rTorrentとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > rTorrentの意味・解説 

rTorrent

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 02:52 UTC 版)

rTorrent
rTorrentとlibTorrentのメイン情報画面(rTorrent v0.9.2)
開発元 ヤリ・サンデル(rakshasa)
初版 2005年1月25日 (20年前) (2005-01-25)[1]
最新版
0.15.0[2]  / 2024年12月26日 (4か月前)
リポジトリ github.com/rakshasa/rtorrent
プログラミング
言語
C++[3]
対応OS Unix系
プラットフォーム IA-32, x86-64
サイズ 1.3 MiB
種別 BitTorrentクライアント
ライセンス GPLv2+[注釈 1]
公式サイト rakshasa.github.io/rtorrent/
テンプレートを表示

rTorrentは、C++で書かれたテキストベースBitTorrentクライアントであり[4]Unix系OS向けのncursesおよびlibTorrent(libtorrent英語版とは異なる)ライブラリに基づいている。

技術詳細

このライブラリは、mmap()関数によってメモリにマップされたファイルページネットワークスタックの間で直接データを転送することにより、他の実装と差別化を図っている。高帯域幅接続では、公式クライアントの3倍の速度でシードできると主張している[4]

rTorrentパッケージは、様々なLinuxディストリビューションUnix系システムで利用可能であり、FreeBSDmacOSなど、ほぼすべてのPOSIX準拠オペレーティングシステムでコンパイルおよび実行できる。

rTorrentはncursesライブラリを使用し、GNU ScreenTmuxでの使用に適している。Torrentをロードするにはキャリッジ・リターンのようなコマンドを使用し、その後 ^S でトレントを開始できる(^ はCtrlキーの短縮形)。バックスペースを使用してロード後にトレントを自動的に開始することもでき、その後の ^S の押下は不要になる。^K で停止、^D で一時停止、すでに一時停止または停止している場合は、^D を再度押すとトレントが削除される[5]。セッションの保存をサポートし、ユーザーはBitTorrentを追加したり削除したりできる。また、マルチファイルトレントの部分的なダウンロードもサポートしている。rTorrent-0.7.0のリリースでは、BitTorrentプロトコル暗号化英語版のサポートも実装された[6]ピア交換英語版DHTスーパーシーディング英語版は最近[いつ?]rTorrentに実装された。

rTorrentはSimple Common Gateway Interface英語版経由のXML-RPCを介して制御できる。

関連項目

  • BitTorrentクライアントの比較英語版

脚注

注釈

  1. ^ OpenSSL例外付き

出典

  1. ^ Earliest known code import”. GitHub. 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月17日閲覧。
  2. ^ "Release 0.15.0"; 閲覧日: 2024年12月28日; 出版日: 2024年12月26日.
  3. ^ “rTorrent BitTorrent client”, rakshasa/rtorrent repo, オリジナルの18 October 2014時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20141018232400/https://github.com/rakshasa/rtorrent GitHubより2015年7月14日閲覧。 
  4. ^ a b Sundell, Jari, The libTorrent and rTorrent Project, オリジナルの9 April 2014時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140409012528/http://libtorrent.rakshasa.no/ 2007年8月9日閲覧。 
  5. ^ RTorrent User Guide, Jari Sundell, オリジナルの17 February 2014時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140217022315/http://libtorrent.rakshasa.no/wiki/RTorrentUserGuide 2009年11月25日閲覧。 
  6. ^ LibTorrent 0.11.0 and rTorrent 0.7.0 released, Jari Sundell, オリジナルの2 November 2012時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20121102122313/http://rakshasa.no/pipermail/libtorrent-devel/2006-December/000982.html 2006年12月13日閲覧。 

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  rTorrentのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「rTorrent」の関連用語

rTorrentのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



rTorrentのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのrTorrent (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS