rTorrent
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rTorrentとlibTorrentのメイン情報画面(rTorrent v0.9.2)
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開発元 | ヤリ・サンデル(rakshasa) |
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初版 | 2005年1月25日[1] |
最新版 | |
リポジトリ | github |
プログラミング 言語 |
C++[3] |
対応OS | Unix系 |
プラットフォーム | IA-32, x86-64 |
サイズ | 1.3 MiB |
種別 | BitTorrentクライアント |
ライセンス | GPLv2+[注釈 1] |
公式サイト | rakshasa |
rTorrentは、C++で書かれたテキストベースのBitTorrentクライアントであり[4]、Unix系OS向けのncursesおよびlibTorrent(libtorrentとは異なる)ライブラリに基づいている。
技術詳細
このライブラリは、mmap()関数によってメモリにマップされたファイルページとネットワークスタックの間で直接データを転送することにより、他の実装と差別化を図っている。高帯域幅接続では、公式クライアントの3倍の速度でシードできると主張している[4]。
rTorrentパッケージは、様々なLinuxディストリビューションやUnix系システムで利用可能であり、FreeBSDやmacOSなど、ほぼすべてのPOSIX準拠オペレーティングシステムでコンパイルおよび実行できる。
rTorrentはncursesライブラリを使用し、GNU ScreenやTmuxでの使用に適している。Torrentをロードするにはキャリッジ・リターンのようなコマンドを使用し、その後 ^S でトレントを開始できる(^ はCtrlキーの短縮形)。バックスペースを使用してロード後にトレントを自動的に開始することもでき、その後の ^S の押下は不要になる。^K で停止、^D で一時停止、すでに一時停止または停止している場合は、^D を再度押すとトレントが削除される[5]。セッションの保存をサポートし、ユーザーはBitTorrentを追加したり削除したりできる。また、マルチファイルトレントの部分的なダウンロードもサポートしている。rTorrent-0.7.0のリリースでは、BitTorrentプロトコル暗号化のサポートも実装された[6]。ピア交換、DHT、スーパーシーディングは最近[いつ?]rTorrentに実装された。
rTorrentはSimple Common Gateway Interface経由のXML-RPCを介して制御できる。
関連項目
- BitTorrentクライアントの比較
脚注
注釈
- ^ OpenSSL例外付き
出典
- ^ “Earliest known code import”. GitHub. 2021年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月17日閲覧。
- ^ "Release 0.15.0"; 閲覧日: 2024年12月28日; 出版日: 2024年12月26日.
- ^ “rTorrent BitTorrent client”, rakshasa/rtorrent repo, オリジナルの18 October 2014時点におけるアーカイブ。 GitHubより2015年7月14日閲覧。
- ^ a b Sundell, Jari, The libTorrent and rTorrent Project, オリジナルの9 April 2014時点におけるアーカイブ。 2007年8月9日閲覧。
- ^ RTorrent User Guide, Jari Sundell, オリジナルの17 February 2014時点におけるアーカイブ。 2009年11月25日閲覧。
- ^ LibTorrent 0.11.0 and rTorrent 0.7.0 released, Jari Sundell, オリジナルの2 November 2012時点におけるアーカイブ。 2006年12月13日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- rTorrent - GitHub
- libTorrent - GitHub
- rTorrent Mailing List at the Wayback Machine (archive index)
- Old website at the Wayback Machine (archive index)
- rTorrentのページへのリンク