が多々あり、以降は伊達政宗と言えば派手なファッションという印象が著名となった。
派生語として、「伊達男」、「伊達眼鏡」、「伊達巻」、「伊達心(華美や遊興を好む心)」、などがある。
日本語の姓
約4500世帯存在する。
- 伊達氏 - 陸奥国伊達郡の豪族・戦国大名、仙台藩主家、華族の伯爵家だった伊達家を宗家とする氏族。
- 伊達公子 - テニスプレーヤー
- 伊達昌司 - 野球選手
- 伊達さん - 脚本家。演劇コントユニット「大人のカフェ」メンバー。
日本の自治体名
現存
消滅
- 福島県伊達郡伊達町
その他
脚注
- ^ 『日本国語大辞典』「だて」の項
関連項目
「伊達者」の例文・使い方・用例・文例
- 伊達者の薄着
伊達者と同じ種類の言葉
- 伊達者のページへのリンク