【QSST】(きゅーえすえすてぃ)
Quiet Super Sonic Transport(静音超音速旅客機).
超音速旅客機のバリエーションのひとつで、超音速飛行では避ける事の出来ないソニックブーム(衝撃波)の発生を低減させた機体。
2013年現在、実用化された機体はないが、各国で研究開発が進んでいる。
民間向け超音速機は、ソニックブームが地上に悪影響を与えることから公海上でしか超音速飛行を許可されていないが、QSSTが実用化されればこの縛りがなくなると見られている。
技術的にはほぼ完成していると言われているが、肝心の超音速旅客機への需要が不透明であるため、実現の目処はいまだに立っていない。
そもそも、超音速旅客機自体が(2003年のコンコルド退役を最後に)現在運用されていない。
ペイロードの不足や燃費など、超音速で飛行するが故の問題が解決されない限り、今後も需要は見込めないものと思われる。
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