ホーム・テレホンとは? わかりやすく解説

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ホーム‐テレホン

《(和)hometelephone1回線数個電話機取り付けることができ、内線相互通話もできる住宅用電話


ホームテレホン

作者草上仁

収載図書スーパーサラリーマン
出版社早川書房
刊行年月1992.6
シリーズ名ハヤカワ文庫JA


ホームテレホン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/05 16:28 UTC 版)

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ホームテレホンとは、二世帯住宅・店舗併用住宅向けの内線電話装置である。ダイヤルインi・ナンバーなどによる店舗用・家庭用・ファクシミリの選択呼出し、インターホン接続機能などがある。

ホームテレホンの構成

ホームテレホンには、外線・内線・インターホン接続を制御する機能が、主装置内蔵電話機に実装されているものと、別筐体の主装置に実装されているものとがある。主装置機能には商用電源が必要である。

専用ボタン電話機のボタン選択で内線通話・外線通話を切り替える。また、一般回線用の端末を接続する場合は外部アダプターが必要である。

導入方法など

標準電話機とは、配線が異なるため工事が必要である。また、接続数別の装置となっており、能力を超える場合はシステム・配線の交換が必要である。

2回線の工事となるため、電気通信設備工事担任者のAI第二種以上もしくは総合種による工事・監督が必要である。

ホームテレホンの歴史

1980年代までの一般家庭では、電話回線が1回線のみで、複数の電話機を設置する場合でも親子電話がほとんどであった。1990年代には、インターネット接続などの需要で、ISDNなどによる複数回線の利用のためのホームテレホン導入も見られるようになった。

2000年代に入り、各社が撤退した。NTTもホームテレホンBXが2011年8月販売を終了し、日本での新規の販売はなくなった[1]。2チャネルVoIPアダプタ内蔵の多機能無線IPルーターに、インターホン接続機能を持ったコードレス電話スマートフォンアプリケーションなどを接続する形態での置き換えが可能である。

ホームテレホンの歴史
商標 メーカ 制御方式 外線電話回線 内線電話回線 内線端末 備考
アナログ ISDN IP電話 有線 無線 有線 無線
パルス トーン 標準電話機 専用ボタン電話機 IP電話機 PHS DECT 無線IP電話機
1972年 ホームテレホンF 日本電信電話公社 機械式継電器 - - 多芯配線 - - - - - 内線通話・秘話・通話中表示機能などを実装
1978年 ホームテレホンD 布線論理電子化 - - 多芯配線 - - - - - インターホン接続機能などを実装
1985年 ハウディ・ホームテレホン NTT 蓄積プログラム方式 外付で機能が限られる ホームバスシステム・アナログ音声多芯配線 - - マイクロプロセッサ内蔵 - - - セキュリティ機能などを実装。ホームバスシステム機器を接続可能。
1998年 レカム・マルチメディアホームシステム 蓄積プログラム・時分割スイッチ交換方式 外付けアダプタ デジタルバス配線 シングルゾーンコードレス電話 アダプタ - -
2000年代 ホームテレホン デジタルスター配線 - - ビジネスフォンと端末の共通化
2010年代 VoIP多機能無線ルーター SIP・IPルーティング - - - 直接収容 IP回線による遠隔地の端末の直接接続も可能 無線LAN - - ソフトフォン・スマートフォンアプリケーションによる内線接続も可能

脚注

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関連項目

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