ばね定数可変機構
路面状態や走行条件に対応して、自動的に、またはドライバーの選択によりばね定数を変更できるばねシステム。空気ばねの受圧面積A、内圧p、大気圧p0、容積V、たわみδとすると、ばね定数kは、k=(A2γ(p+p0)÷V)+p・dA÷(dδ)となる(γ=ポリとロープ係数)。トラック、バス用空気ばねはAを一定に保つ構造なので、右辺の第2項を無視して、Vまたはpを制御すればよい。補助タンクを設けてVを可変にする構造をハイドラクティブサスペンションと呼ぶ。一方、pは空気ばねを使用するシステムのなかで、目的とする現象の解決する手段として自動的に変更されている。ばね要素自体の特性としての非線形ばねは、可変機構とはいわない。
参照 ハイドラクティブⅢサスペンション「variable spring constant mechanism」の例文・使い方・用例・文例
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