シャドー‐マスク【shadow mask】
シャドーマスク
シャドーマスクとは、CRTディスプレイにおいて、ブラウン管の奥から発射される電子ビームを蛍光体に当てる際に透過させる多数の細かい穴の開いた金属版のことである。このような仕組みを利用したCRTディスプレイのことをシャドーマスク方式と呼ぶ。
一般に、市販のカラーCRTは、シャドーマスクとアパーチャグリルの二方式に大別される。電子銃から発射された電子ビームは、金属板の微細な穴を通り抜け、画像表示に必要な色蛍光体部分に当たる構造となっている。
一般にシャドーマスク方式は、奥行きが短く、色ずれを起こしにくいという特徴を持っているが、シャドーマスクによってさえぎられる電子ビームの割合が大きいために暗い画面となったり、画面の周辺部になると画像がぼやけやすいなどといった難点も指摘されている。なお、この点を改善したものはクロマクリアと呼ばれる。
シャドーマスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/04 03:58 UTC 版)
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シャドーマスクとは、電子ビームを赤・緑・青に割り振るためのマスク。
概要
CRTの分野で使われているシャドーマスクは、電子ビームをRGBすなわち赤、緑、青の各色に割り振るためのものである。金属の薄い板に円形、または方形の穴が画素数分あけられた構造をしており画面表面のガラスのすぐ裏側に置かれる。(CRT方式のテレビ受像機や200X年ころまで使われたCRT方式のディスプレイにこの技術が関係した。)
類似のものとして格子状のスロットマスクやアパーチャーグリルがある。
シャドーマスクは電子線を浴び続け、熱を持つため、熱膨張しにくい素材が使用される。アパーチャーグリル方式に比べ、製造コストが安く、耐用年数が長い。構造の特徴上ドットピッチを小さくできるため、高精細表示が可能である。
脚注
「シャドーマスク」の例文・使い方・用例・文例
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