スワップ
【英】swap, swapping
スワップとは、仮想メモリ機構において、物理メモリ上のデータを仮想的にメモリとして扱われる記憶領域へ移すことで、新たに使用可能な記憶領域を物理メモリ上に確保する動作のことである。
スワップの対象となるデータは、ハードディスク上に設けられたスワップファイルと呼ばれる仮想的な領域に記録され、必要に応じてメモリに呼び戻される。これによって、高速なメモリを他のプロセスのために用いることが可能になる。スワップされたデータをメモリに呼び戻す際には、ハードディスク上のスワップファイルを読み込む分だけ時間がかかる。
スワップファイルを利用してスワップを行い、実際のメモリ以上の容量をメモリで扱う機能は、仮想メモリと呼ばれている。仮想メモリはOSの機能の一つとして備わっている。
スワップ
(スワッピング から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/14 23:46 UTC 版)
スワップ(英語: swap)、スワッピング(swapping)とは、交換すること。
- スワップ取引 - 金融において、あらかじめ決められた条件に基づいて、将来の一定期間にわたり、キャッシュフローを交換する取引。
- スワップ金利 - 金融において債務者が借入している貸金に対して適用する金利制度を変更した結果、適用される金利のこと。
- スワップファイル - コンピュータ上で、OSがハードディスクにスワップファイルを作成し、利用可能なメモリ領域を増やす動作(スワッピングともいう)。
- 諜報活動で、「捕虜交換」の意味。
- エンジンスワップ - 自動車のエンジンを他の車種のものと交換すること。日本語では換装と呼ばれる。
- 複数のカップルがお互いの相手を交換すること。性行為についてはスワッピング (性行為)を参照。これは、英語では、swingingという。
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